少尉
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大学や高等学校等に在学中の者から採用された海軍予備生徒出身の予備員たる少尉候補生[注釈 20](予備士官)

1920年それまでの兵曹長が特務少尉へ改称、それ以降は(旧、上等兵曹から改称された)兵曹長まで累進した者が更に選ばれて特務少尉(後に、特務士官たる少尉)へ進級(特務士官

銓衡により選ばれた、5年の実役停年を有する予備准士官たる兵曹長(予備士官[注釈 21]

商船学校、短期高等海員養成所、無線電信講習所高等科、朝鮮総督府交通局高等海員養成所、高等航空機乗員養成所高等科等を卒業し、所定の期間服役[注釈 22]した海軍予備練習生出身の予備准士官(予備士官)

この他に特別攻撃隊出撃して未帰還となった飛行兵曹が、軍歴を終えるにあたり特進により少尉の階級で戦死公報を出されることも多かった。詳細は「殉職#二階級特進」および「関行男#戦死」を参照「下士官 (日本海軍)#昭和17年の海軍」および「石丸進一#応召・戦死」も参照

少尉に任官されると官報および将校相当官名簿に名前が載り、帝国臣民として有数の名誉とされた。「官報#広報」も参照
自衛隊

自衛隊では略称で3尉と呼称される。警察では警部補に相当し、中央官庁では本省主任及び係員に相当する[44]

陸上自衛隊:3等陸尉、英訳例 second lieutenant

海上自衛隊:3等海尉、英訳例 ensign若しくはacting sub-lieutenant

航空自衛隊:3等空尉、英訳例 second lieutenant

尚、以下の条件に当てはまる者は、各自衛隊のそれぞれの陸上自衛隊幹部候補生学校海上自衛隊幹部候補生学校航空自衛隊幹部候補生学校に入校して規定の教育期間を経た後の階級昇任により現役の3等陸・海・空尉に任官される。

航空学生課程を修了し所定の期間勤務した者(海、空)

陸曹航空操縦学生課程を修了し所定の期間勤務した者(陸)

以上の2者はパイロット候補。

防衛大学校を卒業した者

自衛隊幹部候補生試験に合格した者

其の他、階級名の前に「予備」が付くが、以下の予備自衛官(補)も3尉(予備3尉)に任官される。

一部陸上予備自衛官補(技能)の訓練課程を修了した者

海上予備自衛官補(技能)甲の訓練課程を修了した一部の者[注釈 23]

予備准尉より昇進する者

陸上自衛隊での職務は、基本的に普通科・戦車・施設等の実戦部隊における小隊長職を拝命する他、部隊本部の係幹部等の任に就く。航空学生陸曹航空操縦学生出身者は3尉に昇任することで編隊長や機長となる資格を得る。
諸外国
イギリス

イギリス陸軍 second lieutenant

イギリス海軍 sub-lieutenant(イギリス海軍は中尉と少尉の区別がなく、少尉のすぐ上が大尉。)

イギリス空軍 pilot officer

アメリカ合衆国

アメリカ陸軍 second lieutenant

アメリカ海軍 ensign

アメリカ空軍 second lieutenant

アメリカ海兵隊 second lieutenant

ドイツ

ドイツ陸軍 Leutnant

ドイツ海軍 Leutnant zur See

ドイツ空軍 Leutnant

フランス

フランス陸軍 sous-lieutenant

フランス海軍 enseigne de vaisseau de 2e


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