封神演義_(漫画)
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仲間に対しては常に優しく厳しく接しており、非常に大切に想っている。基本的に冷静で、私情に走ったり感情を露わにすることは少ないが、申公豹には対抗心を燃やしている。左利き。主に頭脳戦・心理戦を得意とし、敵を巧みにペテンに掛ける。なお、目的のために手段を択ばない事もあり、時には味方からもブーイングを受けるほどの卑怯な手を堂々と使う[注釈 2]。作中で仲間に「主人公らしくない」「影が薄い」などと貶されているが、読者からの人気は高く人気投票では常に1位をとっている[6]。作者の遊び心で時々簡略化され、後にぬいぐるみとして再現された。アニメ『仙界伝』では少々熱血漢で、右利き。
四不象(スープーシャン)
声 - 増川洋一 / 櫻井孝宏[5] / ミュージカル(操演) - 吉原秀幸所有物:復活の玉白いカバのような外観をした霊獣(シフゾウとはまったく異なる)。一人称は通常形態の時は「僕」で、戦闘形態の時は「俺」。元始天尊の乗り物だったが、太公望が封神計画の実行者に決定したことを機にお供の乗り物として渡される。極めて温厚かつお人好しな性格で、楊?からは「他にないほど献身的で良い霊獣」と評されている。語尾に「?っス」をつけた喋り方をする。見た目に反して動きは機敏で、敵の攻撃をかわすのが得意。好物はママが作ったカップケーキ。元々は北欧にある故郷(スープー谷)でスープーパパ(声 - 八奈見乗児 / 上田燿司)、スープーママ(声 - 池田昌子 / 名塚佳織)と暮らしていたが、1500年前にスープーパパが趙公明の突然の襲撃により負傷し引退、一家を支えるため、幼いながらも奉公に出された。太公望の良き理解者兼ツッコミ役として彼の旅に同行している。趙公明との戦いで石にされ一度命を落とすが、復活の玉で生き返ると同時に戦闘形態となり、金蛟剪を無力化する活躍を見せた。仙界大戦以降は自分の意志で戦闘形態に変身できるようになった。戦闘形態になると身体が巨大化し、飛行能力も上がり、相手の宝貝の能力を食べることができる。また、性格が別人のように荒々しくなり言葉遣いも悪くなる。作者曰く、初期設定では小型のドラゴンをイメージしていたが、いつの間にかカバのようになったらしい[7]
??(なたく)
声 - 宮田幸季 / 古川慎[5] / ミュージカル - 輝山立(目覚めの刻)→阿部大地(開戦の前奏曲)宝貝:霊珠(れいじゅ)、乾坤圏(けんこんけん)、風火輪(ふうかりん)、混天綾(こんてんりょう)、金磚(きんせん)、火尖鎗(かせんそう)、九竜神火罩II(きゅうりゅうしんかとう・ツー)、金蛟剪(きんこうせん)崑崙山の道士で宝貝人間。一人称は「俺」。本体は太乙真人が作った宝貝・霊珠で李靖と殷氏の三男が胎児の時にその胎児に寄生したが、一度宿主の肉体を失い、蓮の花を新しい宿主として蓮の化身として生き返る。自分を気味悪がって本体を処分しようとした父・李靖を恨み、追いまわしていたところで太公望に出会い、彼に敗れ、その後仲間となる。強い敵を感じると真っ先に向かう戦闘狂的な性格。基本的に無愛想で容赦がないが、母親を慕い天祥を可愛がっている。精神攻撃等は一切効かないが、太極図の宝貝無効化能力の前では動けなくなる。太乙真人から宝貝や本体自身の改造、修理を施され、強化されていくロボットのような扱いを受けている。生まれたときから3つの宝貝(乾坤圏、風火輪、混天綾)を身に纏い、さらに金磚、火尖槍、九竜神火罩IIも追加。最終的にはスーパー宝貝・金蛟剪を内蔵、黄金の竜を召喚するほどまでにパワーアップする。エピローグでは家族を失った天祥を引き取り、彼と共にパトロール(ただし少々過激)をして、日々を過ごしている。『仙界伝』では多少感情豊かであり、雷震子とよく張り合っている。突然ツッコミを入れたりなど天然ボケ気味な所も。また太公望が死んでしまったと思った際は「師叔」と叫ぶなど、より太公望への信頼や人間味が増す描写がなされている。名前の読みは安能版に則っている。
楊? (ようぜん)
声 - 千葉進歩 / 中村悠一[5]泊明日菜(幼少期) / ミュージカル - 安里勇哉宝貝:三尖刀(さんせんとう)、哮天犬(こうてんけん)、六魂幡(りくこんはん)(変化の術により、見たことのある宝貝も使える)崑崙山の道士。仙人名は清源妙道真君。実は通天教主の息子で妖怪仙人。一人称は「僕」。幼い頃、金鰲と崑崙の不可侵条約のために王奕と人質交換され、出生を隠匿し、玉鼎真人の門下で育つ。師匠以上の実力者にして、美形・自信家・犬好きかつキザなナルシスト。プライドが高く少々傲慢だが、実直な面もある。当初は、太公望が封神計画の実行者に相応しいか疑っていたが、彼の人格に感服し、以後は太公望の右腕となり共に戦う。生物や物体に変身できる「変化の術」を使いこなし、戦ったことのある敵に変化することでその宝貝を使用できるなど、通常でも味方側最強クラスの戦闘能力と高い汎用性を持つが、半妖態になるとその力はさらに増す。だが自身以上の実力者への完全な変身はできない。妲己にはよく楽しんで化けている。物語後半では、体の一部分だけを変化させることもできるようになり、全身を変化させなくても様々な宝貝を使用可能になった。最終的には、人間と妖怪を繋ぐ新たな仙人界の教主となった。アニメ版『仙界伝』では太公望の監視役であり、太公望が封神計画に背く行為をした場合には彼を抹殺するように命じられていたが、結局は太公望との間の友情を捨てきることができず、太公望に味方した。原作にあった傲慢さはあまりなく、少々ドジである。名前の読みは安能版に則っている。
武吉(ぶきち)
声 -
永澤菜教(ゲーム版) / 内田雄馬 / ミュージカル - 宮本弘佑元は西岐で木樵をしていた天然道士の少年。自称・太公望の弟子。一人称は「僕」。太公望に憧れ、行動を共にする。天然かつ、純粋で真面目な性格。視力10.0(赤外線を感知できるため暗闇でも目が利く)であり、耳がとても良い上に水の上を走ることまでできるなど、驚異的な身体能力を持っている。また感情が高ぶった時の戦闘能力は高く、趙公明を殴り飛ばしたこともある。膨大かつ意外なバイト遍歴を持ち、それによって習得した数々の技能を披露する。宝貝は使えないが、持つことはできる。名前の読みは安能版に則っている。
妲己三姉妹
妲己(だっき)
声 - かかずゆみ / 日笠陽子 / ミュージカル - 石田安奈宝貝:傾世元禳(けいせいげんじょう)、五火七禽扇(ごかしちきんおう)、金霞帽(きんかぼう)本作のヒロインかつラスボス(1人目)。金鰲島出身の仙女であり殷の皇后。自他共に認める絶世の美女であり、謎が多い。一人称は「わらわ」。正体は1500年生きたの妖怪仙人で、金鰲三強の一人で聞仲や趙公明と並ぶ実力者。スーパー宝貝「傾世元禳」により完成させた誘惑の術(テンプテーション)を使い、紂王を誑かし贅沢三昧の悪政を行う。派手好きで明るく可愛らしい振る舞いをしているが、その内面は冷静かつ頭脳明晰。残忍で享楽のために人間を殺したりしているが、妹想いの性格でもある。自ら戦いに赴くことは滅多にないが戦闘力においても圧倒的で、身に着けるだけでも消耗する宝貝を多数装備している。接近戦では衝撃波を巻き起こす宝貝・五火七禽扇を使い、傾世元禳による防御力で並大抵の攻撃は効かない。また太公望以上に恐ろしい策略家で、他人の心理を読み取り思うがままに利用することが得意。魂魄だけで移動し、他の人間の肉体を乗っ取る「借体形成の術」を習得している。この術で歴代の皇帝の后となって意のままに操り、夏王朝では末喜(ばっき)、60年前の殷では王氏(おうし)を名乗っていた。
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