宝石_(雑誌)
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江戸川乱歩「探偵小説三十年」1951-60年(1956年からは「探偵小説三十五年」に改題、完結後の出版時には『探偵小説四十年』に改題)

レイモンド・チャンドラーさらば愛しき女よ」1951-52年

松本清張『零の焦点』1958-60年(刊行時に『ゼロの焦点』に改題)

澁澤龍彦『黒魔術の手帖』1960-61年、『毒薬の手帖』1962年

笹沢左保「盗作の風景」1963年(覆面作家を当てる企画で5-9月号掲載)

日本探偵作家クラブで恒例の、犯人当てゲームのための作品が本誌に掲載される慣例は、1960年まで続いた。

小説以外

江戸川乱歩「英米の短篇探偵小説吟味」1949-50年

篠田一士「今月のベスト3」1961/2-6月号

植草甚一「フラグランテ・デリクト」1962/1-64/5月号(『雨降りだからミステリーでも勉強しよう』晶文社

荻昌弘「シネマ・プロムナード」1959/7-60/3月号

上記のほか、に芸能関係者のエッセイとして、西条八十辰巳柳太郎高橋圭三丹下キヨ子若尾文子木村義雄大空真弓轟夕起子岡本喜八三橋達也大島渚らの寄稿があった。
別冊宝石

1948年1月から、姉妹誌として『別冊宝石』を発行。ただし1号には「別冊宝石」の字はなく、「宝石 編集部編 捕物と新作長編」となっており、半年後の2号から「別冊宝石」と題された。当初は懸賞小説候補作の特集、捕物帳、翻訳作品による「世界探偵小説全集」の3種を交互に発行し、他に1956年「文芸作家推理小説集」や、江戸川乱歩、横溝正史らの作家特集、「エロティック・ミステリー」などがあった。1963年以降は「世界SF傑作集」「サラリーマン・ミステリー傑作集」「世界女流作家傑作集」などを出し、1964年5月「異色ミステリー特集」を最後に、通算では130号で『宝石』とともに廃刊。
脚注^ a b 高橋良平「出版状況から見た日本SF第一世代」『S-Fマガジン』2011年11月号、p.37
^ a b 森彰英『音羽の杜の遺伝子』リヨン社、2003年、p.108
^ 日本ジャーナリスト会議・出版支部編著『目でみる出版ジャーナリズム小史 増補版』高文研、1985年初版、1989年増補版、p.76
^』2008年11月号、p.30
^ 巽孝之編『日本SF論争史』勁草書房、2000年、p.100
^ 山村正夫『続々・推理文壇戦後史』[要ページ番号]
^ 『本の雑誌』2008年2月号(大坪直行ロングインタビュー 聞き手:新保博久)p.13

参考文献

『宝石推理小説傑作選 1-3』いんなあとりっぷ社
1974年

中島河太郎編『「宝石」傑作選集 1-5』角川書店 1979年

木本至『雑誌で読む戦後史』新潮社 1985年

長谷部史親『欧米推理小説翻訳史』本の雑誌社 1992年(双葉文庫 2007年)

ミステリー文学資料館編『「別冊宝石」傑作選』光文社 2003年

ミステリー文学資料館編『「宝石」傑作選』光文社 2004年

ミステリー文学資料館編『江戸川乱歩と13の宝石』光文社 2007年

ミステリー文学資料館編『江戸川乱歩と13の宝石 第2集』光文社 2007年

関連項目

ヒッチコック・マガジン


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