定期考査
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東京都立上野高等学校の例では1969年に中間・期末の定期考査が廃止され、代わりに自主ゼミ制度が導入された[1]。同高校では高い大学進学率を有していたが、同時期に学区群制度が導入されたこともあり徐々に学力が低下。自由な校風は大学受験に不向きであるとして受験生からは敬遠されるようになった。
高等教育段階の定期試験

大学などでは、試験の上、単位を認定することが大学設置基準に定められており、実習教科目やレポートを課す教科目を除けば、一般的に定期試験が行われる。成績評定には、普段の出欠状況、提出課題授業での様子、学習に対する関心・意欲・態度などが加味されることがあるが、定期試験の比重がかなりを占める場合がほとんどである。
実力考査、実力試験

実力考査(じつりょくこうさ)、実力試験(じつりょくしけん)、実力テスト(じつりょくテスト)は、本来は学期ごとの学習評価を行うのに関係ないものであり、定期考査とは別の概念であるが、しばしば定期的に実施される。学校によっては、学期末の学習評価に組み入れるところもあるが、この場合、厳密に学期で行った学習のみを評価することには当たらなくなる。ただし、学校によっては中学校3年生で8回も実力考査があることがある。
アメリカの定期考査

アメリカの大学では、一般的に定期試験として、学期ごとに中間試験(midterm examination)と期末試験(final examination)が実施される[2]

期末試験の内容は、中間試験実施以降に学習した内容が試験範囲となる場合と、学期の全体を通して学習した内容が試験範囲となる場合(comprehensive examination)がある[2]。一部のアメリカの教育者は、大学の教授に過去問題集を公開するように勧めている。原因は、特定の学生だけが過去問題集を取得できない可能性があり、その場合、特定の学生は何があっても単位を取得できない可能性がある。どんなに頑張っても単位を取得できないという経験は、特定の学生の生活にある程度影響を与えることが多いので、公平を期すために、試験前に過去問題集を公開することを勧める[3]

定期試験の形式には4種類がある[2]

教科書を参照せずに閉じた状態で課す試験(closed-book examination)[2]

教科書やノート等の資料を参照することを認めて行う試験(open-book examination)[2]

問題を持ち帰らせ指定日までに提出させる試験(take-home examination)[2]

卒業時に実施されるもので口頭で問題を問う試験(oral examination)[2]

定期考査と学習

定期考査、またはテスト自体は物事の記憶にとって非常に重要であるため、勤勉なテストと試験は学習にとって重要である[4][5]。教育者はまた、自分自身をテストすることにより、定期試験でより良い成績を取得することを勧める[5]
脚注[脚注の使い方]
注釈^ いわゆる主要5科目。

出典^ 自主ゼミ快調 東京・上野高の一年 明るさ増した生徒『朝日新聞』1970年(昭和45年)11月10日朝刊 12版 23面
^ a b c d e f g 永野真司『アメリカホームスティ&留学の英会話』三修社、2010年、43頁
^ “9: Ensuring Equity, Fairness, and Inclusion in Your Testing - Practice, Passion, and Procrastination”. Coursera. 2022年7月16日閲覧。
^ MD, David Handel (2019年11月21日). “How to Create and Practice Flashcards Like a Boss” (英語). Medium. 2022年7月14日閲覧。
^ a b “Learning How to Learn: Powerful mental tools to help you master tough subjects”. Coursera. 2022年7月14日閲覧。

関連項目

教育 - 学校

教育評価

外部リンク










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