しかし、日本製紙は国内需要の縮小に伴う経営効率化の一環として2013年10月に前述の命名権契約を更新しない意向を宮城県に伝えた。このため宮城県は日本シリーズ終了後の11月5日から12月4日まで、日本全国の企業を対象に新たな命名権契約企業を公募[22]。その結果、楽天と他1社が立候補した[23]。なお、「日本製紙クリネックススタジアム宮城」「クリネックススタジアム宮城」「Kスタ宮城」といった呼称は、契約期間の満了と新たなスポンサー企業(楽天)との命名権契約締結を機に変更された(後述)[24]。 宮城県が上記の命名権契約企業公募に応じた楽天など2社を審査した結果、イーグルスを所有する楽天が、年間契約料2億100万円で命名権を取得。2014年1月1日に、球場の愛称を同社の電子書籍通信販売サイト「楽天Kobo」の名称を冠した楽天Koboスタジアム宮城に変更した[25][26][注 4]。契約期間は従来と同じ3年間で、略記は2016年1月31日まではコボスタ宮城[27]、同年2月1日から契約期間満了まではKoboスタ宮城を用いていた[28]。 2016年10月31日、楽天が宮城球場の施設命名権に関する契約を更新。2017年1月1日から1年間にわたってKoboパーク宮城という愛称を使用した[29]。 球場の魅力向上を目指す「ボールパーク化」を反映し、それまで愛称で「スタジアム」だった部分が「パーク」に変更された[29]。これ以降の愛称は、全て「○○パーク宮城」の形となっている。 2018年1月1日から2022年12月31日までは、楽天が宮城球場の施設命名権を保有したままグループ会社(楽天生命保険)の名を冠した「楽天生命パーク宮城」という愛称を使用した[30]。この間には、2019年11月25日に施設命名権の契約を更新している[31]。 2022年11月28日、楽天グループ(2021年4月1日に楽天より社名変更)との間で施設命名権に関する契約を更新。契約期間は2023年1月1日から2025年12月31日までの3年間で、これに合わせて球場の愛称を「楽天モバイル」(グループ傘下の電気通信事業者)の名を冠した「楽天モバイルパーク宮城」に変更した[32]。 プロ野球の公式戦に評定河原球場を使用していた仙台市内で、第二次世界大戦後(GHQによる占領期)に造成されていた土地(大日本帝国陸軍練兵場の跡地)に建設。日本プロ野球がパシフィック・リーグとセントラル・リーグによる2リーグ制へ移行した1950年(昭和25年)5月に開場した。 パシフィック・リーグでは宮城球場の竣工(1950年5月27日)を目前に控えていた同月5日、変則ダブルヘッダー方式の公式戦(毎日オリオンズ対南海ホークス戦と毎日対大映スターズ)を組んでいた[33]。
楽天Koboスタジアム宮城
Koboパーク宮城
楽天生命パーク宮城
楽天モバイルパーク宮城
歴史
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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