妄想代理人
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

夫は脚本家で、後に少年バットに襲われ被害者の一人となった[注 9]。同居している姑を苦手とし、嫌悪と恨みを募らせる。
主婦
声 - 京田尚子、山口眞弓、津村まこと
第10話
マロミのアニメ化作品「マロミまどろみ」の制作過程を描いたストーリー。鳴り物入りで制作されることになった「マロミまどろみ」だが、そのスケジュールは切羽詰まりスタッフは皆追い込まれていた。そのさなか、制作スタッフは一人、また一人と少年バットの餌食となっていく。本編中の表記から、脚本を担当したのは9話に登場した鴨原美栄子の夫だということがわかる。
少年
声 - くまいもとこ「マロミまどろみ」の登場人物。ユニフォームを着た野球少年。
猿田 直行(さるた なおゆき)
声 - 吉野裕行「マロミまどろみ」の制作進行。24歳。非常に要領が悪く無能なので、よく織田や他のスタッフに激昂され恨みを買っている。しかしながら自分の非は一切認めず、反省をしないどころか彼らを逆恨みする。完成した「マロミまどろみ」のビデオテープをテレビ局へ運ぶ最中、眠気と少年バットの影に襲われ、現実と夢と妄想の狭間で揺れながら運転を続けた末に交通事故を引き起こした。
高峰 明弘(たかみね あきひろ)
声 - 広瀬正志「マロミまどろみ」の音響監督。声撮りの時点であまりに動画が完成しておらず、プロデューサーの平沼に苦言を呈する。
平沼 芳雄(ひらぬま よしお)
声 - 西村知道「マロミまどろみ」のプロデューサー。制作スケジュールの遅れにより気苦労が絶えない。
龍田 慎一郎(たつた しんいちろう)
声 - 堀川仁「マロミまどろみ」の撮影監督
織田 伸長(おだ のぶなが)
声 - 中村大樹「マロミまどろみ」の制作デスク。スケジュールを取り仕切る仕事柄、劇中何度も猿田に激昂し「死んでくれ」とまで言い放つ。最終的に猿田にバットで殴られてビデオテープを奪われている。
鰐淵 良宏(わにぶち よしひろ)[注 10]
声 - 江川央生「マロミまどろみ」の演出
鹿山 里子(しかやま さとこ)
声 - 松倉羽鶴「マロミまどろみ」の色彩設計。制作現場では数少ない女性。
蟹江 瞳(かにえ ひとみ)
声 - 沢海陽子「マロミまどろみ」の作画監督
熊倉 武則(くまくら たけのり)
声 - 朝倉栄介「マロミまどろみ」の美術監督。猿田によって自分の仕事の成果を台無しにされ、号泣してしまう。
佐藤 道子(さとう みちこ)
声 - 沢海陽子「マロミまどろみ」を放送するテレビ局NBN(NIPPON BROADCASTING NETWORK)の社員。
第11話

猪狩 美佐江(いかり みさえ)
声 - 小宮和枝猪狩の妻。45歳。生まれつき体が弱く、子供の頃から長くは生きられないと医者から言われてきた。また母体が出産に耐えられないため流産しており、子供はいない。医師から手術を進められているが、手術費用がないため通院を余儀なくしている。自宅で少年バットに狙われるが、逆に彼を精神的に追い詰め、退けることができた。最期は夫の妄想世界で彼に再会して別れを告げた後に息を引取るが、この行動により猪狩は正気を取り戻すこととなる。
犬飼 悟郎(いぬかい ごろう)
声 - 大竹宏工事現場の警備員となった猪狩の同僚。51歳。以前は窃盗の常習犯で、昔ながらの唐草模様の風呂敷をかぶった泥棒であり、猪狩に逮捕されたこともある。現在では窃盗業から完全に足を洗い、出所して警備員として真面目に働いている。
第12話

月子の父
声 - 加藤精三男手一つで月子を育てた。非常に厳格な性格で月子には恐れられていた。月子の過去の秘密を知る人物。
バーニーちゃん
声 - 渡辺明乃亀井の部屋にあるフィギュアのひとつ。馬庭の捜査に協力し、結果として彼を事件解決へのヒントに導く。
スタッフ

原作・総監督 -
今敏

シリーズ構成 - 水上清資

キャラクターデザイン - 安藤雅司

色彩設計 - 橋本賢

撮影監督 - 須貝克俊

編集 - 瀬山武司

音響監督 - 三間雅文

音楽 - 平沢進

プロデューサー - 鶴崎りか、宇田充、後藤秀樹、岩瀬安輝、長谷川徳司

アニメーション制作 - マッドハウス

製作 - 「妄想代理人」製作委員会(アスミック・エース エンタテインメントGENEON ENTERTAINMENT USA東北新社、マッドハウス、WOWOW

主題歌
オープニングテーマ「夢の島思念公園」
作詞・作曲・編曲 - 平沢進

同作のサウンドトラックに収録されたものとはアレンジ、ボーカルテイクなどが多少異なる。

エンディングテーマ「白ヶ丘-マロミのテーマ」
作曲・編曲 - 平沢進
各話リスト

※第8話から第10話は本筋とは交わらない少年バットにまつわるストーリーとなっている。

話数サブタイトル脚本絵コンテ演出作画監督美術監督放送日
第1話少年バット参上
水上清資今敏平尾隆之鈴木美千代池信孝2004年
2月2日
第2話金の靴鰐淵良宏遠藤卓司2月9日
第3話ダブルリップ高橋敦史赤堀重雄河野羚2月16日
第4話男道高橋敦史三原三千夫池信孝2月23日
第5話聖戦士吉野智美佐々木守
島崎奈々子島崎奈々子佐々木守猪田薫3月8日
第6話直撃の不安水上清資鶴岡耕次郎江口寿志3月15日
第7話MHz浜崎博嗣朝来昭子河野羚3月22日
第8話明るい家族計画うつのみや理池信孝4月5日
第9話IQ今敏
高橋敦史高橋敦史井上俊之
浜崎博嗣桐山成代4月12日
LDK板津匡覧岡田昌子
EBM今敏遠藤卓司川名久美子河野羚
OH鈴木美千代
HR三原三千夫高橋敦史三原三千夫池信孝
TKO今敏遠藤卓司井上俊之
鈴木美千代
濱洲英喜
羽山淳一上原伸一
UMA高橋敦史安藤雅司河野羚
SOS三原三千夫-
HH今敏遠藤卓司安藤雅司河野羚
ETCりんたろう板津匡覧池信孝
第10話マロミまどろみ吉野智美佐藤竜雄阿部純子
安藤雅司
山田勝哉河野羚4月19日
第11話進入禁止水上清資佐々木守
島崎奈々子島崎奈々子佐々木守池信孝4月26日
第12話レーダーマン高橋敦史三原三千夫5月10日
第13話最終回。今敏遠藤卓司鈴木美千代5月17日

その他

2006年10月21日TOHOシネマズ 六本木ヒルズ スクリーン1にて、全13話を翌朝まで一挙上映(途中に3回の休憩をはさむ)。第19回東京国際映画祭の特集上映であるアニメ上映企画 「animecs TIFF 2006」の一環で行われた、今の特集によるものである。なお、この特集で『パプリカ』の日本初上映が行われた。[1] ⇒[2]

本作のオープニングで「キャラクターたちが皆笑っている」のは、その不気味さからと「笑っている」という芝居はリピートが利くので、原画の手間も一気にダウンサイズ出来るという目論見からであった。[1]

小説詳細は「妄想代理人 (小説)」を参照
脚注・注釈^ “ ⇒KON'S TONE 妄想の十「笑う人、まどろむ人」 -その1- トレビアン”. 2021年9月14日閲覧。
^ 月子の住むマンションは510号室。また、入院した病室も510号室。
^ 鯛良優一のニックネームは「イッチー」
^ この話で蝶野晴美が少年バットの被害に遭う。
^ この番組における次回予告
^ 立候補者は8名。
^ このときのしゃべり方はオネエ言葉ではなくドスのきいた物となっていた。
^ 薬の最後の一粒を飲んだのにまだ残っていたことから違和感を覚え、自分達3人に影が無い(既に死亡している)ことに気付くが、他の2人にそのことを伝えず自殺の旅を続けている。3人の影は最初の練炭自殺前までは確認出来るが、それ以降、影は見当たらない。
^ 自殺者が電車に飛び込んだ後、移動している姿がゼブラには見えた。その後、ゼブラは辺り見回し目を擦る仕草をした。
^ 夫が救急車を呼ぶよう言ってもそっちのけで状況を訊こうとしていた。
^ 第2話では同名の絵コンテ担当者がいるが、これは監督・今のペンネームである(DVD6巻収録コメンタリー「妄想ラジオ」より)。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:85 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef