そして義熙14年12月戊寅（419年1月28日）、劉裕の命を受けた中書侍郎の王韶之により、宮中の東堂で暗殺された[3]。享年は37歳。なお『宋書』には暗殺されたとの記述はなく、武帝本紀中において「（義熙十四年）十二月、天子崩」と記されたのみである。
弟の司馬徳文（恭帝）が帝位を継いだ。
宗室【東晋王朝系図】（編集）
太字は皇帝（追贈含む）、数字は即位順。
(追)宣帝
司馬懿
(追)景帝
司馬師 (追)文帝
司馬昭 琅邪王
司馬?
(西1)武帝
司馬炎 琅邪王
司馬覲
(西2)恵帝
司馬衷 呉王
司馬晏 (西3)懐帝
司馬熾 (1)元帝
司馬睿
(西4)愍帝
司馬? (2)明帝
司馬紹 (8)簡文帝
司馬昱
(3)成帝
司馬衍 (4)康帝
司馬岳 (9)孝武帝
司馬曜 会稽王
司馬道子
(6)哀帝
司馬丕 (7)廃帝
司馬奕 (5)穆帝
司馬? (10)安帝
司馬徳宗 (11)恭帝
司馬徳文 会稽王世子
司馬元顕
后妃
王神愛（安僖皇后）- 王献之の娘
脚注^ 『晋書』巻10, 安帝紀 元興三年閏五月己丑条「桓玄故将揚武将軍桓振陥江陵、劉毅・何無忌退守尋陽、帝復蒙塵於賊営」
^ 『資治通鑑』巻113, 晋紀三十五「瞋目謂帝曰：「臣門戸何負国家、而屠滅若是！」琅邪王徳文下床謂曰：「此豈我兄弟意邪！」振欲殺帝、謙苦禁之、乃下馬、斂容致拜而出」
^ 『晋書』巻10, 安帝紀「劉裕将為禅代、故密使王韶之縊帝而立恭帝、以應二帝云」
伝記資料
『晋書』巻10 帝紀第10 安皇帝
関連項目
東晋の人物一覧
元帝317-322 / 明帝322-325 / 成帝325-342 / 康帝342-344 / 穆帝344-361 / 哀帝361-365 / 廃帝365-371 / 簡文帝371-372 / 孝武帝372-396 / 安帝396-418 / 恭帝418-420