『小説家を見つけたら』(Finding Forrester)は、2000年のアメリカ映画。ショーン・コネリー主演、ガス・ヴァン・サント監督。 ニューヨークの下町ブロンクス。文学の才能を持つ16歳の黒人少年ジャマールは、友人たちにそそのかされアパートの部屋に忍び込んだが、そこにリュックを忘れてきてしまう。後日、戻ってきたリュックの中にあった創作ノートには赤字で批評がされていた。 部屋の持ち主の老人は、フォレスターという小説家だった。処女小説でピュリツァー賞を受賞し、次回作を期待されながら姿を消した謎の人物だ。ジャマールは彼に興味を持ち、作文を持ち込んで強引に添削を頼み込んだ。 成績のいいジャマールは、有名私立高校へ学費免除で転校したが、教師のクロフォードはジャマールを嫌い、急速に上達していく文章力を疑っていた。学校の作文コンテスト用にフォレスターの部屋で書いた文章を提出するジャマール。だが、その文章は練習用で、タイトルと冒頭部分が、フォレスターの古いエッセイの写しだったのだ。それに気づいたクロフォードは盗作と決め付け、ジャマールは退学の危機に追い込まれた。 作文コンテストの当日、学校に現れるフォレスター。ジャマールを友と呼んでその危機を救ったフォレスターは、故郷のスコットランドに旅立つと宣言した。やがてジャマールの卒業が近づいたある日、弁護士がフォレスターの訃報と遺品を持って現れた。フォレスターは新作の小説を書き遺したのだった。 映画の音楽は、テレンス・ブランチャードが作曲した。
ストーリー
キャスト(英語版
ロバート・クロフォード教授 - F・マーリー・エイブラハム(菅生隆之)
クレア・スペンス - アンナ・パキン(小島幸子)
テレル・ウォレス - バスタ・ライムス(田中正彦)
スティーヴン・サンダーソン弁護士 - マット・デイモン[2](平田広明)
ジャニス・ウォレス - ステファニー・ベリー(藤生聖子)
マシューズ教授 - リチャード・イーストン(石波義人)
スペンス博士 - マイケル・ヌーリー(小山武宏)
マシー - グレン・フィッツジェラルド(松本保典)
フライ - フライ・ウィリアムズ・三世(鳥海勝美)
ケンゾウ - ダマニー・マシス(大黒和広)
クレイ - ダミアン・リー(水島大宙)
デイモン - リル・ゼイン(齋藤龍吾)
ジョン・コールリッジ - マイケル・ピット(保志総一朗)
デヴィッド・ブラッドリー - マット・マロイ(大川透)
ジョイス - エイプリル・グレース(小野未喜)
ジョン・ハートウェル - マシュー・ノア・ワード(鈴木正和)
ギャリック - トム・カーンズ(斉藤次郎)
図書館員 - ソフィア・ウー(白木克枝)
音楽
出典^ “Finding Forrester (2000)
^ カメオ出演の為ノンクレジット
外部リンク
小説家を見つけたら - allcinema
⇒小説家を見つけたら - KINENOTE
Finding Forrester - オールムービー(英語)
Finding Forrester - IMDb(英語)
Finding Forrester - Metacritic(英語)
表
話
編
歴
ガス・ヴァン・サント監督作品
1980年代
マラノーチェ (1985)
ドラッグストア・カウボーイ (1989)
1990年代
マイ・プライベート・アイダホ (1991)
カウガール・ブルース (1993)
誘う女 (1995)
グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち (1997)
サイコ (1998)
2000年代
小説家を見つけたら (2000)
GERRY ジェリー (2002)
エレファント (2003)
ラストデイズ (2005)
パラノイドパーク (2007)
ミルク (2008)