宇宙ステーション
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1991年に最後の7号が大気圏に再突入した。
アルマース
軍事目的で建造された2・3・5号の別称、自衛用に機関砲を装備していた。
コスモス557号
本来は3番目のサリュートであったが、故障により目的軌道への投入が不可能となり、宇宙ステーションとして運用されないまま大気圏に再突入した。既に西側諸国のレーダーに捕捉されていたため、コスモス衛星と偽装している。
スカイラブ1
アメリカの宇宙ステーション。1973年から1974年まで運用。4度の打ち上げが行われたが、スカイラブ1以降の2号から4号はスカイラブ1への往復に用いられる有人宇宙船である。1979年に大気圏に再突入した。
ミール
ミールサリュートの後継として開発されたソビエト連邦の宇宙ステーション。1986年から1999年まで運用。複数のモジュールからなる初の宇宙ステーションで、打ち上げ以降も多数のモジュールが追加され、最終的に7つのモジュールから構成された。2000年に商業利用用に大規模修理を受けるが、後に廃棄が決定され、2001年に大気圏に再突入した。
天宮1号
中国の宇宙ステーション試験機。本格的な宇宙ステーション建造のための試験機であり、主目的はランデブー・ドッキング技術の習得であることから「目標飛行器(ターゲット機)」と位置付けられた[1]。このため宇宙飛行士が滞在できる期間は長くないが、小規模ながらも実験室を持っていた。2011年9月に打ち上げられ、2012年6月以降2度の有人運用を行った。2013年6月に帰還した神舟10号が最後の有人ミッションであり[2]、以降は無人運用が続けられていたが、2016年3月に機能を喪失[3]、2018年4月2日に大気圏に再突入した[4]
天宮2号
中国の宇宙ステーション実験機で、宇宙実験室と位置付けられている。1号の改良型(8.6トン級)で、滞在期間の延長や実験設備の改良が行われている。2016年9月に打ち上げられた。同年10月18日に神舟11号がドッキングし、1カ月間の有人運用を行った[5][6]。以降は無人運用のみとなり、2017年4月に新型の無人補給船の天舟1号による補給ミッションが行われた[7]。2019年7月19日に大気圏に再突入した[8]
ジェネシス
ビゲロー・エアロスペース社の宇宙ステーション試験モジュール。2006年7月にジェネシスI2007年6月にジェネシスIIが打ち上げられた。民間によって初めて軌道上に投入された宇宙ステーションで、軌道上で無人試験を行うのためのモジュール[9]であった。NASAトランスハブの設計を基にした膨張式モジュールを採用しており、その技術は後にISSのBEAMへと活かされた。
運用中の宇宙ステーション
国際宇宙ステーション (ISS)
国際宇宙ステーション1984年にアメリカで構想されたフリーダム宇宙ステーション計画をベースに、ロシアのミール2(後のズヴェズダ)や新型宇宙ステーション(後のザーリャ)、ヨーロッパ各国や日本で計画されていたモジュールを統合して、再設計された複数モジュールからなる世界最大の宇宙ステーション。アメリカ、ロシア、カナダ、日本、ESA加盟の各国(ベルギーデンマークフランスドイツイタリアオランダノルウェースペインスウェーデンスイスイギリス)の15カ国が共同で開発(他にブラジルがNASAを介して間接的に協力)しており、主要な研究機関としてアメリカ航空宇宙局 (NASA)、ロシア連邦宇宙局 (RFSA)、宇宙航空研究開発機構 (JAXA)、カナダ宇宙庁 (CSA)、欧州宇宙機関 (ESA) が参加している。1998年の打ち上げから始まった建設開始以降、現在も運用中。50以上のモジュールやパーツから構成されており、その総重量は約420トンにも及ぶ、地球軌道上最大の人工物である。一応の完成を迎えて以降も内・外装機器の更新・変更、モジュールの追加が随時行われており、当初2016年運用終了予定であったが、少なくとも2024年までの延長が検討されている。
中国宇宙ステーション (CSS)
中国宇宙ステーション中国の宇宙ステーション。天宮シリーズの完成型で、2021年より運用が開始されている。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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