奨学金
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第二種の対象者は都道府県立では職業能力開発校日本版デュアルシステム職業能力開発短期大学校専門課程、雇用・能力開発機構立では都道府県センター(職業能力開発促進センターを含む)の日本版デュアルシステム、職業能力開発総合大学校(研究課程及び応用研究課程を除く)、職業能力開発大学校の専門課程及び応用課程職業能力開発短期大学校の専門課程に在籍する学生及び訓練生である。

第一種の対象者は都道府県立では職業能力開発校(日本版デュアルシステムを除く)、職業能力開発短期大学校、雇用・能力開発機構立では、都道府県センター(職業能力開発促進センターを含む)(日本版デュアルシステムを除く)、職業能力開発総合大学校、職業能力開発大学校、職業能力開発短期大学校に在籍する学生及び訓練生である。

融資条件には経済的理由と成績基準があるが、第一種では特に優れた学生及び訓練生が対象となり、第二種では成績基準が緩くなっている。融資月額は、条件に応じて18,200円?85,000円(第一種)、40,000円?47,600円(第二種)である。

技能者育成資金の返還期間は最長16年以内である。以前は特定の職業(専修学校、職業能力開発総合大学校の教職員など)に指定された期間以上勤務すれば、返還が猶予及び免除される制度があったが、現在は廃止されている。
2009年4月以降の入校者対象

2009年4月の入校生からは、第一種、第二種の区分を廃止し、すべて有利子(年3%、ただし在校中は無利息)の貸付制度になった。対象者は、都道府県立では職業能力開発校、職業能力開発短期大学校、雇用・能力開発機構立では、都道府県センター(職業能力開発促進センターを含む)、職業能力開発総合大学校、職業能力開発大学校、職業能力開発短期大学校に在籍する学生及び訓練生である。融資月額は、条件に応じて18,200円?85,000円である。
技能者育成資金制度の拡充

技能者育成資金制度による職業訓練期間中の生活保障給付(2009年1月から施行)については、職業訓練期間中の生活保障給付を参照のこと。
技能者育成資金融資制度

技能者育成資金制度の終了に伴い、2011年より厚生労働省により創設された。労働金庫から有利子、無担保で一定限度額まで融資を受けることができる。2011年度の融資対象者と要件は、2011年4月時点において、職業能力開発総合大学校又は公共職業能力開発施設に在学し、満18歳以上で施設長の推薦があり、父母の直近1年間の所得が基準額以下であること等である。融資上限額は、普通課程の訓練生は1年あたり260,000円(自宅生)、310,000円(自宅外)、専門課程、応用課程、長期課程の訓練生、学生は500,000円(自宅)、590,000円(自宅外)、研究課程の学生は1,020,000円である。融資利率は年利3%、返済は10年間を限度とする。
あしなが育英会詳細は「あしなが育英会」を参照

病気事故災害自殺などにより親を亡くした子供に対し、高校、大学、専門学校に通うための奨学金を貸与・給付する。
国外留学者のための奨学金

日本国外への留学には多額の費用が必要となることが多く、奨学金を利用する学生も多い。「海外留学奨学金パンフレット」で概要がわかる。給付と貸与とある[21]
公費による奨学金

1964年より大学生を対象とするサンケイスカラシップ産経新聞社フジテレビジョンなどが主唱)があったが、1989年に事業は終了された。また、かつてのコンクール・ド・フランセ(朝日新聞社主催)は、2015年現在は財団法人日仏会館主催(後援:朝日新聞社他)の「日仏会館フランス語コンクール」となり、対象は学生に限らないが、応募資格に制限がある。2014年よりトビタテ!留学JAPANがスタートした。

これらの他に、ライオンズクラブロータリークラブAFS(高校生対象)などがある。
国費で実施されている奨学金制度

特定の目的のために国費によって運営されている奨学金制度である。いずれも管轄省庁の指定する職に一定期間勤務すれば返還免除となる。各省庁が管轄している場合でも、実施機関は都道府県である場合が多いが、以下の制度は国費によって運営されている。いずれも日本学生支援機構の奨学金との重複を認めている。
防衛省による貸費学生制度詳細は「自衛隊貸費学生」を参照

自衛隊法第98条に基づく制度である。技術貸費学生と衛生貸費学生があり、技術は工学系、衛生は歯学系の学生を対象としている。採用は例年十数名程度である。

奨学金ではないが防衛医科大学校では卒業後に任官拒否もしくは9年以内に自衛隊を退官する場合は、大学校卒業までの経費(最高5,021万円)を国庫に返還する必要があり、無利子での貸し付けとも捉えられる。
矯正医官修学資金貸与法による修学資金貸与制度

法務省所轄の奨学金制度である。医学専攻の学生のうち、卒業後各種矯正施設に勤務しようとする者を対象とする。貸与額は月15万円である。対象は医学部3学年以降で矯正医官として一定期間勤務しなければ返還する必要がある[22]
地方自治体による奨学金制度

都道府県レベルや市町村単位など、その募集内容や奨学金の額、そして、返済の有無など制度内容は千差万別ではあるものの、多くの地方自治体に制度がある。
民間企業による奨学金制度

民間企業が独自に実施する奨学金制度。


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