宍粟市
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平均降水日数 (?1.0 mm)10.210.611.710.410.712.613.010.510.68.27.89.7126.1
平均月間日照時間99.1104.7150.8186.3201.2145.7150.1185.5138.8151.1128.0113.21,755.6
出典:気象庁

隣接している自治体
兵庫県

姫路市養父市朝来市たつの市

神崎郡神河町

佐用郡佐用町

岡山県

美作市英田郡西粟倉村

鳥取県

八頭郡若桜町

歴史一宮町中心部
一宮町安積で撮影

「宍粟」の名称は山崎町の中心部に残る地名・鹿沢(しかざわ)を古くは「ししさわ」と読んだことに由来するというのが定説である[1]伊和大神が巡行した際に、舌を出した大きな鹿に遭遇したことから「ししあわ」と呼ばれるようになったという説もある[1]。以後「ししさわ→ししあわ→しさわ→しそう」と変化し「ししあわ」に「宍禾」ないし「宍粟」の漢字が当てられた。「宍禾」は『播磨国風土記』で用いられている古い表記で、新市名決定の際も「宍禾市(しさわし)」の案が対抗馬とされていた。文春新書『日本の珍地名』[2]で難読・誤読地名番付の「西の横綱」と紹介された。難読地名である上に、「穴栗(あなぐり?)市」などと間違われることがしばしばあるが、これを逆手に取った地域おこしのアピールが行われている。特に『日本の珍地名』で「東の横綱」とされた千葉県匝瑳(そうさ)市とは、ゆるキャラご当地ヒーローの相互交流などが行われている[3]ほか、「難読地名で町おこし」に連携して取り組んでいる[1]

「宍粟」は個人の名字にも残っており、時に「宍栗」も当てられ、訓みを「しさわ」、大阪では「しどう」の訓みもある。
山崎町

市南部に位置する。古来から因幡街道による山陽と山陰の結節点として発展しており、江戸時代には本多家山崎藩1万石の城下町(のち陣屋町)として一層の発展を遂げた。また、1621年元和7年)には町内在住の龍野屋孫兵衛により揖保川水運が開かれ高瀬舟の就航が可能となり郡内の物資の集積地としてより一層の発展が進んだ。維新後、廃藩置県により山崎藩が廃され山崎県が置かれたが、のち姫路県に統合され、再び兵庫県に統合され現在に至る。維新後も昭和期に郡制が廃止されるまで宍粟郡の郡役所が所在するなど、古くから宍粟郡の中心市街として発展してきた。現在でも姫路市鳥取市を結ぶ国道29号京阪神中国地方を結ぶ中国自動車道の交点となっており交通の要衝となっている。またイオン山崎店を中核店舗とする咲ランドショッピングセンターなど大型量販店が進出しており、播磨北西部(宍粟市・佐用町)の中心市街となっている。
一宮町市内を流れる揖保川(一宮町嶋田)

市北東部に位置する。古代の播磨国宍粟郡の地であり、町内の須行名(すぎょうめ)には延喜式大社・伊和神社が鎮座する。伊和神社は播磨国一ノ宮であり、町名の由来となった。『播磨国風土記』によれば、伊和大神は揖保川流域を中心に西播磨一帯を支配した大勢力が尊崇した神のようである。中世には播磨国守護赤松氏歴代の尊崇と庇護を得た。現在は町内に国道29号及び国道429号が通り、国道29号沿いの須行名から東市場、安積(あづみ)にかけての地区が宍粟市北部の拠点街として栄えている。
波賀町

市北部に位置する。弘長年間(1261-63)に芳賀七郎が築城した波賀城に、13世紀中頃から戦国時代末期まで播磨国の中村氏が城主として、因幡街道を抑える要所に拠った。市制施行当初より豪雪地帯過疎地域自立促進特別措置法による過疎地域に指定されている。町内で国道29号、国道429号が交差する。町西部で鳥ヶ乢トンネルを介して千種町と連絡する。
千種町

市北西部に位置する。『播磨国風土記』によると古くは神々が腰を下ろす場を意味する「敷草村」と呼ばれていた。また古来より千種鉄(宍粟鉄)の生産地として有名であり、千種鉄は上質なことで名をはせたことから、製鉄業を中心に発展した。今もたたら製鉄所跡が残っている。また、江戸時代には天領となった。しかし明治に入ると西洋式製鉄に圧されて廃業を余儀なくされ、町の中心産業は林業へと転換が計られたが、安価な外国産木材の流入により需要が激減した。維新後は久美浜県生野県姫路県(のち飾磨県)を経て、兵庫県の所属となる。市制施行当初より豪雪地帯、過疎地域自立促進特別措置法による過疎地域に指定され、過疎化少子高齢化が深刻である。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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