小栗旬
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小栗 旬(おぐり しゅん、1982年昭和57年〉12月26日[1] - )は、日本俳優映画監督、実業家。東京都小平市出身[1][2]。所属事務所であるトライストーン・エンタテイメント代表取締役社長[3]

左利き[4]。父は舞台監督の小栗哲家[5]、母はクラシックバレエ教師[2]。兄は演出家(元俳優)の小栗了[注 1]、ほかに一般人の姉がいる[6]。妻はモデル女優山田優、義弟は元俳優の山田親太朗、義妹は元アイドルの渡邉幸愛である。
来歴

小学6年生(11歳)の時、内田有紀に憧れ[2]新聞の端に書いてあったオーディションに応募して合格[注 2]。その後エキストラとして活動する。

1998年、ドラマ『GTO』で吉川のぼる役として連続ドラマに初めてレギュラー出演する。

2000年、ドラマ『Summer Snow』で堂本剛演じる篠田夏生の弟・聴覚障害を持つ篠田純役を演じる。2003年蜷川幸雄演出の舞台に初出演して以降、蜷川作品の常連となる。2006年、舞台『タイタス・アンドロニカス』にエアロン役で出演し、イギリスのロイヤル・シェイクスピア・シアターでも公演を行い、現地の批評家から「小栗旬は信じられないほど美しく演じた」と評価された[要出典]。

名探偵コナン10周年ドラマスペシャル「工藤新一への挑戦状?さよならまでの 序章(プロローグ)?」』の工藤新一役で、単発ドラマ初主演を果たした。

2007年、『オールナイトニッポン』のパーソナリティに抜擢された(2010年3月末まで担当)[7]。ドラマ『花より男子2 リターンズ』の花沢類役でブレイクし、『花ざかりの君たちへ?イケメン♂パラダイス?』の佐野泉役でさらに人気に火をつけた。映画では主演作『キサラギ』、『クローズZERO』がヒット。『情熱大陸』では史上初となる2週連続で特集され、翌年DVD化された。舞台『カリギュラ』では初めてタイトル・ロールに挑戦した。

2008年、『貧乏男子 ボンビーメン』では貧乏大学生役で連続ドラマ初主演を果たし、前年の活躍なども評価されエランドール賞新人賞など多数の賞を受賞する。映画『花より男子F』、ドラマ『夢をかなえるゾウ』や『花ざかりの君たちへ…』のスペシャル版に出演する。

2009年NHK大河ドラマ天地人』で石田三成役(同役は、1996年の大河ドラマ『秀吉』で少年期を演じて以来で、13年ぶりとなる)、舞台『ムサシ』で佐々木小次郎役、『TAJOMARU』で主演の畠山直光役を演じるなど、時代劇作品への出演が相次いだ。その他、ドラマ『スマイル』に出演。ドラマ『東京DOGS』でフジテレビ月9初主演となった。

2010年、映画『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』やドラマ『歸國』に出演。ドラマ『獣医ドリトル』ではTBSドラマ初主演となった。俳優業のほか、映画『シュアリー・サムデイ』で俳優としては史上最年少となる映画監督デビューを果たした。

2011年、舞台『時計じかけのオレンジ』で主役のアレックス役に抜擢され、1月より公演した。蜷川幸雄演出以外の作品への出演は約6年ぶりであり、演出家・河原雅彦と初タッグを組んだ。また、主演映画『岳-ガク-』が公開された。

2012年、ドラマ『リッチマン、プアウーマン』が好評を博し、日刊スポーツ・ドラマグランプリ・2012年夏ドラマ選考で主演男優賞、第74回ザテレビジョンドラマアカデミー賞(2012年11月発表)でも主演男優賞を獲得した。次年度にSPの「リッチマン、プアウーマン in ニューヨーク」が放送され、のちに韓国でもテレビドラマ化されるなど、現在も根強い人気を誇っている。

2013年、NHK大河ドラマ『八重の桜』で吉田松陰を演じる。大河ドラマの出演はこれで6回目となる。

2014年公開の『ルパン三世』では実写版のルパン三世を演じることが決まり、10か月間のアクショントレーニングと8キロの減量で役作りをした[8]

2015年、『花ざかりの君たちへ?イケメン♂パラダイス?』で共演し親交のある、生田斗真と8年ぶりにドラマ『ウロボロス?この愛こそ、正義。』で共演した。

2017年、映画『銀魂』に主演の坂田銀時役で出演し、2017年実写邦画1位を記録した。また、2018年夏に続編である、『銀魂2 掟は破るためにこそある』が公開された。

2018年、『花より男子』と同役の花沢類役で『花のち晴れ?花男 Next Season?』にゲスト出演。『花より男子F』より10年ぶりの復活となった。NHK大河ドラマ『西郷どん』で坂本龍馬を演じた。大河ドラマの出演はこれで7回目となる。ドラマ『今日から俺は!!』に床屋役でカメオ出演。劇中での台詞や髪型、また店の名前が「GENJI」であることから、自身の主演映画『クローズZERO』で演じた滝谷源治役を彷彿させた。

2019年、以前から交流のあった、写真家・映画監督の蜷川実花監督の映画『Diner ダイナー』と主演映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』の2本に出演。後者では、役作りのため10キロ以上減量。

2019年夏、語学学習のため9か月限定でロサンゼルスへ渡米。しかし、新型コロナウイルスの影響で春帰国の予定が延期し、2020年7月帰国。

2020年、映画『罪の声』で、ある事件を追う新聞記者の役を演じ、日本アカデミー賞報知映画賞など、その年のいくつかの映画賞で主演男優賞を受賞する。

2021年、ハリウッド映画『ゴジラvsコング』(2020年公開予定であったが、新型コロナウイルスなどの影響により延期)にてハリウッドデビューする。ハリウッドからは何度かオファーが来ていたが、日本での撮影の重複や語学力不足などの理由で断る。しかし、アメリカ在住時に制作サイドから声がかかり、何度か話し合いを重ねた上で出演が実現した[9]


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