登山道には、日光市内から黒岩の頭、唐沢小屋を経由する長い尾根をたどるもの、霧降高原から天空回廊と呼ばれる1445段の階段を登り赤薙山を経由するもの、小真名子山との間の富士見峠から帝釈山を経由するものの3本がある。その中では、山岳信仰が盛んだったころの修験者の道である、日光二荒山神社からの道が主だが、道程の標高差が1800mもあり、登頂まで6時間を要する[1]。長い尾根沿いの登山道は、登山愛好家の間で女峰の馬鹿尾根と呼ばれ親しまれている。最近は霧降高原から登る人も多く、こちらは約5時間40分を要する[1]。なお、以前は霧降高原から赤薙山へはリフトが利用できたが、2010年にすべて廃止されて前述の階段が設置された。
山頂からは、日光連山、会津、越後、那須、筑波山、富士山などの山々を展望できる[1]。山頂の南東側にある雲竜渓谷は、稲荷川の源泉をなしており、深い谷に七滝をはじめとする多くの滝をかけており、冬場の氷瀑登りで知られる[1]。
参考画像
東武日光駅からの女峰山。
一里ヶ曽根2,300m付近からの女峰山。
女峰山から南西を望む。左から男体山、大真名子山、小真名子山。右奥に日光白根山。
山頂直下の祠
付近の山
帝釈山
大真名子山
小真名子山
男体山
太郎山
赤薙山
その他
1978年8月3日 - 軽飛行機(FA-200エアロスバル)が山麓に墜落。同月17日に偶然発見されるも乗員4人全員死亡[2]。
脚注^ a b c d e f g h i j ⇒「女峰山」(ヤマケイオンライン)
^ 不明の軽飛行機発見 日光山中 四人とも遺体で『朝日新聞』1978年(昭和53年)8月18日朝刊、13版、23面
関連項目.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキメディア・コモンズには、女峰山に関連するカテゴリがあります。
日本二百名山
砂川憲和 - 2006年に女峰山登山中に転落事故死したミュージシャン
女峰 (イチゴ) - 当山に由来
ニョホウチドリ - 当山で最初に採集されたことに由来
外部リンク
日本の火山 男体・女峰火山群 - 産業技術総合研究所 地質調査総合センター
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