安全ピン
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これはハントが借金を抱えていた頃に、金具をもてあそんで何かを発明しようとしている際に発見されたもので、特許は借金の返済のため400ドルで売却された[3]。この安全ピンは、針を開いた状態に戻すためのばねの存在などが古代の安全ピン(フィブラ)と異なっている。
パンク・ファッション安全ピンを取り入れたファッション通学帽に安全ピンで留められたリボンとバッジ

安全ピンは布や服を留めるためのありふれた日用品としての用途のほか、パンク・ファッションでは装飾品に使われることもある。1970年代半ば以降のイギリスでは、安全ピンは労働者階級の若者の反逆の意思を示すものとして使われた。もとはアメリカのシンガーソングライター・作家のリチャード・ヘルが、髪の毛を尖らせ、引き裂いた裂け目を安全ピンで留めた服を着ていたが、マルコム・マクラーレンがイギリスでセックス・ピストルズを売り出す際にリチャード・ヘルのファッションや態度を元にしたため安全ピンはパンク・ファッションに取り入れられた。
連帯の意思表示

2016年、イギリスでは、国民投票EU離脱が決まった後、移民に対するヘイトクライムが増加したとされる。この攻撃に晒される移民に対して、連帯していく姿勢の表明を示すために衣服に安全ピンを取り付ける運動が始まった。イギリスで始まったこの運動は、アメリカ合衆国のドナルド・トランプ大統領選挙勝利が伝えられた後、アメリカでも広がりだしている[4][5]
脚注^ Chr. Blinkenberg "Fibules grecques et orientales", 1926年
^ 殖田友子. “世界大百科事典 第2版 「安全ピン」の意味・わかりやすい解説”. コトバンク. 2023年4月24日閲覧。
^ “アーカイブされたコピー”. 2005年9月1日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2005年9月24日閲覧。
^ Brian KNOWLTON (2016年11月13日). “安全ピン、広まりつつあるトランプ氏勝利後の連帯の象徴”. AFPBB News. https://www.afpbb.com/articles/-/3107776 2016年11月14日閲覧。 
^ Kearns, Landess (2016年11月15日). “トランプ氏が勝利したアメリカで、多くの人が「安全ピン」を身につけている理由”. Huffington Post. 2023年4月24日閲覧。

関連項目.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキメディア・コモンズには、安全ピンに関連するカテゴリがあります。

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