少女漫画
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ホラーでは児童文庫から「5分後に意外な結末」(学研、2013年-)や「5分シリーズ」(エブリスタ/出書房新社、2017年-)のような多数のどんでん返し小説群[注 40]が登場して人気となっていき[568]、2022年には前者が深夜ドラマ化されている。少女漫画では2021年より『ちゃおコミ』で「1話3分シリーズ」の『こわい家、あります。くらやみくんのブラックリスト』が漫画化され(漫画は姫野よしかず[615]、2022年には前述の『5分後に意外な結末』が『なかよし』の付録や『Palcy』でコミカライズされ[616][617]、同年より『りぼん』でもオリジナルの『3分後に○○する話』(武内こずえ)が連載されるようになった。

また、サバサバを自称しながらネチネチしている自称サバサバ女(自サバ女)が注目されるようになった。早くは2011年より週刊誌「SPA!」で連載された「アラサーちゃん」に登場しており[618]2014年にドラマ化されている[618]。またその後も2019年よりマンガワンで連載の『ブラックガールズトーク』(マキノマキ、2024年ドラマ化[619]、同じく2019年よりツイッター上で連載された[620]の『彼氏の周りに湧くウザい女たち』(染井ロキ)[621]、2020年よりめちゃコミックで連載の『ワタシってサバサバしてるから』(原作:とらふぐ、漫画:江口心、2023年ドラマ化[622]などが登場した。

またマジョリティから外れたサブカルを好む若者を描いた物も再流行している[623]。映画からは2021年に「花束みたいな恋をした[623]や「明け方の若者たち[624]が登場し、青年漫画からも同年に「まじめな会社員」が登場した[625]。少女漫画では2015年には既に『Kiss』で読み切りとして『アレンとドラン』(麻生みこと)が登場し[626]、2016年より連載化された。

また青春とSFを組み合わせたものも再流行した[627]。2012年より別冊マーガレットで連載され2014年に青年誌に移籍した『orange』(高野苺)が2015年に実写映画化された後2016年にテレビアニメ化およびアニメ映画化され[628]、同2016年にはオリジナルアニメ映画から新海誠の「君の名は。」も登場し、どちらもヒットした[627][629]。また百合SFもブームとなっており、2018年にはSF誌「SFマガジン」の百合特集が発売前に重版される[630]などしていた。少女漫画誌からは2022年に超本格SF新連載として『ちゃお』で『2人はS×S』が登場した[631]

平成以降に始まった作品の本誌でのリバイバルも行われるようになった。早くは2015年に『りぼん』本誌で10年ぶりに「めだかの学校」の続編作『めだかの学校 2限目!』が登場した[632]。2016年には『なかよし』本誌で「カードキャプターさくら」の続編作『カードキャプターさくらクリアカード編』が登場して2018年よりアニメ化されている。その後も『なかよし』では「東京ミュウミュウ」の男版『東京ミュウミュウ オーレ!』や「ぴちぴちピッチ」の次世代作『ぴちぴちピッチaqua』[633]が本誌で連載されるようになった。

また2019年より始まるコロナ禍での休校およびGIGAスクール構想下でのオンライン授業によって2021年には小学生にもタブレットやパソコンが普及した[634]。2020年には各社が休校への支援として一時的に有料コンテンツの無料公開を行い[635]、少女漫画でも多くの雑誌の無料公開が行われた[635]が、その後、子供向けのWeb漫画サイトが登場していった。例えば児童書ポータルサイト「ヨメルバ」では児童文庫レーベル「角川つばさ文庫」の小説「絶体絶命ゲーム」や「四つ子ぐらし」のコミカライズがWeb連載されるようになり[636][637]、少女漫画誌からも2021年8月に『ちゃお』派生のWeb漫画サイト『ちゃおコミ』(後の『ちゃおプラス』)が登場して[615]そこで『ウェディング・デスゲーム』(春瀬花香)が連載されるようになった[638][639]


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