中学校では義務教育課程に加え、週4時間の美術教育が行われる。高等学校では普通科教育課程に加え、週6?10時間の美術教育が行われる[18]。授業時間外の美術補講も行われる。
中学校では美術の基礎的な技術習得を中心に素描、着彩、彫塑、デザイン、版画、染色、工芸の他、素材の選び方、用具の扱い方、美術鑑賞マナーなど、美術の基礎知識の習得と技術力、表現力の向上を目指す。
高等学校ではより高度な技術習得を目的に、素描(鉛筆・木炭)、着彩(水彩・油彩)、彫塑・彫刻、版画、染色、工芸、陶芸、グラフィックデザイン、プロダクトデザイン、コンピューターグラフィックス、空間構成、美術史などを学び、技術力、表現力の向上と共に創造性の向上を目指す。通常授業課題(宿題)と美術課題の多い教育課程を構成している。
普通科教育課程では中学校からの内部生と、高等学校からの外部生とを混合する併設型中高一貫校教育を採用。高等学校入学試験では「学科試験」と「実技試験」の両試験が設けられる。
校風
クラブ活動、学校行事が盛ん。奈良・京都研修旅行(4・5月、中3・高3)、スケッチ旅行(5月、中1・中2・高1)、アトリエ訪問(5月、高2)、運動会(6月)、オーストラリア語学研修旅行(夏季、希望制)、ニケ国際美術展(秋季)、球技大会(9月)、10月の創立記念日前に開催される「女子美祭」は校内最大の催し。その他、美術鑑賞会(秋季)、スキー教室(冬季・希望制)、付属高等学校卒業制作展(3月)、パリ・イタリア研修旅行(春季・希望制)、美術館訪問(不定期)、演劇・バレエ鑑賞会(不定期)などが行われる。
生徒会組織である「鏡友会」(大正6年発足)に各実行委員会を設け、運動会、女子美祭、部活動など、生徒運営による学内活動を行う。
6月に開催される運動会ではパフォーマンスアート、創作ダンス、ファッション造形など視覚・舞台芸術の要素を取り入れた応援合戦を披露する。ダンスの構成・選曲・振付・衣装制作は全て生徒による自主制作。
創立記念日(10月30日)前に開催される「女子美祭」は、全生徒作品の展示、選抜クラス展示の他、女子美祭実行委員会運営による管弦楽、声楽、演劇、洋舞、バトントワリング、ファッションショー、各部活・同好会展示や発表会などで賑わう付属校最大の催しである。