幼少期は悟空から武術の手ほどきを受けていなかったが、窮地に追い込まれた時に強い力を発揮しており、ラディッツにも「感情と共に戦闘力が激変する」と分析されていた。ラディッツ戦以降、戦士としての経験が全くなかった幼い悟飯を鍛えた師匠のピッコロとは互いに強い絆で結ばれている。ピッコロとの絆については、#ピッコロとの師弟関係で後述。後に人造人間編までの3年間、悟空とピッコロと共に修業、その後にセルの登場によって精神と時の部屋で悟空の指導を受け超サイヤ人に覚醒。さらにその状態を超えるため、悟空から本格的に鍛えられた。悟飯自身は本当は戦いたくないこと、父親の悟空と違って自分は戦うことが好きではないことを、セルとの戦闘中に吐露しているが[6]、成り行きとはいえ、第25回天下一武道会に出場することになった際には「ボクだって優勝したい」と発言し、劇場版第12作『ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴』で開催された天下一大武道大会には自らの意思で出場して優勝を狙うなど、命のやり取りではないスポーツとしての戦いには積極的な姿勢も見せている。
学業に関しても優秀で、オレンジスターハイスクールへの編入試験で数学、化学、物理、歴史、国語、外国語では満点を取っている(アニメ版)。体育でも野球の試合でホームランを超人的なジャンプ力で阻止し、軽く投げたつもりの送球も剛速球になり、ヘルメットをかぶっていない状態でデッドボールを顔面にぶつけられても平然としていたりと常人離れしたところを見せるが、本人は「目立っていない」と思っている。アニメや劇場版ではグレートサイヤマンの活動のためによく授業を抜け出すため、教師には「非常に優秀だがサボり魔」と思われている。作中終盤、幼少からの夢であった学者となった。
純粋なサイヤ人である悟空やベジータと同じく大食漢で、天下一武道会の控室では三人で凄まじい食事量を見せていた[7]。
後期の主要キャラクターの一人であり、サイヤ人編中盤からはフリーザ編では彼の視点で物語が進む場面も多く、人造人間編ではサポート役に回っていたが後期のセル編においては主人公の悟空に代わり、最終的な悪役セルを撃破する。それ以降魔人ブウ編の前半では主人公を務めたが、最終的には悟空に主人公の座を返上している。劇場版作品でも数作主人公を務めているものがある。
ナメック星編の時期に行われた鳥山明の漫画全般を対象にしたキャラクター人気投票では第5位[8]。セル戦時に行われたドラゴンボール初のジャンプ誌面公式の第一回人気投票では、悟飯は5万票以上を獲得して第1位を獲得している[9]。魔人ブウ編時に行われた投票では第6位[10]。連載終了後に発売された『ドラゴンボール完全版公式ガイド Dragonball FOREVER 人造人間編?魔人ブウ編 ALL BOUTS & CHARACTERS』の投票では3位[11]、また同書のベストバウト投票では、悟飯対セルの闘いは第2位にランク入りしている[12]。
セル編で超サイヤ人2に覚醒した際には、パワーアップして圧倒的優位になった事かサイヤ人の本性なのか不明だが、それまでの彼になかった残虐性が大きく出てしまいピンチを招いてしまうこととなった。魔人ブウ編で老界王神に潜在能力解放された際には決して油断してる描写はなく、戦闘中でも周囲にいたピッコロ達を救いだし逃げ延びたデンデの事を察知、更にピッコロが思い違いしていた精神と時の部屋の時間経過の点にも気付く事が出来る程冷静でもあったが、自信に満ちた事で交戦時に挑発的で粗暴な言動が見られた。更に後年には冷静に『超』では力の大会に向けたピッコロとの修行で彼からそうした詰めの甘さを厳しく指摘され、一騎討ちの中で克服する[13]。直後には各人の実力と適性を冷静に把握している観察眼と即座に判断できる知識力を買われ、悟空自らに第7宇宙代表の抜擢戦士たちのリーダーを任され、勝負に徹してチームに貢献した。 幼少から邪気の全くない性格で父親の悟空同様筋斗雲に乗れる。グレートサイヤマンへの変身装置を手に入れるまでは、ハイスクールへの通学にも筋斗雲を利用していた。 悟空が初めて悟飯を連れてカメハウスを訪問した際には、ブルマが「孫くんの子にしては礼儀正しいわね」と発言しており[14]、悟空によるとチチの教育の成果である様子。また、ピッコロに「さっさと上着を脱げ」と言われた時にも服をきちんとたたんでいる[15]。祖父や両親と違って標準語で話している。 先述の様にチチの教育もあり、非常に礼儀正しく常識がある優等生であり、クリリン、ヤムチャ、天津飯、餃子、未来から来たトランクスなど目上の人物に対しても、「さん」付けで敬語を使用している。
性格
幼少・少年期