現職首相によるプロ野球公式戦の始球式は、1957年3月30日に岸信介が、開幕戦となる巨人対国鉄戦でおこなったのが初めてで[21][22]、2022年現在まで唯一の事例である。ただし、日本選手権シリーズでは1960年第1戦で池田勇人が始球式をおこなっている[23]。
その他
独立リーグの四国アイランドリーグplus・愛媛マンダリンパイレーツは、2011年8月26日の徳島戦(松山中央公園野球場)の試合前にファンやスポーツ少年団の選手らにより「最大人数で行う始球式」に挑戦した。111組222人が成功を収め、ギネス世界記録に認定された[24][25]。このギネス世界記録は、2021年3月26日に中華職業棒球大聯盟の味全ドラゴンズが156組・312人で更新、さらに2023年9月30日に千葉ロッテマリーンズが本拠地の千葉マリンスタジアムで189組・378人の新たなギネス世界記録を樹立した[26]。 アイスホッケーでは、センターライン中央のフェイスオフ・スポットでフェイスオフを行う。 ゴルフでは、最初のパーティーがラウンドをはじめる前に、招待者がスモークボールを1番グラウンドのティーグラウンドから打つことが多い(行われない場合も多い)。 サッカーでは、コート外からボールを蹴ってコート内の審判にパスをする。正式には「キックイン」と呼ばれる(PKを蹴る場合もある)。スポンサー関係者、地元自治体の首長、チームゆかりの有名人、サポーター代表などが務める。 バスケットボールでは、ティップ・オフを行う(ティップ・オフ・セレモニー)。来賓が選手の1人にパスを渡し、ドリブルしてシュートを決めるのが通例である。来賓によってはフリースローを投げる場合もある。 バレーボールでは、サーブを行う。人によってサーブライン(自信有りの人)かアタックライン(自信無しの人)のどちらかに分かれる。 ラグビーでは、ペナルティキックを行う。キック力を要することから、サッカー選手などが招待されることが多い。 アメリカンフットボールでは、実際に試合の攻撃順・陣地を決めるコイントスのコイン投げを審判の代わりに来賓が行うことがある。なお、1948年の第1回ライスボウルでは、訪日したポール・ラッシュがキックオフを行った。 モータースポーツにおいて、新しいサーキットが完成した時には始球式ならぬ「始走式」でサーキットの完成を祝う。 空手・テコンドーでは、大会の開始前セレモニーとして行う「試割り演武」を始球式に掛けて「始割式」と呼ぶこともある。
それ以外の球技
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脚注[脚注の使い方]^ “始球式の歴史、トランプ氏は今年も「登板」せず”