約13万?5万年前に活動した火山であり、地質は安山岩?デイサイト質からなる[3]。火山体は大きく分けて、西開き馬蹄形地形が特徴的な西尻別火山体と、現在の山頂部にあたる円錐形の東尻別火山体に分けられる。
火山活動として、約13万年前 (Km-2)と7万年前 (Km-1)にデイサイト質マグマによる火砕流を伴う爆発的な噴火が発生。尻別テフラ・喜茂別火砕流が噴出し、山麓に火砕流台地を形成した。この2回の噴火の合計噴出量は10km3以下と推定される。その後、7万年前ごろに東尻別火山体が、6万年前ごろに西尻別火山体が形成される。5?6万年前ごろに西尻別火山体が崩壊し留寿都岩屑なだれが発生、西方に向かって10kmの範囲に崩壊物質が流れ下った。その際に形成された流れ山の一つが軍人山である[4]。この時崩壊した山体の体積は1-2 km3と推定されている[5]。山体崩壊後から約5万年前にかけて、馬蹄形地形縁中央部に溶岩ドームが形成された[6][7]。完新世における噴火は認められない。 南側から登る留寿都コース、北から登る喜茂別コースがある。共に所要時間は2時間程度
登山ルート
尻別岳の地形図
ポロモイ山から望む尻別岳
羊蹄山より俯瞰する尻別岳
近隣の山
羊蹄山(1,898m)
ポロモイ山
貫気別山
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