安野モヨコ
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2021年7月、伊勢丹新宿店本館6階催物場で開催の「大正ロマン百貨店DX」のイベント公式アンバサダーに就任[11]
人物

ペンネームは
夢野久作ドグラ・マグラ』の登場人物「呉モヨ子」、および作家・安野光雅の名前から取って名付けられた[2][12]

自画像はロンパースを着た女児。『監督不行届』でも自身をモチーフとした「ロンパース」として登場する[8]

趣味は読書で、「今でも毎日必ず3回は読書の時間を作ります」と語っている[2]。好きな作家として、内田百岡本綺堂谷崎潤一郎寺田寅彦[13]永井荷風夢野久作澁澤龍彦ら大正・昭和の作家を挙げている。好きな漫画に『バジル氏の優雅な生活』、好きな小説に『流れる』、好きな映画に『股旅』[14]を挙げたことがある。

子供の頃から甘い物が苦手で、駄菓子屋で買うのは「よっちゃんイカ」と「都こんぶ」だった。大人になってからも自宅に砂糖を置いておらず、料理の際にはみりんや蜂蜜を使う。南瓜が食べられるようになったのは最近のことという[15]

成田三樹夫を好きな俳優の一人に挙げており[2]、『働きマン』の主要キャラクターの名前は、成田を含む『仁義なき戦い』シリーズのキャストの名前に由来している。ただ、それについて特に意味は無いと語っている。

高校の同級生に元プロ野球選手江藤智がおり、1学年上にはMr.Children桜井和寿田原健一中川敬輔がいる。

デビュー20周年記念活動

2009年に様々なアーティスト活動が行われた。

5月 - 初の個展となる《安野モヨコ展》を大阪のギャラリー・センティニアルにて開催。

6月 - 『季刊Prints21 No.91 2009年秋号:安野モヨコ デビュー20周年記念号』が刊行。

7月 - 化粧品ブランド・シュウ ウエムラと安野のコラボレーションによるコレクション“Tokyo Kamon Girls”が全世界で発売[16]表参道ヒルズにて特別展覧会も開催された[17]。また、“Tokyo Kamon Girls”の中のSAKURAKOという女の子をイメージした作品『夜の提灯』も制作された[18]

同月 - デザインを一新した『ハッピー・マニア』新装版の刊行がスタート。

10月 - 東京初となる個展《安野モヨコ展 レトロモダンな世界》が弥生美術館3階にて開催。同美術館1、2階に展示された《『少女の友』展》との同時開催だった。安野は幼い頃から蕗谷虹児中原淳一松本かつぢらのファンであり、『少女の友 創刊100周年記念号』[19]には安野のインタビューが掲載されている。

同月 - 個展の展示作品を収録した『蔦と鸚鵡 -安野モヨコ紙版画集-』[12]が刊行。表題の通り、作品のところどころに鸚鵡のモチーフが描かれている。『VOGUE NIPPON』2009年6月号に掲載された作品にも『鸚鵡師 IA』というタイトルが付けられていた。

11月 - 『くいいじ』上下巻が発売。

単行本リスト
漫画

超感電少女モナ
1994年講談社) 短編集。

TRUMPS!(1994年、別冊少女フレンド、講談社)

PEEK A BOO!(1995年、講談社) 短編集。

ハッピー・マニア(1995年、FEEL YOUNG祥伝社1998年、フジテレビ系でテレビドラマ化。

ジェリー イン ザ メリィゴーラウンド1997年CUTiE宝島社) 1998年、テレビ東京系でテレビドラマ化。

パトロール・QT(1997年、別冊少女フレンド、講談社)

脂肪と言う名の服を着て(1997年、週刊女性主婦と生活社

チェイシング・エイミー(1998年、青山出版社)

ラブ・マスターX(1998年、CUTiE comic、宝島社

エンジェリック・ハウス1999年Amie、講談社)

カメレオン・アーミー(1999年、祥伝社) 短編集。

ジェリービーンズ(1999年、CUTiE、宝島社) 後になかよしプレミアムKC(講談社)から単行本発売。

ツンドラ ブルーアイス2000年YOUNG YOU集英社

花とみつばち(2000年、週刊ヤングマガジン、講談社)

ベイビーG2001年、CUTiE、飛鳥新社)

さくらん(2001年、イブニング、講談社) 2007年、映画化(監督:蜷川実花、主演:土屋アンナ)。

シュガシュガルーン2003年なかよし、講談社) 第29回講談社漫画賞児童部門受賞。2005年、テレビ東京系でアニメ化。

働きマン2004年モーニング、講談社) 2006年、フジテレビ系ノイタミナ枠でアニメ化。2007年、日本テレビ系でテレビドラマ化。

監督不行届(2005年、FEEL YOUNG、祥伝社) 2014年、テレビ東京系でアニメ化。

オチビサン(2008年、朝日新聞、朝日新聞出版) 2023年、NHK総合でアニメ化。

バッファロー5人娘(2013年、CUTiE comic、祥伝社/コルク) - 未完であるが出版している。

鼻下長紳士回顧録(2013年、FEEL YOUNG、祥伝社)

後ハッピー・マニア(2020年、FEEL YOUNG、祥伝社) - 「ハッピー・マニア」(1995年)の続編。「このマンガがすごい!2021」オンナ編2位受賞[20]

エッセイ、画集

美人画報
(1998年、VoCE、講談社)

ハッピーマニア イラスト集(1999年、祥伝社)

日記書いてる場合じゃねぇよ(2001年、PARCO出版

美人画報ハイパー(2001年、講談社)

安野モヨコ対談集 ロンパースルーム(2003年、ロッキング・オン

美人画報ワンダー(2003年、講談社)

蔦と鸚鵡 安野モヨコ紙版画集(2009年、実業之日本社)

くいいじ(2009年、文藝春秋)

オチビサンのひみつのはらっぱ(2014年、講談社)

還暦不行届(2023年、祥伝社)

その他関連本

花とみつばち Memorial モテバイブル(2003年、講談社)

さくらん オフィシャルガイドブック(2007年、講談社)

働きマン Make It Beauty!(2007年、講談社)

働きマン 明日をつくる言葉(2007年、講談社)

働きマン 仕事人に聞く(2007年、講談社)

働きマン Make It Healthy!(2007年、講談社)

文藝別冊「総特集 安野モヨコ」(2003年、河出書房新社)

プリンツ21 2005年秋号 特集・安野モヨコ(2005年、プリンツ21)


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