姫カット
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実際の平安女性貴族の髪形は額を出すのが常だが、ロリータ・ファッションでは厚い前髪をまっすぐに切り揃えるのが主流である(ぱっつん前髪[3]。サイドを頬のラインまで短くカットしたアレンジでは1920年代に流行したモダンガールの髪型(ボブカット、ブルックスカット)も思わせる。
スタイリング中川翔子銀河連邦大統領補佐官に就任したときの写真

一般にはロングヘアと呼ばれる髪型のアレンジのひとつであるが、自然なカールが出ないようにストレートアイロンを当て[4]、通常のロングとは異なり左右の前髪につながるサイドの髪の部分を顎にあたる長さで切りそろえ、アレンジによりぱっつん前髪や振り分け髪にする。ニュージーランドのコスプレイヤー結佳梨の女子高生姿

非常に特徴的なシルエットを作り出すが通常のロングヘアと異なりアレンジが拘束されてしまい、またせっかくのロングをサイドやフロントで大きくカットしてしまうことが欠点である。こめかみ部分からカットしたいサイドを残して一度後ろで結束してしまい、顎や頬のラインでカットしたのち元に戻せば無難に出来上がる。古典的な振り分け髪の場合は、フロントが長くなりすぎないよう適宜すき切りにし頭頂から左右に振り分け、場合によりヘアスプレーやヘアピンなどで纏める。後ろを束ねる、あるいは編み上げ、髪飾りを使用するのがむしろ古典的な盛装である。現代風アレンジの大胆なサイドカットの場合、顔と体格のバランスやカットによってはおかしなことになってしまいがちであり、事前にウィッグで確かめるなりするのが無難である。
脚注[脚注の使い方]^ かなり大胆に鬢削ぎが行われている例
^ “姫カットとは?可愛い切り方は?ショートカット/ボブ/ロング”. Cuty. 2022年11月10日閲覧。
^ 著:植田裕子, マーブルブックス「ロリータ衣装道楽」, ISBN 978-4123900867
^ なお「ストレート」が日本の伝統的美意識だとする解釈は正確ではなく、近世江戸期にはすでに中国文化の受容により縮毛が流行しており守貞謾稿にもその主旨の記述がある。鈴木昌子, 「日本における縮毛(II) : 洛中洛外図屏風(舟木本)と江戸名所図屏風を中心に」『山野研究紀要』 13巻 2005年 p.1-23, 山野美容芸術短期大学, doi:10.24714/yca.13.0_1。


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