やがて武家政治の時代が到来するとともに私有財産の父系相続を重視する嫁入婚が中心となった[1]。なお、寄合婚とは近代以降の社会にみられる母系型の婿取婚とも父系型の嫁入婚とも異なる男女同権的な個人型の一夫一婦婚のことをいう[5]。寄合婚となり婚礼の場は夫方の家から、神社、寺院、公民館等で行われることが多くなったが、婚礼の方式については経営所婿取婚との類似性が指摘されている[6]。
脚注^ a b c d e 石川夕起子、河内山潔「1980年代から現在までのウェディング・セレモニーの変遷」『関西国際大学研究紀要』第13号、関西国際大学。
^ 長谷川昭彦「農村家族の類型」『ソシオロジ』第17巻第1-2号、社会学研究会。
^ 高群逸枝『日本婚姻史』日本歴史新書(至文堂)、1963年、6-7頁。
^ 高群逸枝『日本婚姻史』日本歴史新書(至文堂)、1963年、6頁。
^ 高群逸枝『日本婚姻史』日本歴史新書(至文堂)、1963年、243頁。
^ 高群逸枝『日本婚姻史』日本歴史新書(至文堂)、1963年、260頁。
関連項目
入婿