妄想代理人
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聖戦士に詳しく狐塚誠との会話が合う。猪狩と共に少年バット事件に翻弄されながらも、少年バットに立ち向かうが、狐塚誠の一件で職を追われる。無線マニアで、自宅の部屋には数台の無線が置かれており、退職後も無線で情報を集め少年バットを追い続けている。退職後は赤いマントと帽子を羽織るようになる。また妄想の世界では、丸型の眼鏡を裏から掛けることで、「レーダーマン」に変身する。武器は月子の実家で手に入れたバットを剣に変え戦うほか、終盤では月子と少年バットに関わる謎を突き止める重要な役割を担った。事件解決後は後述する謎の老人と同じ状態になってしまう。なお13(最終)話の夢告風のラストでは謎の老人の役割を担っている。
謎の老人
声 - 槐柳二病院入院している総白髪の老人で、いつも一心に数式のようなものをアスファルトや壁に描き続けている。第1話では式の解として510[注 1]の数字を、第2話では同様に1[注 2]の数字を、第3話では蝶の絵[注 3]を書き残した。物語の重要な役割を担っており、毎回の夢告[注 4]では、一見意味不明だが次回の話の内容を暗示しているともとれるセリフを語る。最期は馬庭に見守られ息を引取る。終盤から馬庭が「老師」と呼ぶようになる。
謎の老婆
声 - 京田尚子事件現場の近くでゴミを物色していたホームレス。月子が襲われた事件の重要参考人で、また目撃者でもある。事件直後から姿を消しており、月子の赤いバッグを所持している。後に事件当時、月子は一人だったと猪狩達に証言する。父親の務める会社が潰れ家族がバラバラになり、帰る家がなくホームレス生活を余儀無くされていた。また孫は叔母に預けられたが、すぐに家出したらしい。その後、台風により住処が大破し歩いていたところで川に流されてしまうも、救助され病院に運ばれて入院し、孫娘(柴崎みどり)と再会する。
少年バット
声 - 阪口大助謎の通り魔。金色のローラーブレードを履いて野球帽を被った小学5、6年生の少年で、くの字に折れ曲がった金属バットを片手にニヤニヤと笑いながら相手に襲いかかる。精神的な悩みを抱えていたり追い詰められた者の前に現れる。壁や空間を通り抜けることが出来る。通常は彼から逃げることは出来ないが、猪狩美佐江にだけは精神的に敗れている他、8話では逆に追い回されている。成長すると体が大きくなり顔も化け物に変貌を遂げる。最終的にはマロミにすがれなくなった人々の心が少年バットを無限に増長させてしまったことで、黒い固まりとなり大勢の人々を飲み込む。正体は鷺月子が10年前に生み出した妄想の産物で、それが現代に蘇ったもの。月子が愛犬マロミが通りかかった車に撥ねられ死んだことと真っすぐに向き合ったことで、その存在は消滅した。
少年バットによる被害者

偽少年バット(狐塚誠)による被害者も含む。
川津 明雄(かわづ あきお)
声 -
内海賢二第1話から登場。少年バットによる通り魔事件を追うルポライター(週間噂マガジン)の男性。37歳。交通事故を起こし、後述する相手の老人の息子に入院費と慰謝料を払うのに切羽詰っていた。通り魔事件のことを嗅ぎ付け、最初の犠牲者となった月子を記事のネタとして付き纏うが、途中で少年バットに襲われ2人目の被害者となった。
鯛良 優一(たいら ゆういち)
声 - 山口眞弓第2話から登場。事件発生現場の近くに住む小学生。11?12歳。武蔵野南小学校に通っている。年齢の割にクールでナルシスト。家庭教師・晴美に想いを寄せる。勉強、スポーツ、人気、全てにおいて完璧であり、何をやっても一番なことからクラスでは「イッチー」と呼ばれる人気者であった。児童会会長の選挙にも立候補[注 5]し自らも当選確実だと思っていたが、その矢先に金色のローラーブレードや野球帽などの外見的特徴から少年バットの疑いをかけられたことで一転、いじめの対象にされてしまう。それによりかねてから嫌悪していた牛山がクラスの人気者に成り上がり、全ては牛山のせいだと逆恨みする。そんな中、牛山と一緒に下校した際に彼が少年バットの被害に遭い、周囲の自分への疑いが増すことを予測して翌朝から自身の部屋にひきこもり疑われる恐怖に脅えていたところ、妄想の世界から少年バットに襲われ4人目の被害者となる。しかし、それにより疑いから解放されたため被害に遭ったことを喜ぶ。
牛山 尚吾(うしやま しょうご)
声 - 津村まこと第2話から登場。武蔵野南小学校に通う生徒。12歳。いじめが理由で優一の通う小学校に転校してきた小学生。前の学校のスクールカウンセラーに「何事にも積極的に挑戦する」ように言われたことから、児童会会長に立候補するなどしたことが功を奏し、「ウッシー」と呼ばれ人気者になる。そのせいで優一に嫌われるが、本人にはその自覚がない。優一と一緒に下校していたところで少年バットに襲われ3人目の被害者となるが、後に狐塚誠による犯行だったことが判明する。
蝶野 晴美(ちょうの はるみ)
声 - 三石琴乃第2話から登場。25歳。控えめで大人しい性格。眼鏡を掛けている。慈愛大学で笠秋彦の大学研究室の助手を務めながら、優一の家庭教師をしている(優一の事件後は見舞いをしている)。二重人格であり、ホテトル嬢のもう一つの人格「まりあ」が存在する。まりあの時の記憶はなく留守番電話を介して会話をしている。秋彦にプロポーズを受け夫婦になるが、入籍はしていない。自身が二重人格を抱えていることや裏の顔を秋彦は知らないため、彼に正直に告白すべきかを悩んでいる。まりあとの争いの最中、少年バットに襲われ5人目の被害者となる。
まりあ
蝶野晴美のもう一つの人格であるホテトル嬢。晴美の時の記憶はなく留守番電話を利用して会話をしている。晴美とは対照的に自由奔放で気性の激しい性格。


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