全体的に日照時間・降水量ともに全国で上位で、特にえびの高原、鰐塚山の降水量は日本有数となっている。平野部での降雪・積雪は稀であり、宮崎市の気象台では初雪が観測されない年がある一方、九州山地では積雪する地域があり、日本最南端の天然スキー場もある。標高1150 mにあるえびの高原は九州屈指の寒冷地とされ、1968年2月26日には−20.2°Cという九州地方における最低気温を記録している[1]。夏は季節風の南東風により蒸し暑い状態が続くものの、海風であるためそれほど高温にはならない。むしろ九州山地などを吹き降ろす南西風が多くなる梅雨末期の方が高温である。台風銀座でもあるため、夏から秋にかけては台風が襲うが、台風本体が接近していない段階から湿った東風により長期間雨に見舞われることが多いためか被害がさらに拡大することもある。冬は乾いた西風が卓越し、快晴の日が多い。国内で冬に多照となる地域では最も暖かいこの気候を利用し、スポーツチームのキャンプやゴルフ客が多数訪れる。日向市以南の日向灘沿岸には無霜地帯が存在する。
宮崎県各地の平年値(統計期間:1971年 - 2000年、出典:気象庁・気象統計情報
)平年値県北、県央、県西、県南の4地域に以下の9市6郡14町3村がある。宮崎県では、町はすべて「ちょう」、村はすべて「そん」と読む。★は出先機関の県税・総務事務所が所在する自治体。
県北
延岡市★
日向市★
東臼杵郡
門川町 - 諸塚村 - 椎葉村 - 美郷町
西臼杵郡(西臼杵支庁を設置)
高千穂町 - 日之影町 - 五ヶ瀬町
県央
宮崎市(県庁所在地)★
西都市
東諸県郡
国富町 - 綾町
児湯郡
高鍋町★ - 新富町 - 西米良村 - 木城町 - 川南町 - 都農町
県西
都城市★
小林市★
えびの市
北諸県郡
三股町
西諸県郡
高原町
県南
日南市★
串間市
合併済みの市町村「宮崎県の廃止市町村一覧」も参照
平成の大合併
平成の大合併では以下の各市町村が合併し、南那珂郡、宮崎郡が消滅した。
田野町・佐土原町・高岡町を宮崎市へ編入(2006年1月1日)
都城市・山之口町・高城町・山田町・高崎町→都城市(2006年1月1日) ※新市制
南郷村・西郷村・北郷村→美郷町(2006年1月1日)
北方町・北浦町を延岡市へ編入(2006年2月20日)
東郷町を日向市へ編入(2006年2月25日)
小林市・須木村→小林市(2006年3月20日) ※新市制