孤立語に分類されるのは、シナ・チベット語族の中国語(特に漢文)、チベット語、ビルマ語などや、マレー語をのぞく東南アジア大陸部の言語(ベトナム語、ラオス語、タイ語、クメール語など)、およびサモア語などである。 分析的言語とは総合の指標が比較的低い言語のことであり、分析的言語の極端なタイプが孤立語であるといえる。分析的言語では、さまざまな文法範疇を語形変化ではなく文脈・語順や接置詞などの機能語(英語版
分析的言語
また、英語は屈折語に分類されることが多いが、法は法助動詞によって表され主語・目的語(直接、間接)の違いは語順や前置詞によって示されるなど、分析的性格が強いものとみることができる。 以下に普通話(中国語)による例を示す。 「在」の発音はいずれも "zai"。 「去」の発音はいずれも"q?"。 「?」の発音はいずれも"t?"。
例
品詞
?在做什??(?在做什麼?)(副詞;何しているの?)
???在家??(???在家??)(動詞;お父さんは家にいますか。)
?在?里打工?(?在?裏打工?)(前置詞;どこで働いているの?)
時制
昨天我去了???。(昨天我去了圖書館。)(昨日、私は図書館へ行った。)
今天我去???。(今天我去圖書館。)(今日、私は図書館へ行く。)
明天我要去???。(明天我要去圖書館。)(明日、私は図書館に行くつもりだ。)
格
?喜?意大利面。(?喜歡義大利?。)(主格;彼女はスパゲッティが好きだ。)
他??很温柔。(他對?很?柔。)(目的格;彼は彼女に対してとても優しい。)
出典^ a b Comrie, Bernard (1989) Language universals and linguistic typology: Syntax and morphology. 2nd edition. Chicago: University of Chicago Press.
^ Croft, William
関連項目
膠着語
屈折語
抱合語
東南アジア言語連合
外部リンク
日本大百科全書(ニッポニカ)『孤立語
.mw-parser-output .asbox{position:relative;overflow:hidden}.mw-parser-output .asbox table{background:transparent}.mw-parser-output .asbox p{margin:0}.mw-parser-output .asbox p+p{margin-top:0.25em}.mw-parser-output .asbox{font-size:90%}.mw-parser-output .asbox-note{font-size:90%}.mw-parser-output .asbox .navbar{position:absolute;top:-0.90em;right:1em;display:none}
表示
編集