小学館の学年別学習雑誌
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愛称・略称小三、小四、小五、小六
ジャンル学習幼年漫画情報雑誌
読者対象小学3年生、小学4年生、小学5年生、小学6年生の児童
刊行頻度月刊(各誌とも毎月3日発売)
発売国 日本
言語日本語
定価各680円(休刊時、4誌とも)
出版社小学館
編集部名小学三年生、小学四年生、小学五年生、小学六年生、編集部
刊行期間1922年 - 2010年(五年生・六年生)
1924年 - 2012年(小学四年生)
1925年 - 2012年(小学三年生)
発行部数小学三年生:42,334部
小学四年生:26,667部
小学五年生:44,000部
小学六年生:41,334部(2011年7月1日 - 2011年9月30日(三年生・四年生)、2009年7月1日 - 2009年9月30日(五年生・六年生)日本雑誌協会調べ)
レーベルてんとう虫コミックス
ウェブサイト ⇒ネットくんプラス
特記事項姉妹誌の『小学一年生』は刊行中。
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2010年(平成22年)2月まで高学年向けに『小学五年生』と『小学六年生』、2012年(平成24年)2月まで中学年向けに『小学三年生』と『小学四年生』が発行されていた。この内『小学五年生』は1922年の創刊当初「児童の成長を阻害する天井を取り払う」意味を込めて数字の「五」の上部の線を無くした独自の題号を使用していた[7]。また『小学六年生』では2005年(平成17年)以降、表紙において略称の「小六」を強調した題号を使用していた。

『五年生』と『六年生』は部数の低迷から、2009年度いっぱいで廃刊することが2009年(平成21年)10月26日に発表され[8]、『五年生』は2010年(平成22年)2月3日発行の3月号、『六年生』は2009年(平成21年)12月28日発行の2・3月合併号が最終号となった。小学館側は部数低迷の一因を「男女の嗜好の差」と「情報・趣味・嗜好の多様化」としている[9]

休刊した高学年2誌に代わり、2010年(平成22年)4月15日に小学校高学年と中学生を読者ターゲットとした学習マンガ誌『GAKUMANplus』を隔月刊で創刊したが、2011年(平成23年)10月発売の11/12月号で廃刊した。休刊前の2誌が網羅していた女子向けローティーンファッション関連の情報は『DiaDaisy』(増刊)が年齢層を中学生にまで引き上げる形で引き継いだが、2010年(平成22年)8月までに3号が発売されたのみに留まり、事実上廃刊した。

中学年向けの『小学三年生』と『小学四年生』も2012年(平成24年)2月3日発売の同年3月号を以て廃刊した。

『三年生』と『四年生』の発行に変わる企画として中・高学年向けの『小学館の学習ムック』の発刊が発表され[10]、2012年(平成24年)3月31日に第1号として『コナンをめざせ!謎解きチャレンジ 2012』が発行されたのを皮切りに、以後不定期に発行されている[11]

さらに、『小学二年生』も「「子どもの環境の大きな変化」と「趣味・嗜好の多様化」で読者のニーズと合致しない」という判断で2016年(平成28年)12月26日発売の17年2・3月合併号で廃刊する事となった[12]

一方で『ドラゼミ』の小学2年生 - 6年生コースは2019年3月号まで存続していた。
中高生向け

かつては中学生を対象とした学習雑誌である『中学生の友』(1949年(昭和24年) - 1963年(昭和38年))と、女子中学生・高校生を対象とした学習雑誌である『女学生の友』(1950年(昭和25年) - 1977年(昭和52年))、『プチセブン』の前身)も発刊された事があった。『中学生の友』は1957年(昭和32年)から1963年(昭和38年)の休刊まで『中学生の友1年』・『中学生の友2年』・『中学生の友3年』と学年別に分かれていた。
ロゴマーク

男の子と女の子が向かい合って座るロゴマークは、1927年に同社が発行する学習雑誌や教育関連書籍に印字するマークとして制定され、その後リニューアルを繰り返し行い(1928年1949年1957年)、2001年に改変されたものが存続している[13]2018年元旦の読売新聞に掲載された『小学一年生』の広告では、新1年生に対する「本の世界には想像を超えた冒険が待っている」というメッセージを込めて、ロゴマークの子どもたちが宇宙や空や海底へと冒険して、幻の生き物や未来のロボットなどと遭遇する世界が描かれた[14]
沿革

1922年(大正11年) - 『小學五年生』『小學六年生』創刊。

1924年(大正13年) - 『小學四年生』創刊。

1925年(大正14年) - 『セウガク一年生』『セウガク二年生』『せうがく三年生』創刊。

1927年(昭和2年) - 学習雑誌のシンボルマークである「勉強マーク」(その後児童図書のシンボルマークに格上げ)制定[15]

1941年(昭和16年) - 小学校が国民学校と改称。これに伴い誌名を『國民一年生』 - 『國民六年生』に変更。

1942年(昭和17年) - 戦時統制により、『良い子の友』と『少國民の友』に統合。

1946年(昭和21年) - 『コクミン一年生』『こくみん二年生』が復刊。

1947年(昭和22年) - 学校教育法に基づき国民学校が小学校と改称。これに伴い『小學一年生』に変更。12月に『小学四年生』復刊。

1948年(昭和23年) - 3月から『小学五年生』『小学六年生』が復刊し全学年誌が復刊。

1957年(昭和32年) - 1月号より『小学一年生』『小学二年生』『小学三年生』 をB5判サイズに拡大。

1980年(昭和55年) - 1994年(平成6年) - 流行語にもなったキャッチコピー『ピッカピカの一年生』(電通杉山恒太郎の発案)を使った『小学一年生』のテレビCMシリーズが放映される(その後も一時期復活した)。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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