小夜福子
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宝塚歌劇団演出家である東郷静男との結婚[3]出産ジャズ歌手:東郷輝久)などあり一時期休業するが、1943年(昭和18年)に第二次東宝劇団に参加して復帰した。

戦後は劇団民藝に入団し、名脇役として活躍した。『セールスマンの死』、『アンネの日記』などの舞台に立った。1947年(昭和22年)に映画デビューして以降、映画やテレビドラマにも頻繁に出演した。気品がある優しい母親を演じることが多く、1957年(昭和32年)公開の『嵐を呼ぶ男』では石原裕次郎の母親役を演じた。女優活動は1988年(昭和63年)の舞台『三年寝太郎』が最後の出演となった。

1989年(平成元年)9月15日(金曜日)に入院闘病中の身ではあったが、テレビ朝日徹子の部屋」にゲストとして出演した。宝塚少女歌劇団在団中の1939年(昭和14年)に第1回アメリカ公演でアメリカを訪問した時のエピソードなどを語った。同年末の12月29日、心不全のため逝去。80歳没。

没後、2014年(平成26年)に設立された古巣・宝塚歌劇団の「宝塚歌劇の殿堂」の最初の100人のひとりとして殿堂入り[4][5]
著名な家族・親族たち

・静男、愛息・輝久のみならず身内に芸能・宝塚歌劇団卒業生が多い人物でもある。

輝久のは元・星組娘役八千代環で稔幸実母いとこにあたる。
八千代は後に流けい子と芸名改称歌手および歌唱指導者彩輝なおなどに指導歴あり)として活動している。

輝久・流の間に男児が二人あるがいずれも芸能界で現在も活動中。

長男東郷淳はものまね芸人(元・「すだちtoかぼす」の一員)。芸名は「あっくん」。

次男東郷宇は会社員生活を経てドラマーとなり現在も活動中。


出演作品
宝塚時代の主な舞台1934年(昭和9年)の『トウランドット姫』での草笛美子(左)と小夜(右)1938年(昭和13年)7月の『ビッグ・アップル』での小夜

月組公演『花王丸』(1923年3月20日 - 4月10日、宝塚新歌劇場(中劇場))

月組公演「湖水の妖女」(1923年8月20日 - 9月20日、宝塚新歌劇場(中劇場))

月組公演「角移し」(1923年10月25日 - 11月30日、宝塚新歌劇場(中劇場))

月組公演『燈臺守の娘』『政岡の局』『火取り蟲』『褒?』『月下氷人』(1924年3月1日 - 3月31日、宝塚新歌劇場(中劇場))

月組公演「均一タクシー」(1926年1月1日 - 1月31日、宝塚大劇場

月組公演「猩々捕」「喧嘩は止めろ」(1926年10月1日 - 10月31日、宝塚大劇場)

月組公演「トンミーの夢」「時の経過」(1927年2月1日 - 2月28 宝塚大劇場)

月組公演「小野道風」(1927年5月1日 - 5月31日、宝塚大劇場)

月組公演「ベース・ボール」(1927年8月1日 - 8月31日、宝塚大劇場)

月組公演「公時手柄ばなし」(1927年11月1日 - 11月30日、宝塚大劇場)

月組公演「三人静」「イタリヤーナ」(1928年3月1日 - 3月31日、宝塚大劇場)

月組公演「慈光」(1928年6月1日 - 6月30日、宝塚大劇場)

月組公演「絶えざる動き」(1928年9月1日 - 9月30日、宝塚大劇場)

月組公演「四人の歩哨」(1928年12月1日 - 12月28日、中劇場)

月組公演「榎の僧正」(1929年3月1日 - 3月31日、宝塚大劇場)

月組公演「巷談日本妖怪選」「ドナウの漣」(1929年6月1日 - 6月30日、宝塚大劇場)

月組公演「シンデレラ」(1929年9月1日 - 9月30日、宝塚大劇場)

月組公演「落葉」「賣切れ申候」(1929年12月1日 - 12月28日、中劇場)

月組公演「賣家」(1930年2月1日 - 2月28日、中劇場)

月組公演「富士太鼓」「玉蟲祈願」(1930年5月1日 - 5月31日、宝塚大劇場)

月組公演『鎌腹」(1930年8月1日 - 8月31日、宝塚大劇場)

月組公演「近代三銃士」「王朝華かなりし頃」「唐人お吉」「とんだ間違ひ」(1930年11月1日 - 11月30日、宝塚大劇場)

月組公演「奴道成寺」(1931年1月1日 - 1月31日、宝塚大劇場)

月組公演「變化雛」(1931年4月1日 - 4月30日、宝塚大劇場)

月組公演「短波長発信機」(1931年7月1日 - 7月31日、宝塚大劇場)

月組公演「紅葉狩」「かたきうち」(1931年10月1日 - 10月31日、宝塚大劇場)

月組公演「棒しばり」「フービーガール」(1932年5月1日 - 5月31日、宝塚大劇場)*『棒しばり』は15日まで

月組公演「太刀盗人」(1932年8月1日 - 8月31日、宝塚大劇場)

月組公演「十津川少女」「ピストルを撃ったが」(1932年11月1日 - 11月30日、宝塚大劇場)

月組公演「鏡獅子」「巴里ニューヨーク」(1933年2月1日 - 2月28日、宝塚大劇場)

月組公演「八犬傳」「お夏幻想曲」「ラヴリイラーク」(1933年5月1日 - 5月31日、宝塚大劇場)

月組公演「日本花笠始」(1933年8月1日 - 8月31日、宝塚大劇場)

月組公演「ロミオとジュリエット」- ロミオ 役(1933年10月1日 - 10月22日、中劇場)

月組公演「春のをどり」「トウランドット姫」- カラフ 役(1934年3月26日 - 4月30日、宝塚大劇場)

月組公演「滄海秘曲」「竹柴道中記」(1934年5月5日 - 5月20日、中劇場)

月組公演「人形」「古城の鐘」(1934年9月1日 - 9月30日、宝塚大劇場)

月組公演「鳩姫里歸り」「素襖落」「青春」(1934年11月1日 - 11月30日、宝塚大劇場)

月組公演「白鳥城譚」「モオンブルウメン」(1935年6月1日 - 6月30日、宝塚大劇場)

月組公演「仇討以上」「七日公爵」(1935年9月25日 - 10月31日、宝塚大劇場)

月組公演「火坑」「になひ文」「ミュージック・アルバム」(1936年2月1日 - 2月29日、宝塚大劇場)

月組公演「玉蟲祈願」「気まぐれジュリア」(1936年3月10日 - 3月25日、中劇場)

月組公演「モンテクリスト伯爵」(1936年6月1日 - 6月30日、宝塚大劇場)

月組公演「牡丹書譜」「若き日のハイネ」(1936年7月10日 - 7月26日、中劇場)

月組公演「ゐねむり寺」「ゴンドリア」(1936年9月26日 - 10月31日、宝塚大劇場)

月組公演「戀に破れたるサムライ」「マグノリア」(1937年3月1日 - 3月31日、宝塚大劇場)

月組公演「竹取後日日記」「黎明の歌」(1937年7月1日 - 7月31日、宝塚大劇場)

月組公演「大江戸小唄双紙」(1937年8月7日 - 8月22日、中劇場)

月組公演「砲煙」「たからじぇんぬ」(1937年11月1日 - 11月30日、宝塚大劇場)

月組公演「荒城の月」「寶塚フォーリーズ」(1938年3月1日 - 3月31日、宝塚大劇場)

月組公演「木賊刈」(1938年7月1日 - 7月31日、宝塚大劇場)

月組公演「夜討」「マーチ・オン・タイム」(1938年11月1日 - 11月30日、宝塚大劇場)

月組公演「モロッコの豹」「宝塚花物語」(1939年2月26日 - 3月25日、宝塚大劇場)

月組公演「朝の歌」「我等の旅行記」(1939年8月26日 - 9月24日、宝塚大劇場)

月組公演「すめらみくに」(1940年1月1日 - 1月24日、宝塚大劇場)

月組公演「清姫」「春のをどり(白蘭の歌)」(1940年3月26日 - 4月24日、宝塚大劇場)

月組公演「思ひ出の流れ」「夏のをどり(花と稲妻)」(1940年6月26日 - 7月24日、宝塚大劇場)

月組公演「忘草忍ぶ草」「満潮」「航空日本」(1940年9月26日 - 10月24日、宝塚大劇場)

月組公演「夢見曾我」「美と力の讃歌」(1941年1月1日 - 1月24日、宝塚大劇場)

月組公演「正行出陣」「小夜ふく春風」「大やまとの歌」(1941年4月26日 - 5月25日、宝塚大劇場)

月組公演「東へ帰る」(1942年2月26日 - 3月24日、宝塚大劇場)

映画

満月城の歌合戦(1946年、松竹)

婦人警察官(1947年、大映京都) - 岸真知子

音楽五人男(1947年、東宝)

女だけの夜(1947年、東横) - 清水先生

肉体の門(1948年、吉本プロ) - 折部みはる(婦人警察官) 

銭形平次捕物控 平次八百八町(1949年、新東宝) - お楽

銀座の踊子(1950年、宝映プロ) - 振付師

火山脈(1950年、大映) - 血脇の妻・信子

われ幻の魚を見たり(1950年、大映) - 妻・カツ子

レ・ミゼラブル あゝ無情 第一部 神と悪魔(1950年、東横) - お絹

レ・ミゼラブル あゝ無情 第二部 愛と自由の旗(1950年、東横) - お絹

忠治旅日記 逢初道中(1952年、東映) - おしの

原爆の子(1952年、近代映画協会) - 教会員

縮図(1953年、新東宝)

夜明け前(1953年、新東宝) - お民

美しい人(1954年、新東宝) - 飲屋のお絹

犬神家の謎 悪魔は踊る(1954年、東映) - 松子

からたちの花(1954年、日活) - おたき

東京の空の下には(1955年、日活) - 三蔵の母

あした来る人(1955年、日活) - 梶の妻滋乃

石合戦(1955年、民藝=日活) - 繁子

銀心中(1956年、日活) - 栗本の女房

病妻物語 あやに愛しき(1956年、日活) - 三好看護婦

大忠臣蔵(1957年、松竹) - 戸田局

嵐を呼ぶ男(1957年、日活) - 国分貞代

白鷺(1958年、大映) - 巽おさい

やくざ先生(1960年、日活) - 園長夫人

秋津温泉(1962年、松竹) - お澄

非行少女(1963年、日活) - 沢田ちか子


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