孫悟飯_(孫悟空の育ての親)
[Wikipedia|▼Menu]
悟飯を殺した者が自分であるという事実に悟空が気付いたのはサイヤ人ベジータとの戦いにおいてである。

人格者であり、自らを踏み殺した悟空に対しても、ただただ可愛がり彼の身を心配しており、再会時にもそのことには決して触れることはなく、恨み言も一切言わなかった(ただ、さらなる大猿化への懸念はあったため、亀仙人に密かに確認を取ってはいた)。

鳥山明は「悟空はどうして神龍に孫悟飯を生き返らせてもらおうと考えなかったのですか?」という質問に、「おじいちゃんに会えたからいいんじゃないかなあ」と答えている[4][注 3]

悟空はチチとの間に授かった男児に、自分の育ての親である悟飯の名を与えている。この男児が悟空の長男・孫悟飯であり、悟空は「じっちゃんの形見だから」と、四星球を息子の帽子に付けていた。
ストーリーへの関わり

ストーリー開始時点で故人であり、四星球も当初から彼の形見として設定されている。それゆえ悟空はドラゴンボール集めに際しても四星球だけは別にして持っており、そのことからドラゴンボールが奪われた際にも奪った相手を手こずらせる結果になった。

師の姉でもある占いババの力で一日だけこの世に戻り、狐の面で素性を隠して悟空と対決。悟空たちが最後のドラゴンボールのありかを訪ねに占いババの館に来ることを、彼女の占いで事前に知っていた。試合では一進一退の攻防を繰り広げて亀仙人たちを驚かせ、武道家として目覚しい成長を遂げた悟空の前に窮地に陥るが、育ての親だけあり悟空のシッポが弱点であることを知っていたため、それをつかんで形勢逆転に成功する。しかし途中でシッポが切れてしまい、弱点がなくなり悟空が反撃に転じようとしたところで負けを認め、仮面を取って再会を果たす。この時悟空は初めて人前で泣いており、ヤムチャやブルマもそれについて触れている。

「ピチピチしたコもいる」と発言しており、天国では、ぴちぴちギャルに囲まれて暮らしているが[1]、我が子同然に育てていた悟空を残してこの世を去ったことが心残りだったらしく、その成長ぶりと彼がドラゴンボールをめぐる冒険を通じてたくさんの友人に囲まれていることを知り、安心してあの世へ帰って行った。

サイヤ人編では悟空の回想シーンで登場。悟空は大猿化したベジータとの戦いで、大猿化がサイヤ人の特性の一つであることを知り、即座に昔を思い出し、悟飯を殺したのは自分であることに気付き、「また死んだら謝りに行く」と発言している。

アニメ『ドラゴンボール』の終盤エピソード・ウェディング編では、あの世のフリーターとして[1]、あの世とつながる五行山でアルバイトをしており、死後の魂をあの世に運ぶ八卦炉の炎を管理する太上老君ことアンニンの守衛を勤めている。アンニンからはちゃん付けで呼ばれるなど、かなり気に入られている。また、そこでフライパン山の火災原因を突き止めに来た結婚直後の悟空・チチ夫妻とも会い、感慨深い表情を見せていた。

悟空の実父・バーダックを主人公としたテレビスペシャル『ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦?フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父?』では、ラストシーンにのみ登場。
略歴

エイジ658 - 生誕[1]

エイジ737頃 - 79歳。人里離れた山中に住み、山の中で拾った悟空[注 4]を育てるとともに、武術の基礎を教えた。後に、大猿と化した悟空に踏み潰されて死んでしまう。

エイジ750 - 悟空が出現することを予見した占いババの考慮もあり、この世に戻り、狐の仮面を被って悟空と戦う。戦いが終わった後に正体を明かして再会し、あの世に帰っていった。自分の父だけが生き返ることに気を遣うウパに対しては、「あの世も気に入っている」と発言していた。
孫家の家系図

バーダック ギネ 孫悟飯
(育ての親) 牛魔王 ミスター・サタン ミゲル 
    
                          
       
  ラディッツ   孫悟空
(カカロット) チチ       
  
                      

        孫悟飯  孫悟天   ビーデル 
 
                      
            
          パン       


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:50 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef