富士フイルム
[Wikipedia|▼Menu]
2014年にはデジカメ事業は黒字化を達成した[3]。詳細は「富士フイルム・Xシリーズ」を参照
レンズ

レンズメーカーでもあり、大判カメラ用レンズや引き伸ばし用レンズを販売していた。また、レンズ曲線の計算用に、日本初のコンピュータであるFUJIC(開発者は岡崎文次)を開発した。詳細は「富士フイルム大判用レンズの一覧」を参照詳細は「富士フイルム引き伸ばし用レンズの一覧」を参照

しかし、2005年(平成17年)・2006年(平成18年)には写真フィルム事業を縮小し、他分野事業への進出を推進している。2008年(平成20年)の会社四季報その他によると、写真フィルムによって培われた技術を上記の液晶ディスプレイや、医療分野(画像、検査用機器等)などの分野へ活用する試みを続けている。液晶ディスプレイに使用される偏光層保護フィルム(フジタック)は、世界で80%ものシェアを誇っている(残りはコニカミノルタ)。
化粧品

2008年から化粧品事業に本格参入し、CMに中島みゆき松田聖子2人の大物ミュージシャンを起用した。既存の写真関係やデパート、ドラッグストアなどの化粧品販売ルートではなく、テレビショッピング新聞広告などの通信販売で展開しており、現在は、通販による健康食品事業にも進出している。機能性表示食品も展開している[4]
医薬品詳細は「ファビピラビル」を参照

2018年製薬会社富山化学工業を完全子会社化し、富士フイルム富山化学に社名変更。2020年、新型コロナウイルス感染症への治療薬として「アビガン」の治験が各国で実施されている。
記録メディアFUJI/AXIAのカセットテープ2023年現在、同社で継続生産されているLTOデータカートリッジ(画像は旧FUJIFILMロゴ時代の製品)

1960年より東京芝浦電気(現在:東芝)と共同でオープンリールタイプの磁気テープを製造・販売し、1969年にはコンパクトカセット(以下カセットテープ)を製造・販売。Fシリーズ、FXシリーズ、レンジシリーズ等高性能音楽用のノーマルポジションハイポジションメタルポジションの各種カセットテープを音響機器メーカーのパイオニア(ホームAV機器事業部、後のパイオニアホームエレクトロニクスオンキヨー&パイオニアオンキヨーホームエンターテイメントオンキヨーテクノロジー/ティアック)向けのOEM供給品を含め製造・販売していたが、ソニー(現在:ソニーグループ)、日立マクセル(現在:マクセル)、TDKの3大メーカーに対抗するため、1985年6月には新規でカセットテープを使い始めるローティーン(主に中学生)向けにターゲットを絞り、日本市場に限り「AXIA」ブランドでコンパクトカセット等のAV記録メディア製品を製造販売した。AXIAブランドのイメージキャラクターとして当初、斉藤由貴を起用したCM効果が功を奏し、それ以降は先述の大手3大メーカーと肩を並べるほどのメジャーブランドに成長した。

2006年末までにカセットテープ、およびビデオテープDVD-R/DVD-RWCD-R/CD-RWDATミニディスクフロッピーディスクDDS乾電池(富士フイルムブランドでエナジャイザーと提携)と共に製造から撤退した。

しかしながら業務用のデータ・ストレージ専用磁気テープ(リニア・テープ・オープン(LTO)等)は、各種データのバックアップ用として需要が高く、富士フイルムを含めた日本企業の占有率は高い[5]
プリンター・複合機詳細は「富士フイルムビジネスイノベーション」を参照
事業所

本社(東京都港区)

工場

神奈川事業場 足柄サイト(
神奈川県南足柄市、持株会社体制前の登記上本店)

神奈川事業場 小田原サイト(神奈川県小田原市

富士宮工場(静岡県富士宮市

吉田北工場(静岡県榛原郡吉田町、富士フイルムオプトマテリアルズ株式会社)

吉田南工場(静岡県榛原郡吉田町)

九州工場(熊本県菊池郡菊陽町、富士フイルム九州株式会社)


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:70 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef