学校のカイダン
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親が学園に多額の寄付金を収めている関係で権威を振りかざし「生徒会の裏執行部」とも呼ばれていたが、実際にはメンバーたちの両親が利己的な要求を過剰に突き付けていた影響もあった。メンバーはその枠の証として南から贈られた特製の指輪をはめていたが、第7話では全員ツバメに心を動かされ指輪を外した。南・美森・夏樹・波留は2年1組生徒で、ツバメのクラスメイトである。宣戦布告したツバメを学園から追放するべく様々な嫌がらせを行っていたが、ツバメの真摯な姿勢に共鳴して改心してからは協力的になる。
麻生 南(あそう みなみ)
演 - 石橋杏奈プラチナ8のリーダー格で学園の女王として君臨していた。ラクロス部に所属している。音楽家として活動している母親が世界中を飛び回っているため、他者からの愛を実感できないまま、幼少時代より一人自宅で過ごす孤独な生活を強いられてきた経緯から感情を失い、自分の立ち位置を他者にかき乱されることを嫌うようになった。プラチナ8の証である指輪も自分から離れて行かない様に縛り付ける為の象徴である。美森や夏樹など他のメンバーたちが心を動かされていくのを目の当たりにして、次々と仲間を失うことに恐れを抱き、ツバメが彗の力を借りていたことを突き止め、ツバメの今までの演説が偽物だと他の生徒たちに吹聴して、学園からの追放を図り、さらには彗の正体も暴露しようとした。それでもツバメを信じ続ける美森と夏樹に失望し、彗からの冷酷な言葉で、誰にも愛されず、孤独になっていく自分を自覚していき、ツバメの誠実な言葉や指輪が無くても自身と互いを信じれば良いという美森の働きかけで心を動かされ、これまで失っていた笑顔を取り戻し、ツバメと協力的な関係になる。
香田 美森(こうだ みもり)
演 - 杉咲花ラクロス部所属。学園の女子生徒でも、言論の面で強い影響力を持っている。かなりの演技派で策略家でもある。ツバメからは「みもりん」と呼ばれる。プラチナ8の中で唯一出身中学が別であり、入学当初は独りだったが南に声をかけられ大喜びで加入した。メンバーの為に色々と働くがパシリ気味になっている。中学時代は1人も友達がおらず孤独な生活を送っていたため、その寂しさと他者からの嘲笑に対する恐れを紛らわせるために、特サ枠の生徒たちを常に笑顔で見下すようになり、自分のプライドに固執していた。しかし、ツバメの想いに応え、一度はボイコットした文化祭に参加し、「誰かの顔を伺うのではなく皆で心から笑顔で過ごしたい」と南たちに打ち明け、8人の中で最初にプラチナ枠から脱退する。南の策略でツバメの彗との秘密が暴露された際には、借り物の言葉だとしても本気で学校を変えようとしたツバメの想いを信じ、騙されて改心したなんて自分がカッコ悪く見えてしまうという理由から裏切り者と非難する生徒に加わらず夏樹と共に追放反対していた。孤独だった自分に声をかけてくれた南には離脱後も変わらぬ思い入れがあり、彼女の凍った心を溶かす決定打になった。
須堂 夏樹(すどう なつき)
演 - 間宮祥太朗プラチナ8のもう一人のリーダー格で、バスケ部のエース。また成績優秀でもあるため、女子生徒からも人気が非常に高い。誕生日は8月31日[6]。内心では、プラチナ8の保護者たちが学校教育に干渉してくることを苦々しく思っているが、長らく父・友忠からは威圧されており、言い出すことができなかった。しかし、友忠のツバメたちに対する傲岸不遜な態度に失望して、プラチナ8メンバーの中で真っ先に、友忠らプラチナ8の保護者達の身勝手さと今までの自分たちの非礼を土下座で謝罪し、美森に次いでプラチナ枠より脱退する。南の策略でツバメの彗との秘密が暴露された際には、騙されて改心したと思われる訳にはいけないと追放運動には加わらなかった。髪の先をヘアゴムで止めた長髪が特徴だが、第8話で金時の命令により髪を切ってしまった。
日向 タクト(ひなた タクト)
演 - 白洲迅バスケ部部員で、草介とは中学校時代からの友人。プラチナ8でも口先が非常に上手く明朗な性格だが、家庭での問題などもあって時に粗暴な一面を見せる。私生活で父・司から部活のことなどで度々嫌味を言われており、長らく圧力を掛けられていた経緯から、学校での某量的な態度の原因となっていたが、ツバメのスピーチで心を動かされた。美森と違い自分から離反する様な事は無かったが、内心では既に揺れ動いていた。
葉月 エミリー(はづき エミリー)
演 - 吉倉あおい帰国子女で、物事をはっきり言う性格。好意を寄せていた壺井とのスキャンダルが学園内に知れ渡り、生徒たちから反感を買ってしまう。同時に南たちからも一時期距離を置かれ、プラチナ8からも追放されかける。騒動の早期解決を図る理事長の申し入れでパリ校に転入せざるを得なくなるが、ツバメのスピーチによって救われ転入は取り消しになり、プラチナ8の手のひら返しをアッサリ受け入れて復帰する。その一方で心は既に動かされており、タクト同様に一歩踏み出せないまま揺れ動いていた。ツバメの言葉が借り物だったと発覚して、心が動かされかけたからこそショックだったとを怒りを向けるが、騒動の終結後ようやく和解する。
伊吹 玲奈(いぶき れな)
演 - 飯豊まりえ常に自身の外見を気にする日和見主義者で、母・雅美から人は見た目とブランドで評価されるという言葉に縛られていた。雅美が転校させると言い出した際には自らの意思で反発し、親たちの身勝手な振る舞いを夏樹、陸、波留と共に謝罪した。南の策略でツバメのスピーチが彗の手によるものだったと暴露された際には残りのプラチナ枠の生徒と共に再び敵に回りツバメの追放運動に加担するも、最後にはツバメの真摯な態度で心を動かされ、これまでとは違って本心からツバメに力を貸すようになった。
大倉 陸(おおくら りく)
演 - 成田凌頭脳明晰で、プラチナ8のブレーン的存在。常に落ち着いた性格で、泰然自若とした雰囲気を醸し出している。父・龍平からは将来弁護士になるよう言われているが、本心では両親から進路を押し付けられることを良く思っておらず、将来は小説家になりたがっている。繊細で鋭敏な感覚の持ち主であり、ツバメの言動に対して最も早く疑問を呈していたが、後にツバメの真摯な態度に心を動かされ、最後には既に離脱していた美森や夏樹、他のプラチナ8のメンバーと共にツバメの手助けをするようになる。第8話では、自筆の小説でコンクール入りを果たすが、これを良く思わない金時からは誉田の計らいだったことを告げられ、自棄を起こして原稿を燃やしてボヤ騒ぎを起こしてしまい、停学処分を受ける。しかし、ツバメたちの尽力で処分は撤回され、以降は金時から真摯な応援を受けるようになった。
千崎 波留(せんざき はる)
演 - 伊藤健太郎(健太郎名義)文武に優れているが、常に傍若無人な振る舞いをする。タクトとは同じバスケ部だが、ある一件からプレーに対する意欲をなくしている。その傍若無人な振る舞いは元々父・裕二の性格や言動の受け売りであり、第6話にてツバメたちプラチナ8以外の生徒に対する侮蔑的態度に失望し、これまでの振る舞いを反省してツバメたちに謝罪した。
生徒会執行部

生徒会の執行機関。油森・脇谷は2年1組生徒で、ツバメの同級生。予算や部活創設・廃止などを決定する立場にあるが、実質はプラチナ8に権限を奪われていた。現在では学校を変えるための中心的組織となる。生徒会室を拠点としている。
油森 哲夫(あぶらもり てつお)
演 - 須賀健太副会長。温和な性格だが、周囲からはよく苗字を「アブラムシ」と間違えられ、からかいの対象になっていた。バスケ部所属であるが、万年補欠扱い。自身の退学騒動が起こったときにツバメに救われ、学校内では最も早くツバメの味方となる。ツバメが彗に好意を抱いていることを気付く。
脇谷 玉子(わきや たまこ)
演 - 清水くるみ会計。母子家庭で幼い弟と妹がおり、家計を助けるために学校には内緒でアルバイトをしている。通学バス復旧費用が紛失する事件が起こった際、プラチナ8に脅されてツバメに責任をなすりつけようとしたが、逆にツバメが自ら責任をかぶったことで良心の呵責に苛まされる。最終的にはツバメと和解し、油森とともに良き味方となった。
甲羅 ちひろ(こうら ちひろ)
演 - 加藤諒書記。愛称は「チョロリ」。オドオドした性格で、集団で自分の意見を述べることが苦手。大概の物は直せるくらいの機械オタクでロボットを制作するのが趣味。
轟 治(とどろき おさむ)
演 - 柾木玲弥広報。絵を描くことが趣味で、人間観察が好きな一面もある。
畠 ハタロウ(はた ハタロウ)
演 - 藤原薫書記。音楽家の家庭に育ち、トランペットの演奏を趣味としている。


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