宇宙大作戦
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特に、ニシェル・ニコルズ演じるウフーラは、アフリカバンツー族出身で艦隊士官という設定であったため、黒人への差別意識が根強かった放送当時は画期的なキャラクターとして捉えられた。黒人達の中でも、とりわけ黒人女性達に大きな希望を与えたといわれている[注 3]。また、第65話「キロナイドの魔力(英語版)」における白人と黒人のキスシーンは、当時としては常識破りであったため、物議を醸した[15][16]
デジタルリマスター版

2006年には、アメリカでの放送40周年を記念して、デジタルリマスター版の制作と放送がCBSパラマウントテレビジョンによって同時に進められた[17][18]。劣化したフィルムに画像処理と音響処理を施し、特撮シーンはCGに置き換えて再合成されたもので、制作を終える2009年まで2シーズンに分けて放送された[19][20]。日本では2007年にNHKBS2が初めて放送し[21]、その後はスーパー!ドラマTV等にて放送が続けられている。現在では放送や動画配信の大半がデジタルリマスター版に切り替わっており、当時の特撮シーンを視聴できないという点で注意を要する。なお、特撮シーンの差し替えが行われていないバージョンも存在し、デジタルリマスター版ブルーレイでは両者を切り替えて視聴することが可能になっている。
ストーリースポック(左)とカーク(右)、下部に写るのが宇宙船U.S.S.エンタープライズ号の模型。

舞台は23世紀(2260年代)の天の川銀河超光速航行技術を開発した地球人はバルカン人[注 4]など複数の種族と共に惑星連邦を結成している。その惑星連邦を防衛し、深宇宙探査外交・巡視・救難などあらゆる任務を行うのが宇宙艦隊であり、その宇宙艦隊の最新鋭艦が、船長のジェームズ・T・カークウィリアム・シャトナー)、副長兼科学士官のスポックレナード・ニモイ)、医療主任のレナード・マッコイデフォレスト・ケリー)らが乗り組む宇宙船U.S.S.エンタープライズ号である。

オープニング映像の初めに、カーク船長を演じるウィリアム・シャトナーが任務の目的を語る。

「Space: the final frontier. These are the voyages of the starship Enterprise. Its five-year mission: to explore strange new worlds, to seek out new life and new civilizations, to boldly go where no man has gone before.」

日本での放映時には以下の意訳がなされ、吹替は若山弦蔵が担っている。

「宇宙、それは人類に残された最後の開拓地である。そこには人類の想像を絶する新しい文明、新しい生命が待ち受けているに違いない。これは人類最初の試みとして5年間の調査飛行に飛び立った、宇宙船U.S.S.エンタープライズ号の驚異に満ちた物語である。」

登場人物
レギュラー

詳細は各個別記事を参照。

ジェームズ・T・カークウィリアム・シャトナー) - 船長(大佐)。地球人男性。

スポックレナード・ニモイ) - 副長兼科学主任(中佐)。バルカン人と地球人のハーフ、男性。

レナード・マッコイデフォレスト・ケリー) - 医療主任(少佐)。地球人男性。

モンゴメリー・スコットジェームズ・ドゥーアン) - 機関主任(少佐)。地球人男性。日本語版での呼称はチャーリー。

ウフーラニシェル・ニコルズ) - 通信士官(中尉)。地球人女性。日本語版での呼称はウラ。

ヒカル・スールージョージ・タケイ) - 主任ナビゲーター(大尉)。地球人男性。日本語版での呼称はカトウ(カトー)。

パヴェル・チェコフウォルター・ケーニッグ) - ナビゲーター(少尉)。地球人男性。第2シーズン以降に登場。




カーク

スポック

マッコイ

スコット
(チャーリー)


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