子宮癌
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子宮体がんの症状には、膣からの異常な出血骨盤内の痛みなどがあげられる[2]。子宮肉腫の症状には、異常な膣からの出血や膣内の腫瘤などがあげられる[3]

子宮体がんの危険因子には、肥満メタボリックシンドローム2型糖尿病、これらの状態の家族歴などがあげられる[2]。子宮肉腫の危険因子には、骨盤への放射線療法を受けたことがあるなどである[3]。子宮体がんの診断は、通常、子宮内膜生検に基づいて行われる[2]。子宮肉腫の診断は、症状、内診、医療画像に基づいて疑われる[3]

子宮体がんは治癒することが多いのに対し、子宮肉腫は一般的に治療が困難である[1]。治療には、手術放射線治療化学療法ホルモン療法標的治療などを組み合わせた方法があげられる[2][3]。診断後5年以上の生存率は80%強である[4]

2015年には、世界中で約380万人が影響を受け、9万人が死亡した[5][6]。子宮体がんは比較的一般的あるが、子宮肉腫はまれである[1]。米国では、子宮がんは新規がん症例の3.6%を占めている[4]。55歳から74 歳の女性に最も多く発症する[4]
分類

子宮癌(しきゅうがん、: Uterine cancer)は、子宮に発生する悪性腫瘍

のうち以下の二つを総称したもの。

子宮体癌(Endometrial cancer、子宮内膜癌とも言う)

子宮頸癌(Cervical cancer)
なお日本産科婦人科学会では、「子宮がん」は定義があいまいであり、上記2疾患は明確に区別すべきとして、この用語を廃止するよう厚生労働省に要望するとしている[9][10]

また、子宮に発生する悪性腫瘍には他に以下もある。

子宮肉腫(Uterine sarcoma)

絨毛癌(Choriocarcinoma)

胞状奇胎(Hydatidiform mole)

子宮がんになった人物

(アイウエオ順。生還者と亡くなった人の双方を含む)

岩本正恵

大石スク

シーナ (歌手)

清水クーコ

高見知佳

中川安奈

中島葵

仁科亜季子

西丸優子

原千晶

古村比呂

アンジェリーク・ペティジョン

松原みき

向井亜紀

森昌子

セーラ・ロウエル

和田アキ子

出典[脚注の使い方]^ a b c “Uterine Cancer” (英語). National Cancer Institute (1980年1月1日). 2021年8月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月3日閲覧。
^ a b c d e f g “Endometrial Cancer Treatment” (英語). National Cancer Institute (2018年4月26日). 2014年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月3日閲覧。
^ a b c d e f g “Uterine Sarcoma Treatment” (英語). National Cancer Institute (2018年10月3日). 2018年1月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月3日閲覧。
^ a b c d “Uterine Cancer - Cancer Stat Facts” (英語). SEER. 2014年7月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。


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