小泉今日子
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小泉 今日子(こいずみ きょうこ、1966年2月4日[1][4] - )は、日本俳優歌手執筆家[5][6]。制作事務所「株式会社明後日」代表取締役、プロデューサー[7][8][9]。身長153 cm[10]。血液型O型。アイドルとして松田聖子中森明菜の2強に続いた存在であり[11]歌手として筒美京平馬飼野康二の作曲作品でヒットを連発した[2]。KYON2(キョンキョン)の愛称で知られる[注釈 1]。所属レーベルビクターエンタテインメント
略歴

神奈川県厚木市出身[4][12]

厚木市立三田小学校、厚木市立睦合中学校卒業、神奈川県立津久井高等学校中退。

1981年1 - 3月、日本テレビ系のオーディション番組『スター誕生!』に出場し、合格[13][6]。歌唱楽曲は石野真子の「彼が初恋」であり[6]、小泉は15歳の時に石野が当時所属していた芸能事務所バーニングプロダクション、およびレコード会社はビクター音楽産業と契約する[2][12]

1982年3月21日にシングル私の16才」でアイドル歌手としてデビュー[2][13]。キャッチフレーズは「微笑少女。君の笑顔が好きだ」。同期に、堀ちえみ松本伊代三田寛子早見優石川秀美中森明菜シブがき隊らがおり、「花の82年組」と呼ばれるアイドルの一人に数えられた[2][13][注釈 3]。デビュー時は、他のアイドルと同じ聖子ちゃんカットだったが、17歳の時に自分の判断でショートカットにした[8][14][12]

1983年5月、髪をショートカットにイメージチェンジした5作目のシングル「まっ赤な女の子」がオリコン8位にランクイン[2]。同曲は小泉初主演となったフジテレビ系列月曜ドラマランド枠・単発ドラマ『あんみつ姫』の主題歌となり[2]、高視聴率をマーク。小泉は一躍脚光を浴び、『あんみつ姫』はその後全3回にわたりシリーズ化された。

1984年3月、9作目シングル「渚のはいから人魚」にて、初のオリコン週間チャート首位を獲得[13]。売り上げは33万枚を越え、小泉は一躍トップアイドルの仲間入りを果たす。少女たちの間では、小泉のヘアスタイルを真似た"キョンキョンカット"が流行した。同年12月リリースのアルバム・『Celebration』も40万枚近い売上を記録。年末には第35回NHK紅白歌合戦に初出場し、後半戦トップバッターを務め、その後『第39回NHK紅白歌合戦』まで5年連続出場を果たす[13]

従来のアイドルよりも、女優としての活動に重きを置いていた[1]ため、新曲をリリースする毎に『ザ・ベストテン』や『ザ・トップテン』にランクインされると、映画やドラマのロケ先からの中継も多かった。年末[いつ?]に発表される年間ベストテンにも100位以内にほぼ全曲がランクインされ、女性歌手では松田聖子、中森明菜に続く勢いであった。『別冊宝島』の調査によると、1980年代のシングル総売上げは年間ベスト50位以内のものに限っても279.1万枚、年間50位以内ランクイン曲数は10曲と、どちらも当時の女性アイドル中3位であった[15]。松田聖子や中森明菜の実力には敵わないと悟った小泉は、その2人には無い自由奔放且つ「普通の女の子らしさ」で、常識を打破する姿勢を貫き、日本の新しき女性アイドル像を創造した[16]

1985年の連続テレビドラマ主演作『少女に何が起こったか』は、毎回20%以上を越える高視聴率を獲得し、小泉の代表作のひとつとなる[1]。また当時、小泉の元には主演ドラマのオファーが9本舞い込んでいたという[17]
同年11月、約30万枚のセールスを記録した17枚目シングル「なんてったってアイドル」においては、当時自らアイドルと自称するアイドル歌手が殆ど存在しなかった中で、「私はアイドル」と堂々と歌い上げた歌詞が話題となる[2][13]。作詞を担当し、また小泉とも親交のあった秋元康は、「"アイドル・小泉今日子"をイメージして作詞をし、アイドルであることを楽しむ、あるいは遊ぶ、新時代のアイドルの形を創り出した」と語っている。また秋元は俳優業としての小泉について、「(小泉主演作よりも)森光子いかりや長介がメインの『おかあさん-たぬき屋の人々』が一番魅力的だった」と語っている[17]

アーティストとしても前衛的な姿勢で頭角を現し、1989年5月にリリースした14枚目アルバム「KOIZUMI IN THE HOUSE」においては、近田春夫のプロディースで当時邦楽シーンではマイナーであったハウスミュージックを導入した[13][18]。またスタッフに委ねていた楽曲や衣装などの構想においても、次第に自らの意見を積極的に提案するセルフプロデュースを行うようになる[1][12]。同年10月、フジテレビ系列にて放送された『愛しあってるかい!』においては、平均視聴率22.6%、最高視聴率は26.6%を越えるヒット作となり、小泉の代表作のひとつとなった[13]


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