小笠原諸島
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1840年(天保11年) - 陸前高田の「中吉丸」が父島に漂着し、生存した三之丞ら6名は2か月かけて船を修理したのち、下総国銚子に帰還する[41][44]

1846年(弘化3年) - 出島オランダ商館長ヨセフ・ヘンリー・レフィスゾーン(Joseph Henrij Levijssohn)が長崎奉行に対し、小笠原諸島の実効支配を行うよう忠告するが、幕府はこれを黙殺する[45]

1847年(弘化4年) - ジョン万次郎が米捕鯨船に乗って小笠原に来航。後年、今度は日本側官吏として小笠原にやってくることになる。

1849年(嘉永2年)9月 - 父島が海賊の襲撃を受け、数人の島民女性が拉致された上、家畜、食糧、医薬品や現金2000ドルを強奪される[46]

1853年(嘉永6年)6月 - アメリカ東インド艦隊司令官ペリーが日本へ行く途中、琉球を経て父島二見港に寄港する。島民のために山羊野菜の種子を与え、石炭補給所用の敷地を購入したほか、3条13項から成るピール島植民地規約を制定し、自治政府設置を促す[47]

1853年(嘉永6年)8月28日 - ピール島植民地規約に基づき、ピール島植民政府が設立され、ナサニエル・セイヴァリーが首長となる[47]

1857年(安政4年) - モットレー一家が母島(沖村)に居住する。

1862年(文久元年) - 幕府は外国奉行水野忠徳、小笠原島開拓御用小花作助らに命じアメリカから帰還したばかりの咸臨丸(艦長は小野友五郎)で小笠原に佐々倉桐太郎官吏を派遣[48]し、測量を行う。また、居住者に日本領土であること、先住者を保護することを呼びかけ同意を得る。同年6月(文久2年5月)駐日本の各国代表に小笠原諸島の領有権を通告[48]

1863年9月(文久2年8月) - 八丈島から38名の入植が開始される。

1864年6月(文久3年5月) - 生麦事件によって日英関係が悪化したことを受け、日本人移民が父島から撤収した[49]

1864年(元治元年) - ハワイの宣教師船であるモーニングスター号(Morning star)が南鳥島を発見する[50]

1866年(慶応2年) - フレデリック・ロース、母島(沖村)に居住。
明治時代の父島(扇浦)

1875年(明治8年)11月 - 明治政府が小笠原回収委員を明治丸で父島へ派遣する。

1876年(明治9年)3月 - 小笠原島の日本統治を各国に通告(日本の領有が確定)。内務省の管轄となる。日本人37名が父島に定住。内務省出張所設置。

1877年(明治10年) - 帆船による年 3回の定期航路開設。

1878年(明治11年) - 父島北袋沢に内務省勤農局出張所設置。

1879年(明治12年) - 日本人6名が母島に定住。

1880年(明治13年)10月8日 - 東京府の管轄となる[51]

1880年(明治13年)10月28日 - 父島に、東京府小笠原出張所を設置。

1882年(明治15年) - 東京府出張所の行う行政に協議権をもつ会議所を設置し、議員15人を公選した。欧米系住民が全て日本に帰化した。

1886年(明治19年)11月4日 - 小笠原出張所を小笠原島庁へ改称。

1891年(明治24年)5月 - 東京府が、小笠原島各村に世話掛を公選させる。

1891年(明治24年) - 火山列島を小笠原島庁の所管にいれ、硫黄島を正式に日本領とした。

1893年(明治26年)11月 - 小笠原諸島の警察が、警視庁の管轄となる。

1898年(明治31年) - 南鳥島が小笠原島庁の所管となる。

1911年(明治44年)6月 - 父島に、府立小笠原修斉学園を開設。

1920年(大正9年)8月 - 陸軍築城部が父島支部設置。以降、砲台などの陸軍施設が建設されていく。

1925年(大正14年)3月15日 - 府立小笠原修斉学園廃止。

1926年(大正15年) - 小笠原島庁は、郡制の廃止とともに、東京府小笠原支庁に改称(北硫黄島ほか数島は小笠原支庁の直轄として残る)。

1927年(昭和2年) - 昭和天皇戦艦山城」で父島・母島を行幸し、母島の御幸之浜で海洋生物の調査を行う。

1928年(昭和3年) - 東京府東京市下谷区上野で「東京大正博覧会」開催。『小笠原館』で小笠原住民が"陳列"される。

1931年(昭和6年) - 沖ノ鳥島が小笠原支庁の所管となる。戦前トラック諸島サイパンなどの南洋に向かう船が、半月に一度寄港していた。1936年(昭和11年)当時、父島までの2等料金が37[52][53]
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