2004年秋、東京俳優生活協同組合の養成所に1年通うが、契約は結べず[4]。2005年秋、アトミックモンキーの一般公募オーディションに応募し、合格[4]。
2006年4月、アトミックモンキーへ所属し、養成所の1期生として通いテレビアニメ『ケロロ軍曹』宇宙人役で声優デビュー[注 1]。早稲田大学と同時に養成所を卒業[4][12]。
初めてオーディションに受かった名前のある役は、2007年の『Saint October』のヨシュア役である[13]。
当時は大学時代に色々な養成所に体験入学していた時に、在校生が手本を見せる授業で演じていた同じ歳の人物がすごくアフレコが上手く、それに驚き、終えた後に「おまえすごいな!」と話しかけに行っていた[13]。
そこで意気投合してメールアドレスを交換し、何度か会ったりしていた[13]。その後、『Saint October』のヨシュア役の最終オーディションに、その人物がおり、その時に「はい。」と思っていたところ、縁があり、前述のとおり、ヨシュア役に抜擢された[13]。
その人物には「悪いな」と思いつつ、当時「こいつには敵わない」と思ってた人物といきなり戦うことになった声優の世界は、「すごいところだな」と実感していたという[13]。
同じくオーディションで決まった『遊☆戯☆王5D's』で鬼柳京介役を演じていたが、『Saint October』と同じ音響監督の作品のため、そういう縁もあったという[13]。
鬼柳京介役については当時のキャリアでは難しかったという[14]。『遊☆戯☆王5D's』の本編中には、2ヶ月間、「鬼柳編」があり、小野にとって鬼柳との出会いは、デカかったという[14]。
『君に届け』の荒井一市役を演じていたが、オーディションも合格したのが奇跡的だった[15]。その時は浪川大輔、中村悠一、能登麻美子、沢城みゆき、三瓶由布子、平野綾とそういった人物たちとの出会いを通じて、色々意識が変わったという[15]。
一番大きかったのは、浪川との出会いで、浪川のことで思い始めてから、何かが変わったという[15]。『君に届け』に出演させてくれて、大事なことに気づかなかったら、声優人生は変わっていたかもしれないと語る[15]。
その後、出演作が増えて、名前のある役も多く、子供向け、男性向けから女性向けまでジャンルも幅広くなったという[15]。
『君と僕。』の塚原要役を演じていた時は、芝居だけではなく、初めてキャラクターソングを歌うなど今までなかった仕事をしており、ターニングポイントになったという[15]。
2011年8月、江口拓也と自主企画チーム「Teamゆーたく」を結成。
2013年、第7回声優アワードにて、助演男優賞を受賞[16]。
2013年4月24日、「Teamゆーたく」の活動は継続しながら、並行して「ゆーたくII」として新たにメジャーデビュー[17]。
2016年4月、『おはスタ』のMCを花江夏樹と共に曜日ごとで務め、1年半務め2017年9月卒業[18]。
2017年10月、アトミックモンキーを退所してフリーに転向。同時に7年前に一般女性と結婚していたことを発表した[19]。2020年8月28日にはブログで第一子となる男児誕生を報告した[20][21]。
2019年5月、自身のYouTubeチャンネル「おのゆーちゅーぶ」を開設。2021年からは3Dアバターを用いての配信も行っている。
人物
自分で得意だな、と思う役どころは2013年時点では探しており、オーディションで「お、小野にこの役いいじゃん」と言ってくれて、「この人はこの小野がいい」、「あの人はあっちの小野がいい」と思ってくれるのがいいと語る[15]。「人によって違っていいのかな」と色々な場面で出演させてくれたら、ありがたいという[15]。自分が好きなタイプのキャラクターは『Saint October』のヨシュア役、『遊☆戯☆王5D's』の鬼柳京介役、『君と僕。』の塚原要役といった「真っ直ぐバカ」と語っている[15]。
父親の小野孝二はNHKのアナウンサーをしており[注 2]、転勤が多かった。3年おきに北海道から名古屋、名古屋から富山...と全国各地行っていた[8]。