宇宙の騎士テッカマンブレード
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- 森川智之林原めぐみ(少年時代)生年月日:連合地球暦174年(西暦2282年)5月15日/年齢:18歳/身長:177cm/体重:66kg/血液型:AB型[5]本作の主人公。アルゴス号の乗組員で、宇宙を航海中に突如現れたラダム母艦に遭遇。船内を探索に向かった際にテックシステムに取り込まれる。しかし、洗脳される前に父・孝三に救出され、アルゴス号の脱出ポッドに乗せられて地球へ帰還した。打倒ラダムとラダムの兵士にされてしまった家族や同胞を自身の手で討つべく、スペースナイツに所属し、ラダムとの戦いに身を投じていき、人々からはラダムを倒す「白い魔人」とも呼ばれるようになる。スペースナイツの母体である外宇宙開発機構と遭遇した当初、記憶喪失を装い本名を名乗らず、無茶な行動ばかり取ることから「デンジャラス・ボウイ」(略して「Dボウイ」)という渾名をノアルに付けられた。妹・ミユキとの再会を機に自らの素性やテッカマンとしての秘密を周囲に明かしたが、その後も仲間からはDボウイと呼ばれている。左目の辺りには、ダガーに付けられた傷痕が縦に走っている。タカヤであった頃はスポーツ万能で明朗快活。アックスことゴダードによれば放っておいても才能を伸ばすと評価している天才肌タイプ。誰からも好かれる男だが、ミユキ曰く「人一倍寂しがりや」とのこと。Dボウイになってからは使命感の重さゆえに無口で無愛想な性格に変化。しかし、スペースナイツの仲間たちとの交流で性格は多少は軟化していった。不完全なテッカマンながらも戦い続けていくが、不完全なテッカマンゆえにテックセットする度に肉体の崩壊が進行しており、ついには変身に耐えられなくなってしまう。それを改善すべく、余命半年を承知でブラスター化を行い、不完全さを克服すると同時にパワーアップを果たす。不完全テッカマンによるブラスター化だった為、危惧されていた短命化は避けられたが、変身の負荷が脳に集中し、今度は変身する度に徐々に記憶を失うようになってしまう[6]。そのため、記憶を失ったとしてもラダムへの怒りと憎しみを忘れないために、既に誰もいない生家に戻り、家族との思い出を辿ったことで、その思いを新たにした。最終決戦ではエビルとの地球全土を駆け巡っての双子決戦を制し、彼から託されたクリスタルのパワーを使って月面に向かうが、クリスタルフィールドで高まった力の影響により、ついにすべての記憶を失ってしまう。それでもラダムへの怒りと憎しみでブラスター化してオメガを倒し、長きに渡る戦いに終止符を打つ。最後はラダム母艦の崩壊で吹き飛ばされながらも生還するが廃人と化しており、戦後はアキによる支えのもとで車椅子に頼る療養生活を送ることとなる。続編の『II』にも登場する(詳細は当該リンクを参照)。

担当声優の森川にとっては初主演作品でもあるが、アフレコの際にはボルテッカの絶叫でタバックのマイクを壊してしまったことがあるという[7]

ノアル・ベルース
声 - 松本保典矢島晶子(少年時代)生年月日:連合地球暦172年(西暦2280年)10月20日/年齢:20歳/身長:182cm/体重:76kg/血液型:B型スペースナイツのメンバー。ブルーアース号のパイロットで、後にソルテッカマン2号機のパイロットも務める。「Dボウイ」の名付け親。ベルース家は薔薇の紋章を持つ軍人の名家で、ノアルは身体を壊して軍を退役した父(声 - 石丸博也)の手で士官学校に入学させられたが、軍の空気に馴染めず、フリーマンに誘われて、外宇宙開発機構に参加。その為、父から勘当されていた。子供の頃に母(声 - 水谷優子)を亡くしており、唯一の肉親である父も人々を守るためにラダム獣と戦って亡くなったことを帰郷時に知る。父からは「軍人は常に強くなくてはならず、人前で涙を見せてはならない」と教えられており、その教えは今でも忘れずにいる[8]。一見理屈屋で口調は軽く斜に構えているが、実際は情に厚く義理堅い。チョコバーが好物で、サッカーが得意。当初は正体不明で自分勝手な行動の目立つDボウイを厄介者扱いし、ブレードがタイムリミットで戦線離脱した際にアキが負傷したことから、Dボウイを激しく憎悪するが、ミリーからタイムリミットによる暴走とDボウイがそれにより人類の敵になるぐらいなら仲間の手で葬られたほうが良いという思いを抱いていることを知らされたことで、Dボウイへの憎悪を氷解。この件を通じて友情を築くようになっていき、良き相棒・良き親友・良き理解者となっていった。アキに好意を抱いていたが、Dボウイとアキが互いに惹かれあっていることを察してからは身を引き、2人を応援するようになる。最終決戦ではバルザックと共に月基地攻略に臨むも、テッカマンソードが最期に放ったボルテッカでブルーアース号を撃墜されて負傷。その後は月に向かったDボウイをフリーマンが見捨てた(ように見えた)事に激昂するも、フリーマンに諭されて避難に尽力する。戦いが終わった後、松葉杖で歩けるぐらいには回復したことを機に、Dボウイの様子を見に行き、彼の安息を願った。
アキ
声 - 林原めぐみ生年月日:連合地球暦173年(西暦2281年)6月15日/年齢:19歳/身長:160cm/体重:45kg/血液型:AB型[9][10]スペースナイツのメンバー。ブルーアース号のパイロット。体術に優れており、訓練では男性を投げ飛ばすこともできる程の腕前。一方で料理が苦手[11]など、女らしさに欠ける面があり、自らもそれを気にしている。人を遠ざけるDボゥイを常に気にかけ、時に優しく、時に厳しく、支えていく。シンヤによると「相羽兄弟の亡き母親に似ている」らしい。物語が進むにつれ、Dボウイに好意を抱くようになるが、過酷な運命に翻弄されるDボウイに何もできず、自分の無力さに苦悩することが多かった。Dボウイと共に彼の生家に足を運んだ際、互いに愛を深め合う。最終決戦ではDボウイに同行するが、悲壮な覚悟でラダム基地に向かったDボウイに置いていかれる形でオービタルリングに残ることになった。戦いを終えた後は髪を切り、廃人化したDボウイと共に過ごす。苗字は如月(きさらぎ)だが、本作の時点では明らかにされず[12]、続編『宇宙の騎士テッカマンブレードII』で初めて公開された。また、伊賀忍者の末裔と設定されていたが、本編では特に触れられず、ドラマCDにおいて「スタッフも忘れてるけど」と発言している。
ミリー
声 - 横山智佐生年月日:連合地球暦176年(西暦2284年)2月14日/年齢:16歳/身長:152cm/体重:40kg/血液型:A型スペースナイツのオペレーター。フリーマンと行動を共にすることが多いが、負傷したアキの代わりにブルーアース号に乗り込んだこともある。明るい性格だが、ちょっと毒舌な一面もある。鶏肉が嫌い。Dボウイとノアルの和解のきっかけを作ったり、タイムリミットで暴走したブレードを命懸けで説得して自我を取り戻すきっかけを作るなど、いざという時は芯の強さを見せる。Dボウイからは妹ミユキの姿を重ねられており、最初は無愛想だったDボウイも、ミリーにだけは心許すこともあった。ミレッタ・ルルージュという本名が設定されているが、アキの設定同様、劇中では明らかにされない。
本田(ほんだ)
声 - 飯塚昭三生年月日:連合地球暦150年(西暦2258年)5月5日/年齢:42歳/身長:172cm/体重:85kg/血液型:B型スペースナイツのメカニック班長。髭面で貫禄のある体格をしており、ほとんどのメンバーからは「おやっさん」と呼ばれている。スペースナイツ最年長であり、フリーマンの良き理解者でもある。おおらかな性格だが、メカを粗末に扱う者は誰であろうと許さない[13]。凧作りを趣味としており、平和になったら、自作の凧を飛ばすのが夢である。
レビン
声 - 中原茂生年月日:連合地球暦171年(西暦2279年)8月29日/年齢:21歳/身長:178cm/体重:61kg/血液型:A型スペースナイツのメカニックで、本田の相棒。メカフェチのオカマだが、特に男性が好きというわけではない。Dボウイとテッカマンブレードのことを気に入っており、ブレードのフォルムをセクシーと表現している(反面、ソルテッカマンを初見で「セクシーじゃない」と評している)。自作したと思しきブレードのフィギュアも所持している。料理が得意だが、人参は嫌い。ミリー相手に大人気ない掛け合いをしたり、トラブルに巻き込まれたりと、シリアスかつハードな本作において数少ないコメディリリーフだが、時折砲座に座ったり、銃を取って戦う勇敢さも見せる。
ハインリッヒ・フォン・フリーマン
声 - 鈴置洋孝(ナレーションも兼任)生年月日:連合地球暦157年(西暦2265年)11月23日/年齢:35歳/身長:198cm/体重:83kg/血液型:O型スペースナイツのチーフ。外宇宙開発機構の創設者。沈着冷静な性格だが内心は情に厚い。鋭い戦略眼と極めて高い政治能力を持っているため、しばしば冷酷とも取れる言動・行動で周囲の誤解を招くことがある。自ら数々の対ラダム兵器の開発やハッキングソフトの制作、テックシステムの解析など、技術者としても優れた面を持っており、従軍記者バルザックが軍のスパイと知りつつも情報をあえて流し、ソルテッカマンを作らせた(結果的にそれがDボウイの助けになる事を見越しての行為である)。射撃の腕前はAクラス。独特の三角形をしたサングラスをかけていることが多い。ラダムとの戦いの記録を纏めたファイルを「Dボウイファイル」と名付け、スペースナイツ基地壊滅寸前までファイルに情報を記録していた[14]。最終決戦後、Dボウイの様子を見に来た際、「忘却はDボウイにだけ許された救い」とノアルに語った。
ペガス
声 - 飛田展男身長:2.7m/体重:6.5t[15]/最高速度(飛行形態時):マッハ2.34 / 49000ftテッカマンブレードのサポートロボ。内部にクリスタルフィールドを形成し、Dボウイの掛け声に呼応してテックセットを行う。電子音声機能も備えており会話も可能。元々はスペースナイツの作業用人型ロボット(第1話にて登場)だったが、Dボウイのクリスタルの破損を機に、ブレード用のサポートロボとして改修された[16]。ブレードのサポートロボだが基本的にはスペースナイツのメンバーの誰の命令でも利く。人との会話も可能で新たにメモリーにない単語を追加したり、意味のわからない言葉を聞き返したりと比較的流暢に会話出来、バーナードからは唄も学んでいる。バルカン砲やフェルミオン砲などの兵器を搭載しており、飛行形態にも変形できる。ブレードと共にクラッシュイントルードを行ったり、協力してハイコートボルテッカ(劇中では二度使用)を放ったりすることもできる。最終決戦でオメガの攻撃からブレードを庇って全身を貫かれ、バラバラに破壊された。その残骸は回収され、『宇宙の騎士テッカマンブレードII』にてペガスIIとして修復・改造され、テッカマンとなったアキによって運用された。
連合防衛軍
バルザック・アシモフ
声 -
堀内賢雄生年月日:連合地球暦168年(西暦2276年)5月21日/年齢:25歳/身長:183.5cm/体重:75kg/血液型:AB型連合防衛軍少佐。従軍記者を装い、スパイとして、スペースナイツ基地に潜入。ブレードに関する機密データを持ち帰り、それを基に軍が開発したパワードスーツ・ソルテッカマン1号機のパイロットに任命される。スラム街出身ゆえに上昇志向が強い。飄々とした性格だが頭の回転が早く、スラム街で培った盗みの技術も持つ。親友マルローと共にソルテッカマンでラダムを倒し、栄達することを夢見ていたがマルローは殉職。仇討ちも兼ねて、連合軍によるオービタルリング奪回作戦に臨むもエビルに敗れ、ソルテッカマン1号機と共に行方不明となる。その後、リルル(声 - 松井菜桜子)とリック(声 - 松本梨香)の姉弟に助けられ、生きていることの喜びを感じ取り、農夫として生活していた矢先、スペースナイツのメンバーと偶然にも再会。
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