嬬恋村
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平均最低気温 °C (°F)?8.9
(16)?9.0
(15.8)?5.4
(22.3)0.3
(32.5)5.7
(42.3)10.6
(51.1)15.3
(59.5)15.8
(60.4)11.8
(53.2)5.1
(41.2)?0.7
(30.7)?5.9
(21.4)2.9
(37.2)
最低気温記録 °C (°F)?16.5
(2.3)?17.2
(1)?14.5
(5.9)?10.0
(14)?6.3
(20.7)1.8
(35.2)7.0
(44.6)4.7
(40.5)?0.1
(31.8)?4.3
(24.3)?10.4
(13.3)?15.1
(4.8)?17.2
(1)
降水量 mm (inch)52.4
(2.063)55.5
(2.185)96.4
(3.795)107.9
(4.248)132.0
(5.197)180.0
(7.087)207.5
(8.169)165.2
(6.504)220.2
(8.669)167.8
(6.606)72.2
(2.843)46.2
(1.819)1,503.2
(59.181)
平均月間日照時間131.9146.5180.4196.7201.5138.7137.5144.4109.6134.5149.0127.41,798.1
出典1:気象庁[4]
出典2:気象庁[5]

歴史
先史時代
村内各所で
新石器時代の土器・石器が出土する。
縄文時代
村内で出土する縄文土器は前期から晩期まで縄文時代全般に渡り、その様式は多彩で中部日本の様式と関東地方の様式が混在し長野県・新潟県との県境に位置する地勢からも交易や交流の中継地であったことが伺われる。1993年に今井地区東平遺跡から発掘された2つの黒色磨研注口土器(嬬恋郷土資料館所蔵、群馬県指定重要文化財)は成型後にへらなどを使用してその表面を滑らかに磨き上げ、酸化炎を用いた焼成技術によって炭素を吸着させて黒光りさせる技法が用いられている。これは大陸の影響を受けて九州から西日本を中心に広がった黒色磨研土器の様式を受け継いでいるものであり、縄文後期東日本の社会構成や技術文化の波及を考察する重要な資料とされる。
弥生時代
稲作に適さない寒冷な気候によるものか稲作に関連する弥生時代の遺構は嬬恋村では検出されていないが、弥生土器等の弥生文化の痕跡は縄文時代に引き続き出土しており、狩猟採取生活と共に畑作中心の農耕が営まれていたと推察される。なお干俣地区万座温泉の熊四郎洞窟遺跡において弥生土器や木炭が発見されており、標高1,800mの険阻な山岳地帯での定住が考え難いことからも狩猟や交易の為の峠越え等の一時利用が推察されると共に古代における温泉利用を伺わせる。
平安時代
天仁元年(1108年)に浅間山が大噴火し、大笹および大前の地区には追分火砕流が襲い、また、上野国(現在の群馬県)のほぼ全域が大量の火山灰で覆われた。
江戸時代
上州(群馬県)と信州(長野県)を結ぶ街道が整備され、大笹には関所が置かれた。浅間山の天明大噴火を描いた絵図天明3年(1783年)に浅間山が噴火し、8月5日の大噴火では鎌原村(現在の鎌原地区)が火砕流や土石流に飲み込まれ、同地区の住居は壊滅すると共に多くの住民が犠牲になった。また、同噴火によって生じた岩屑流は、鎌原、大前、大笹地区等の集落を破壊した。
大正 - 昭和前期時代
長野県との県境にある御飯岳の干俣側に硫黄鉱床が発見され、いわゆる小串鉱山として操業を開始した。最盛期には2000人程が住むある種の街を形成していたが、昭和46年(1971年)に閉山した。尚、昭和12年(1937年)11月11日には、山津波(大規模な地すべり)によって死者245人他多大な被害が発生している[6]
沿革

1889年明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い、吾妻郡芦生田村、今井村、大笹村、大前村、門貝村、鎌原村、田代村、西窪村、袋倉村、干俣村、三原村の区域をもって成立する。

1951年昭和26年)1月8日 - 村章のデザインと村歌「嬬恋村の歌」、新民謡「嬬恋小唄」を選定。

人口


嬬恋村と全国の年齢別人口分布(2005年)嬬恋村の年齢・男女別人口分布(2005年)
■紫色 ― 嬬恋村
■緑色 ― 日本全国■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性

現在、技術上の問題で一時的にグラフが表示されなくなっています。

嬬恋村(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より



行政

村長:
熊川栄(くまがわ さかえ)(2007年5月1日就任)

衆議院

任期 : 2021年(令和3年)10月31日 - 2025年(令和7年)10月30日(「
第49回衆議院議員総選挙」参照)

選挙区議員名党派名当選回数備考
群馬県第5区(嬬恋村、渋川市(旧渋川市、子持村小野上村伊香保町域)、富岡市安中市高崎市(旧群馬町箕郷町榛名町倉渕村域)、北群馬郡甘楽郡吾妻郡小渕優子自由民主党8選挙区

政府所管法人
国立研究開発法人

農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)管理本部(藤本・大わし管理部嬬恋農場事業場)[7]

農研機構種苗管理センター嬬恋農場

警察

長野原警察署

消防

吾妻広域消防本部 西部消防署

嬬恋分署(吾妻郡嬬恋村大前125-1)


経済
産業嬬恋村のエーコープオアシス店

嬬恋村の中心的な産業は農業とサービス業である。

農業ではキャベツを中心にした高原野菜の高冷地栽培が盛んであり、キャベツの村として有名である(生産・出荷されるキャベツの量は日本一を誇る)。近年では出荷量のみならず、その品質においても更なる向上を目指しJA嬬恋を中心に減農薬・減化学肥料栽培などに取り組んでいる。

一方、観光業を中心としたサービス業は雄大な景観や温泉などの自然環境と軽井沢・草津温泉・志賀高原の中間に位置する好立地条件に恵まれ、近年では就業者数においても農業を上回る形で推移している。
産業人口
産業別就業者数上位5位まで、単位・人。カッコ内は構成比。2010年国勢調査による。
サービス業 2,077(36.8%)

農林漁業 1,823(32.2%)

卸小売業 537(9.5%)

建設業 444(7.9%)

運輸・通信業 256(4.5%)

姉妹都市・提携都市
国内

千代田区東京都

1988年姉妹提携


座間味村沖縄県

横浜市中区神奈川県

地域
教育

嬬恋村には現在小学校2校、中学校1校、高等学校が1校ある。小学校と中学校は全て村立、高等学校は県立である。2012年4月1日に嬬恋村立東中学校と嬬恋村立西中学校を統合して嬬恋村立嬬恋中学校を新設、2013年4月1日に東小学校と鎌原小学校を統合して東部小学校を新設、2015年4月1日に西小学校と田代小学校と干俣小学校を統合して西部小学校を新設した。
小学校



嬬恋村立東小学校

嬬恋村立西小学校


中学校



嬬恋村立嬬恋中学校


高等学校



群馬県立嬬恋高等学校


交通
鉄道

東日本旅客鉄道(JR東日本)

吾妻線

袋倉駅 - 万座・鹿沢口駅 - 大前駅



バス

西武観光バス

ジェイアールバス関東

道路

有料道路

万座ハイウェー

鬼押ハイウェー


一般国道

国道144号

国道146号

国道292号

国道406号


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