安城市
[Wikipedia|▼Menu]
また、市の各所には明治時代に開削された明治用水の4本の幹線・支線が流れ、それぞれ刈谷市知立市西尾市などの近隣都市まで続く。市南西部の碧南市との市境には汽水湖油ヶ淵があり、長田川や稗田川、朝鮮川などが流れ込む。

市街地は安城駅を中心とする市北部に形成されており、それ以外の地域には集落が点在している。交通は、国道1号国道23号といった幹線道路が東西を横断し、東海道新幹線東海道本線名鉄名古屋本線という県内の東西を結ぶ鉄道路線も通る。

土地利用では、2017年の統計によると、面積86.01 km2のうち、田が31.48 km2と市全体の約40%弱を占め、畑は6.00 km2で約7%になり、市域の半分弱が田畑に利用されていることになる。しかし、近年は宅地の造成が進んでおり、田畑の減少に代わって宅地の土地利用が増えている。宅地面積は23.21 km2で27%を超えている[4]

本市は旧碧海郡の市(碧海5市)で唯一、他の旧碧海郡の市全てと境を接する。
地形
平野

岡崎平野

河川

主な川

鹿乗川

猿渡川

高浜川

朝鮮川

西鹿乗川

半場川

矢作川

矢作古川

明治用水
岡崎市周辺の地理
湖沼

主な湖

油ヶ淵

気候

1987年から2016年までの30年間での1年の平均気温は16.1℃で、最高気温は37.2℃、最低気温は-3.5℃程度を記録し、県内の他市に比べて、夏は暑く、冬は冷え込む内地性の気候である。また、年間平均降水量は1,346mmである。

1922年以降に市内で記録された最高気温は40.0℃(1995年8月5日)、最低気温は-10.5℃(1989年12月28日)で、1日あたりの最大降水量の記録は364.5mm(1971年8月30日)である[4]
地域
町名「安城市の町名」を参照
人口

愛知県の人口上位自治体(1921年末)[5]
#自治体人口#自治体人口
1名古屋市633,27411渥美郡高師村14,405
2豊橋市65,03312丹羽郡古知野町13,965
3岡崎市41,68413渥美郡田原町13,831
4一宮市30,55814海部郡津島町13,772
5東春日井郡瀬戸町23,09215中島郡祖父江町13,300
6碧海郡安城町19,60716西加茂郡挙母町12,317
7知多郡半田町17,14117渥美郡福江町12,256
8幡豆郡西尾町15,51118宝飯郡蒲郡町12,120
9知多郡亀崎町15,17019東春日井郡小牧町12,101
10幡豆郡一色町15,11420碧海郡矢作町11,345


1906年に安城町が発足した際の人口は15,000人に満たなかった。製糸工場の進出により、町制施行後5年間の人口増加率が10%を超え、1920年代には製糸業が隆盛で特に女性人口が増加した[6]。製糸産業の衰退で人口は減少に転じるが、紡績業の隆盛で再び人口が増加した。1940年代には軍需工場の進出に加えて都市部からの疎開で、太平洋戦争後には周辺市町村の合併などにより人口を伸ばした。高度経済成長期には工場の進出が相次いだ。自動車工業の興隆や、名古屋市への通勤圏に含まれていることもあり、人口増加を続けている。

2015年度国勢調査によれば、人口は184,140人と5年で3%増えた。昼間人口192,557人で、昼夜間人口比率は104.6%となっている。また、2017年10月1日の統計では、市内の登録外国人は6,632人おり、国籍別ではブラジルが2,050人と最も多く、次いでフィリピン(1,764人)、中国(1,035人)が続く[4]

人口推移緑色で示したものが、安城町及び安城市の人口
また、青色を加えたものが現在の市域の人口
括弧内の数字は合併前の安城町・市の人口
<参考 - #市域の変遷>1920年 36,959 (18,520)
1925年 39,309 (21,033)
1930年 42,421 (22,965)
1935年 44,413 (24,206)
1940年 46,737 (26,355)
1945年 58,264 (33,344)
1950年 61,037 (35,188)
1955年 64,495 (52,820)
1960年 66,793 (56,787)
1965年 76,152 (66,088)
1970年 94,307
1975年 111,047
1980年 123,843
1985年 133,059
1990年 142,251
1995年 149,464


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:196 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef