子門真人
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2019年10月、TBS系『歌のゴールデンヒット』で紹介された際は居所がつかめず、司会の堺正章が「もしも子門さんがこの番組をご覧になっていたら、是非スタッフのほうにご連絡を頂ければ」と呼び掛けた[19]ものの、音信不通で、最終的には紙面を通じた捜査を依頼している[17][20]
人物・エピソード

3人兄弟の末っ子で兄と姉がいる
[11]

幼少時は引っ込み思案な性格であり、それを心配した母の勧めにより児童劇団「チャイム」に所属していた[6]。その際に劇団へ講師として訪れた菊池俊輔と対面している。後年再会した際に、子門は対面していたことを覚えていたが、菊池は失念していた[6]

高校2年生のとき、クラシックの声楽を学ぶ[11]が、当時はサラリーマンを目指しており、歌手になるつもりはなかった[11]。大学4年生のとき、忘年会でフォークソングを歌い、友人の勧めで歌手に興味を持ち始める[11]

熱心な日本聖公会クリスチャンであり、芸名の「子門(シモン)」も聖書に由来するとされ[21]、自身の洗礼名から名付けたという説もある[18][5]。彼がクリスチャンになったのは玉川大学在学時代である[11]

芸名の「真人」は中学生時代の友人の名前から拝借したものである[11]

アマチュア無線家でもある。自身が肝臓を傷め入院していた時期にアマチュア無線の免許を取得した[11]1978年発行の『アマチュア無線運用マニュアル』(電波新聞社)の表紙を大橋照子と共に飾っている[22]。コールサインはJI1KLK(1970年代時点)[11][22]

子門自身は歌手活動を副業と位置づけており、特定のレコード会社と専属契約を結ばなかった[5]。そのため作品は多数のレコード会社にまたがっており[5]、子門の活動には以下のような特徴がみられる。

上記の事情から楽曲の版権元も分散しており、「子門真人 ヴォーカル・コンピレーション」シリーズ発売以前ではベストアルバムの編集などが困難となっていた[23]

「子門真人」という名前の他にも様々な変名を用いて楽曲を発売しており、同じ歌をレコード会社によって「子門真人」「谷あきら」で歌い分けたこともある。別名義には藤浩一(デビュー当時の芸名)、谷あきら(主に円谷音楽出版在籍時に使用した芸名[23])、大安蓮、布川富美雄、司馬拳、ピーター・サイモン、サタンタなどがある。また、「椿もとみ」のペンネームでGSグループへの楽曲提供をしていた時期もある。

同時期に複数のレコード会社で活動することもあり、オリジナル音源の販売権を持たないレコード会社が独自にカバー音源を制作する際、子門を起用することがあった。中には子門自身がオリジナル版も歌っている例(「ガッチャマンの歌」「アイアンキング」「ジャンボーグA」など)や、同じ歌を複数のレコード会社でカバーした例もある。特に『ウルトラマンレオ』の主題歌は日本コロムビアキャニオン・レコード(現:ポニーキャニオン)CBS・ソニービクター音楽産業(現:JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)の4社でカバーしている。


子門が主題歌を歌唱した『恐竜探険隊ボーンフリー』の登場人物「権田明」(初期案では「権田三郎」)は、子門が声優を務めることを前提に書き起こされたキャラクターであり[24]、子門自身がモデルとなっている[25]

仮面ライダー』などで造形を担当したエキスプロダクションレインボー造型企画の小松義人は小学校の同級生である[26]

楽曲に関するエピソード

代表曲「レッツゴー!! ライダーキック」は、1曲2万5,000円の
アルバイトで歌唱[15]したものであり、子門はCMソングの収録だと思って参加していた[4]。同曲は事前に主演の藤岡弘によって収録されていたが、日本コロムビアのディレクターであった木村英俊の判断により子門の歌唱でも録音された[27]。放映では当初藤岡弘が収録したテイクが使用されており、自分の歌が流れることを期待して放送を見た子門はしばらく呆然とし[23]、ひどく落胆したという[4][5][3][注釈 2]。のちに藤岡が撮影中の事故で番組を一時降板したため、それに伴い主題歌も子門が歌唱したテイクに変更されたが[注釈 3]、子門は友人からの指摘で変更を知ったという[4][3]

勇者ライディーン』主題歌「勇者ライディーン」の収録直後、喫茶店でコーヒーを注文しようとした子門が思わず「ライディーン!」と叫んでしまったという逸話がある[28]。また、同作の挿入歌「海よ」は、後年子門自身がアニメ雑誌にて「一番気に入っている(楽曲)」と述懐している[24]

「およげ!たいやきくん」は当初生田敬太郎が歌唱したものが放送されていたが、後に子門の歌唱するものに変更された。なお、同曲も1曲5万円のアルバイトで歌ったものであり、子門自身この曲がメガヒットになるとは思わなかったため、レコード会社から「歩合と買取どちらが良いか」聞かれた際に軽い気持ちで「買取で」と答えている。なお同曲のヒットにより、後に100万円と白いギターをもらったとされる[29]

青春ラジメニア』の主題歌「青春ラジメニアの歌」の歌詞は、リスナーから応募された歌詞の中から子門自身がピックアップしたものである[30]

Aランクサンダー 誕生編』の主題歌「Aランクサンダーの歌」は、当初ヒデ夕樹の起用が検討されていたもののヒデへのオファーが難航し、子門が起用されることとなった[31]。また、実際のゲームソフトには収録されなかったもののレコーディング自体はフルサイズでされていたとのこと[32]

代表曲
テレビアニメ

ガッチャマンの歌(『
科学忍者隊ガッチャマン』初代エンディング・二代目オープニング主題歌)

ゼロテスター(『ゼロテスター』オープニング主題歌)

王者!侍ジャイアンツ (『侍ジャイアンツ』オープニング主題歌(第25話のみ))

空手バカ一代(『空手バカ一代』オープニング主題歌) - 「大安蓮(ヒロ・アレン)」名義

柔道讃歌(『柔道讃歌』オープニング主題歌)

勇者ライディーン(『勇者ライディーン』オープニング主題歌)


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