少女漫画
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「推し」という言葉は元々「ハロー!プロジェクト」(ハロプロ)の女性アイドルに対して使われていた[注 39][558][559]が、その後、身近を売りにしたAKB48地下アイドルのブームで他へと広まっていき[559][560]、果てはホストにまで使われるようになった[560]。また、推し活する女性の着ていたファッションが地雷系・量産型として流行した[561][562][563]。そんな中で2019年に女性向け漫画として[564]明日、私は誰かのカノジョ』(をのひなお)が登場し人気となり[565][566]、2022年に深夜ドラマ化された。また、2017年にYouTubeに投げ銭機能「スーパーチャット」が登場することで推しに直接貢ぐことが可能となり[567]、オトナ女子向け漫画では2020年3月にそれをテーマにした『ガチ恋粘着獣?ネット配信者の彼女になりたくて?』(星来)が登場している(2023年深夜ドラマ化)。2020年7月には小説から「推し、燃ゆ」が登場して中学生以上に人気となっていき[568]、2021年には『花とゆめ』で『多聞くん今どっち!?』(師走ゆき)が、2022年には『マーガレット』で『神推し! イケメンソウ』(川又宙子)、『りぼん』で『推しと青春しちゃっていーですか!?』(神田ちな)と『推しぴ症候群』(小林ユキ)、『なかよし』で『キミしか推せない!』(咲良香那)、『花とゆめ』で『推しに甘噛み』(鈴木ジュリエッタ)、『別冊マーガレット』で『推しにガチ恋しちゃったら』(春江ひかる)が登場している。

その他、2014年には画像SNSの一つ Instagram の日本語版が登場し、Instagram ではキラキラ女子港区女子が増えていった。またSNSの普及によってそれをテーマとした「SNSマンガ」が登場し[569]、そのSNSマンガでは2017年よりWebレディコミ雑誌「転落女子地獄 蜘蛛の巣貧困」に登場し「ワケあり女子白書」で連載されている「ゴミ屋敷とトイプードルと私[569][570]を初めとするレディースコミックレーベルを中心とした承認欲求がテーマの作品群が登場した。少女漫画でも2017年に『デラックスベツコミ』で東京都港区を舞台とした『港区JK』(しばの結花)が登場している[571][572]。また港区女子は飲み会への参加で謝礼金を貰うギャラ飲みを行っていた[573][574]が、港区女子以外でも食事などの謝礼にお金を貰うパパ活がブームとなり[575]、2017年6月にはフジテレビ系の配信ドラマ「パパ活」が登場して同年10月に地上波でも放送され、少女漫画からは『堕欲?パパ活貧困女子?』(桜井美也)が登場した。また裏垢もブームとなり[576]、少女漫画では『裏アカ破滅記念日』(桜井美也)が登場している。

また、サンリオではテレビアニメ「おねがいマイメロディ」の悪役として生み出されたクロミが継続的に人気となっていき[577]、ディズニーでも2015年ごろよりヴィランズブームを起こしていった[578]。2016年にサンリオと集英社系のWeb漫画サイト「イチゴミン」がリリースされ[579]、そこでクロミを主人公とした「おかしなクロミちゃん」(かのえゆうし)が連載されるようになった[580]ものの、このサイトは2019年に更新停止となっている[581]。その後、前述の地雷系コーデと共にクロミのアイテムが定番となっていき[582]、2023年にはクロミのショートアニメ「KUROMI'S PRETTY JOURNEY」も登場した[583]。ゲームではFortniteなどのバトルロワイヤルゲームやIdentityV 第五人格など非対称対戦ゲームが流行し[584][585]、2022年にはサンリオからも非対称性対戦ゲームの「ミラクルマッチ」が登場して話題となった[586]。一方、漫画では主人公が魔法少女の敵となって魔法少女と対立するものが数多く登場しており(魔法少女#2000年以降参照)、少女漫画からも2013年に『花とゆめ』で『ブラックハートスター』(中村世子)が、2017年に『りぼん』で『アクロトリップ』(佐和田米)が登場し、後者は2024年にアニメ化予定となっている。

またヤンキーブームの再興も起きている。2019年に少年漫画「鬼滅の刃」のアニメ化による少年漫画ブームが起き、2020年に少年漫画「呪術廻戦」がアニメ化されて人気となり、その後、2021年にヤンキー物の「東京卍リベンジャーズ」がアニメ化及び実写映画化されて人気となった。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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