隣の土橋停留場とは200メートルほどと近く、前述・後述の通り停留場の構造が簡素であることから、1970年代[2]には廃止が検討されたことがあった[4]が、周辺住民の要望で存続した[2]。
年表
1912年(大正元年)12月8日 - 本線が己斐まで開通した際に開業[3]。
1944年(昭和19年)6月10日 - 休止[3]。
1945年(昭和20年)
8月15日 - 本線の西天満町 - 小網町間が被爆から復旧、己斐から小網町まで運転を再開[3][5]。
8月19日 - 本線の小網町 - 土橋間が復旧[3]。
構造近くの電柱に取り付けられていた旧電停名標。全国共通仕様であった。
本線はほぼ全ての区間で道路上に軌道が敷かれた併用軌道で、当停留場も道路上に乗り場が表示されている。ただし当停留場付近は道幅が狭く、軌道の両脇とも1車線分しか幅がないために安全地帯となるホームが設けられず、道路上に白線で縁取られた黄緑色のゾーンがあり、そこを乗り場としている[2][4][6]。このようなホームのない平面停留場は広島電鉄では唯一である[2][4]。
ここで降車する乗客には車内放送で「ホームのない平面電停です」として、段差に注意するよう呼びかけられている[2](外部リンク先も参照)。乗車時は道路端で待ち、電車到着時に乗り場へ渡る[2]。
乗り場は上下2面あり、東西方向に伸びる2本の線路を挟み込むように向かい合わせに配置されている[7](相対式)。線路の北側に広島駅方面へ向かう上りの乗り場が、南側に広電西広島駅方面へ向かう下りの乗り場がある[7]。上りの乗り場側には掲示物の適切な掲示場所がないため、下りの乗り場側にある電柱に上下両方面の時刻表や、電停名標、路線図を掲示している。
運行系統「広島電鉄#運行系統」も参照
本線には広島電鉄が運行する全ての系統が乗り入れているが、このうち当停留場には2号線、3号線、それに0号線が乗り入れる。
上り乗り場広島駅ゆき 停留場のすぐ西には天満川が流れ、本線は広電天満橋にて渡河する。この橋は広島電鉄で唯一現存する電車専用橋である[4]。南方には平和大通りが通じている。
日赤病院前ゆき
広電本社前ゆき
下り乗り場広電宮島口ゆき
広電西広島ゆき
周辺
隣の停留場
広島電鉄
■本線土橋停留場 (M13) - 小網町停留場 (M14) - 天満町停留場 (M15)
脚注[脚注の使い方]^ “広島県 駅乗降客数
^ a b c d e f g [気になるスポット]広島路面電車、唯一の平面駅『日本経済新聞』夕刊2023年4月27日くらしナビ面(2023年5月18日閲覧)