学校_(映画)
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助監督:阿部勉、荒井雅樹、朝原雄三、佐々江智明、高橋孝之介、平松恵美子

調音:松本隆司

スチル:金田正

現像:東京現像所

題字:麦豆教室

製作者:中川滋弘

プロデューサー:深澤宏

製作:松竹日本テレビ放送網住友商事

受賞(I)

第48回
毎日映画コンクール(1993年)

日本映画優秀賞

日本映画ファン賞

宣伝賞・優秀賞


第17回日本アカデミー賞(1994年)

最優秀作品賞

最優秀監督賞 - 山田洋次[注 1]

最優秀脚本賞 - 山田洋次[注 1]朝間義隆[注 1]

最優秀主演男優賞 - 西田敏行[注 2]

最優秀助演男優賞 - 田中邦衛[注 3]

最優秀録音賞 - 鈴木功[注 1]松本隆司[注 1]

助演女優賞 - 竹下景子裕木奈江

新人俳優賞 - 萩原聖人[注 4]・裕木奈江

話題賞・俳優部門 - 萩原聖人[注 4]

優秀音楽賞 - 冨田勲

優秀撮影賞 - 長沼六男[注 5]高羽哲夫[注 5]

優秀照明賞 - 熊谷秀夫[注 5]

優秀美術賞 - 出川三男[注 1]・横山豊[注 1]

優秀編集賞 - 石井巌[注 1]


学校II

学校II
監督
山田洋次
脚本山田洋次
朝間義隆
製作中川滋弘
深澤宏(プロデューサー)
出演者西田敏行
吉岡秀隆
永瀬正敏
いしだあゆみ
神戸浩
音楽冨田勲
撮影長沼六男
編集石井巌
製作会社松竹日本テレビ放送網住友商事
配給松竹
公開 1996年10月19日
上映時間122分
製作国 日本
言語日本語
配給収入6億円[2]
前作学校
次作学校III
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1996年10月19日(土)公開の日本映画。製作は松竹・日本テレビ放送網・住友商事。芸術文化振興基金助成作品。文部省選定。

高等養護学校を舞台に、重い障害を持つ生徒と軽い障害を持つ生徒の交流・葛藤、就職問題等を入学から卒業までの、3年間の出来事を描いた作品。
あらすじ(II)

竜別(りゅうべつ)高等養護学校では、様々な障害を持つ生徒たちが寮生活を送りながら教育を受けている。2年前この学校に入学してきたのは、いじめに遭って以来一言も話さなくなった高志や言語障害と歩行障害がある佑矢たち。彼らを受け持つのは、クラス担任の竜平とそれをサポートする玲子、それに新人教師・小林の3人。佑矢は特に手のかかる生徒で、すぐに暴れ回るため小林はつきっきりでその対応に追われる。竜平たちは長い月日をかけて生徒との関係を築いていく。しかし3年生になった高志はある日、佑矢を連れて「買い物へ行く」と寄宿舎を出たまま失踪する。
出演(II)
青山竜平
演 -
西田敏行クラス担任。愛称は『リュー先生』。生徒たちの気持ちを尊重したやり方で指導する。かつて東京の高校で勤務していたが仕事に悩み、先輩に紹介してもらった北海道で勤務することになる。大学を卒業した後サラリーマンをしていたものの教員になるべく猛勉強を開始。教員採用試験に何度も落ちた経験を持つ。妻とは離婚しバツイチ。
緒方高志
演 - 吉岡秀隆軽度の知的障害がある。中学生の頃のいじめにより傷つき無口で暗い性格になる。実習でクリーニング工場で働いていたが、自身の能力の低さと職場でのいじめで、竜平に「自分はもっとバカだったら良かった」等と不満を漏らした事がある。趣味は釣り。車が好きな事、一人で出来ることから、夢はトラックの運転手になること。吉岡は本作の撮影中に山田から「秋にまたやるよ」と渥美清の死により実現しなかった男はつらいよ第49作「寅次郎花へんろ」の話をされたと語っている。[3]
久保佑矢
演 - 神戸浩重度障害により気持ちを上手く表現できず、すぐに暴れ、失禁や脱糞を繰り返しており、教師らも手を焼いている。ある出来事から高志を「お兄ちゃん」と慕う。実習では割りばしを紙袋へ詰める仕事をしている。
小林大輔
演 - 永瀬正敏若い新米教師。愛称コバ先生。重い障害のある佑矢の担当。佑矢との関係が上手く築けずに悩む。短気で気性が荒い性格。その為、暴れたり失禁や脱糞を繰り返す佑矢に暴言を加えた事がある。札幌に恋人がいたが別れたことをリュー先生に告白する。
北川玲子
演 - いしだあゆみ竜平のクラスの補助的な教師を担当。生徒たちに精一杯の愛情を持って支える。三年間特別支援学校に勤務し、普通高校への異動を考えていたコバ先生に「そういう考えの人がいるとチームとしてはやりづらいのよね」と言い放つ。
高志と佑矢が出会う主な人物
滝川駅員
演 -
梅垣義明失踪後に駅に訪れた高志と佑矢を目撃し、竜平にその時の状況を伝える。
ホテルのマネージャー
演 - 笹野高史養護学校の高志の先輩である木村が働くホテルのマネージャー。障害者に理解を持っている。
高志の先輩
演 - 大沢一起ホテルの調理場に勤務。障害を持ちながらも懸命に働く。時間に細かい性格。
熱気球仲間
演 - 山村レイコ油井昌由樹高志と佑矢が道端に座り込んでいた所を偶然車で通りかかり乗せてあげる親切な人。
高志の同級生たち
いとう
演 -
小籔千豊紺色の野球帽がお気に入りで授業中でもいつも被っている。挨拶するのが好き。
ゆりこ
演 - 鈴木美恵相手に色々と質問したり、自分が知っている知識を相手に教えるのが癖。
あんどう
演 - 真野きりなかなりの潔癖症。ちょっとしたことで教室に備え付けの手洗い器に手を洗いに行く。
むかいけんいち
演 - 向健一指と声で銃で撃つ(撃たれる)マネをして相手や自分が死んだふりをする遊びが好き。
おおはらもとこ
演 - 大原資子おかっぱ頭の女の子。内気で大人しいが心優しい性格。
その他の主な人物
由香
演 -
浜崎あゆみ竜平の娘。母と祖母と3人で暮らす。進路をめぐり母と意見が合わずに悩む。
小宮山勇吉
演 - 中村富十郎養護学校の校長。高志と佑矢が一緒に過ごす内に変化が起きたことに気づく。
緒方綾子
演 - 泉ピン子高志の母。高志がいじめを受けて急に暗く無口な性格になりショックを受ける。
久保文枝
演 - 原日出子佑矢の母。佑矢が自ら希望して養護学校に入学したが、これからの生活に不安を覚える。
クリーニング工場の社長
演 - 鶴田忍高志が就職を目指して職場体験(作中では現場実習と呼ばれる)をする工場の社長。
クリーニング工場の先輩
演 -高志が職場体験した工場の若い先輩従業員。高志に細かく指導する。ロン毛の男。
安室奈美恵 with SUPER MONKEY'S
演 - 安室奈美恵 with SUPER MONKEY'S本人役でライブシーンで登場。他にも本作では安室奈美恵の楽曲が何度か使用されている[注 6]
コンクールの司会者
演 - 豊田順子(日本テレビアナウンサー)作中に催される北海道の新聞社主催の高校弁論作文コンクールの司会者。
スタッフ(II)


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