平均は、1周期にわたって積分して周期 T で割った値なので、次式 I r m s {\displaystyle I_{\mathrm {rms} }} が実効値となる。
I r m s = 1 T ∫ 0 T i ( t ) 2 d t {\displaystyle I_{\mathrm {rms} }={\sqrt {{\frac {1}{T}}\int _{0}^{T}i(t)^{2}dt}}} 交流電圧計、交流電流計は、正弦交流では実効値を表示する。しかし厳格には、平均値の定数倍 π 2 2 I a v = π 2 2 1 T ∫ 0 T 。 i ( t ) 。 d t {\displaystyle {\frac {\pi }{2{\sqrt {2}}}}I_{\mathrm {av} }={\frac {\pi }{2{\sqrt {2}}}}{\frac {1}{T}}\int _{0}^{T}|i(t)|dt} を表示するタイプと、真の実効値 I r m s {\displaystyle I_{\mathrm {rms} }} を表示するタイプがある。正弦交流を計測する場合、これらは一致するので、区別する必要はない(一致するよう、平均値を定数倍している)。しかし、非正弦波交流を計測する場合、表示された値がどちらの意味かを区別する必要がある。 アナログ電圧計、電流計では、整流器形は平均値指示、可動鉄片形は真の実効値指示である。デジタル電圧計、電流計では「真の実効値表示」ができる機種で、特に明記することが多い。
真の実効値表示
関連項目
二乗平均平方根
交流 / 三相交流 - 単相交流 - 交流回路
電力 - 有効電力・無効電力・皮相電力
電圧
電流