婚約
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しかし、正当な理由なく婚約を破棄した場合には相手方に対して債務不履行あるいは不法行為として損害賠償責任を負わねばならない(通説・判例。判例として最判昭38・9・5民集17巻8号942頁)[13][12][8][11]

相手方に帰すべき事由によって、やむなく婚約を破棄する場合にも、その相手方に対して損害賠償を請求しうる(最判昭27・10・21民集6巻9号849頁)[12]。また、他者の婚約関係を不当に妨害した者は共同不法行為者として不法行為責任を負う(通説・判例。判例として最判昭38・2・1民集17巻1号160頁)[13][14][8][11]

なお、結納が交わされていた場合には、その返還について別途問題となる。
婚約指輪

婚約時に交換される指輪は婚約指輪と呼ばれ、男女とも左手の薬指につける。男性の払う着手金のような意味合いがある[要出典][15]

一方、結婚指輪は比較的安価なものが選ばれる。

婚約をしてから婚約指輪を交換するのではなく、男性が婚約指輪を贈ることでプロポーズ(求婚)することもある。
日本の婚約破棄率

婚約破棄には書面などが必要ないことから、日本での婚約破棄に関する公式な統計データは存在しない。

しかし、日本の婚約破棄について調べたデータ[16](結婚の約束をしたことのある男女200名を対象にインターネット経由でアンケート 調査時期:2020年5月)によると、婚約破棄率は45%という結果がでている。

この調査結果は、別れて破談になっただけではなく『結婚前の死別・別れてはないが、結婚の話がなくなった』なども含まれる。
脚注^ 広辞苑第六版「婚約」
^ a b 國府剛「アメリカにおける婚約違反訴訟廃止の現況」『關西大學法學論集』39(4 - 5) 関西大学法学会 .mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}NAID 120007097747 1990-02-20 pp.713 - 744.
^ASK
^ 本当は男女のどちらかに、すでに正式に結婚している相手がいるのに、それを相手に隠している場合などのこと。
^ 青山・有地、1989年、279-280頁
^ 我妻 他、1999年、55頁
^ 我妻 他、1999年、55-56頁
^ a b c d e 青山・有地、1989年、280頁
^ 川井、2007年、8頁
^ 二宮、1999年、98-99頁
^ a b c d 我妻 他、1999年、56頁
^ a b c d e f 二宮、1999年、99頁
^ a b c 川井、2007年、9頁
^ 二宮、1999年、99-100頁
^ 景気の影響もあり日本では婚約指輪そのものを交わさないという婚約も一般的になってきている。ダイヤモンドのような高価な宝石の指輪にすることが多い[要出典]。この時「男性の月給3か月分」などと言われることもあるが、この月給3か月分という数字そのものには全く根拠がなく、もともと1950年代に米国でデ・ビアス社(宝石会社)が宝石(ダイヤモンド)を販売することを目的として "Diamond is forever" (ダイヤモンドは永遠の輝き)というキャッチフレーズとともに「婚約指輪は給料の2か月分」という宣伝キャンペーンを行って大成功し、それがそのまま日本に渡って1970年代頃から日本においても同「ダイヤモンドは」のキャッチフレーズとともに「婚約指輪は給料の3か月分」として定着した。よってこの金額にしないといけない、という具体的な根拠はない。(リンク切れ)婚約リング物語 ゆえに(上記の広告キャンペーンが行われていなかった)日本や米国以外の国々でこのような高価な金額の婚約指輪を日常一般的に贈ることは稀である。
^ “【悲報】婚約破棄率の統計データを取ったら約半分のカップルがプロポーズ後破局している結果に!”. 復縁占い当たるのはココ! (2020年5月11日). 2020年5月13日閲覧。


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