少女歌劇
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1949年8月16日には福島県松川町で1日のみの公演を行い、一泊して翌日に移動したことから、同年8月17日未明に同町で起こった松川事件と関係を疑われ、1964年の国会(衆議院法務委員会)でも取り上げられており、機関誌や日誌が証拠物件として提出されたとされる[33][34]
博多少女歌劇団
博多・福岡県。1922 - 1927。井上胡蝶が発足。[35] 日舞、バレエ、タップダンスなどを取り入れ、自作自演の歌劇の公演をした。全国各地、樺太満州でも公演を行った。博多少女歌劇育成会青黛座を作り、一般から生徒を募集した。[36]
羽田別荘少女歌劇団
広島市・羽田別荘:1918(大正7)- 1941(昭和16)。「ハダカゲキ(羽田歌劇)」の通称で人気を集めたという[37][38]
琵琶少女歌劇
大阪市・楽天地:1919(大正8)- 1923(大正12)。琵琶を用いた和風の少女歌劇。田中絹代はここで人気となった。
富士瓦斯紡績保土ヶ谷工場処女会
神奈川県横浜市保土ヶ谷:1920(大正9)?。富士瓦斯紡績保土ヶ谷工場に務める寄宿工女で構成された処女会(女子青年団)が年2度の大会で上演していた。処女会に所属する工女は、比較的教養が豊かであるという条件で選出され、他の工女の模範とされた。処女会は工女の修養機関としての機能も持たされ少女歌劇の上演はその一環だった。その目的に従って歌劇の演目は当時の雇用者にとって理想的な労働と奉仕の精神を説く内容だった。[39]
先斗町少女レヴュー団
京都市:昭和初期頃。一般公演のほか、映画『人肌観音 第一篇』(1937・松竹下加茂)にも応援出演。詳細不明。おそらくは先斗町鴨川をどりのグループ。山根少女団(1920年頃)
山根少女団
地方巡業:大正頃?- 昭和初期? 詳細不明。山根曲馬団が折からのレビューブームを取り入れる中で一時名乗ったもの。山根少女歌劇団の名称もある。元々がサーカスチームであることを生かし、綱渡りなど本物の曲芸を盛り込んだ「サーカス・レビュー」などで人気を博したという。
若柳少女歌劇
昭和30年代 詳細不明。1959年3月23日-24日に福岡県飯塚市嘉穂劇場で公演した記録がある。若柳流による鴨川をどりなどの舞踊劇に似たものか?
昭和後半期以降に発足した団体
那須ロイヤルダンシングチーム
栃木県:1970年代? - 1997年(平成9)。遊園地を併設した複合レジャー施設那須ロイヤルセンターの専属劇団。専属の養成機関(一年制)を有した。
博多パラダイス少女歌劇団
福岡県・福岡市博多港:1965年(昭和40) - 1969(昭和45)。百道で寮生活を送りながら日舞・洋舞・楽器演奏の練習を積み[40]、レジャー施設 「博多パラダイス」(1964年開業)のホテル内で昼間・夕方の公演で洋楽、歌謡、踊り等の公演を行った。歌手草香セツコを輩出[41]
平成時代以降に発足した団体
歌劇★ビジュー
兵庫県神戸市2004年(平成16年) - 2016年(平成28年)頃。OSKの一時解散に際し、残留しなかった元団員により結成され、現在もOSK・宝塚の出身者を中心に構成され、レビュー及びミュージカル公演を行っていた。活動がない期間は、メンバーはビジューとは別に舞台出演・講師等をしているが、2006年には文化庁芸術祭演劇の部優秀賞受賞をし、海外公演も行っていた。2016年を最後に舞台公演が無い。
堺少女歌劇団
大阪府堺市:2014年(平成26年) - 2020年(令和2年)。地域活性化のため、大正?昭和初期に存在した大浜少女歌劇をイメージして創設された。小中学生の少女たちで構成される。年1回の本公演の他、イベント出演を行った。吉本新喜劇がプロデューサーとなり、宝塚出身者がスタッフ(講師)として招聘されていた。2021年から既述の「関西すみれ少女歌劇団」として地域を拡大して活動。
薔薇笑亭SKD
東京都:1997(平成9) - 2013(平成25)頃。松竹歌劇団解散後、最終メンバーを中心に結成された。SKD出身者を中心に、オーディションによる出演者でレビューの定期公演を行っていたが、2013年を最後に公演を行っていない。
少女歌劇を題材とした作品

各劇団を題材にしたものは、それぞれの個別記事を参照。なお、宝塚歌劇団を運営する阪急の資本下に日本最大の映画会社(東宝)が存在し、さらにはその傍系に宝塚大劇場に近接する映画スタジオ(宝塚映画)が長期間存在していたにもかかわらず、2019年現在、宝塚歌劇団を正面から描いた作品は1951年の「寶塚夫人」と愛と青春の宝塚位しか存在せず、一場面として取り上げられることも非常に稀である。長らく松竹資本であったOSK、SKDも同様であり、いずれも映画においてはゲスト出演的な登場にとどまっている。
映画
サヨナラ
監督:ジョシュア・ローガン1957年公開、アメリカ映画。架空の劇団である「松林歌劇団」を舞台に、米軍パイロットと歌劇スターの恋を描く。ステージ場面では大阪松竹歌劇団が出演。ただしスター:ハナオギ役の高美以子の場面は別に撮影された。
ドラマ
ブギウギ
NHK連続テレビ小説」第109作。大阪松竹少女歌劇団出身の笠置シヅ子をモデルとしたフィクション。ヒロインは若年期に架空の劇団である「梅丸少女歌劇団(USK)」に所属。


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