奥さまは魔女_(テレビドラマ)
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エリザベス・モンゴメリーは本作品出演中、当時の夫で映画監督・本作プロデューサーのウィリアム・アッシャーとの間に3人の子を儲けているが、第1子・長男ウィリアムJr.の妊娠は本作放送開始直前だったため、お腹が目立つ頃にはバスト・ショットや代役を使って乗り切った。1965年、第2シーズンが開始する頃、2人目の妊娠が発覚。この時にはそれを前面に出してドラマ上の設定でも「サマンサの妊娠」とし、次男ロバートの出産にあわせて「長女タバサ誕生」とした。この時の大きな反響を受け、1969年初頭の3人目の妊娠の際にも「サマンサの第2子妊娠」と設定、長女レベッカ・エリザベスの出産にあわせて「長男アダム誕生」としている。

サマンサの関係者
エンドラ(Endora)
演:
アグネス・ムーアヘッド、吹替:北原文枝、林洋子、津田延代[5]、追加吹替:谷育子サマンサの母。気が強く派手好きの魔女で各国のパーティーに参加したり旅行や買い物をするのが趣味。自慢の娘が下等動物(人間)と結婚した事が気に入らず、始終スティーブンス宅にやってきては娘の家庭を引っかき回す。基本的に魔女仲間以外を見下している事もあり、娘想いで行う行為が騒動の元になる事も多々ある。ダーリンの1番の天敵で、彼の事を「ダーウッド」あるいは「ドナルド」など「D」が頭文字の名前で適当に呼んで蔑んでいる。夫・モリースとの仲は冷え切っており、口論が絶えないが、魔法の実力では夫に敵わず、夫が登場すると姿を消す事もしばしば。名前は旧約聖書「サムエル記上」28章に出てくる「エンドルの魔女」にちなんだもの。エンドラはセイラム魔女裁判で知られるセイラム(吹替では「サレム」)出身の魔女の家系とされており、第7シーズンの第1話「ヒキ蛙の悩み (To Go or Not To Go, That is the Question)」でサマンサがエンドラの策略によって100年に一度のセイラムでの魔女会議に出席しなければならなくなるよう仕向けられるのを発端に、3話「ついてきちゃイヤーン! (Salem Saga)」から8話「魔力を失った魔女 (Samantha's Old Salem Trip)」において実際にセイラムでロケ撮影が行われた[6]

エンドラは日本にも馴染みの魔女専門店があるという設定で第3シーズン第17話『月が出た出た』でサマンサと来日し日本人店主と流暢な日本語の会話を披露している。ただし、話の騒動の原因となるアイテムが日本のイメージを悪くするためか吹き替えでは場所も店主の人種も日本とは関係のないものに変えられている。

モリース(モーリス)(Maurice)
演:モーリス・エヴァンス[7]、吹替:川久保潔島宇志夫サマンサの父。厳格で尊大な態度の魔法使い。サマンサを溺愛する半面、ダーリンのことは見下している為に、ダーリンを「ダニエル」や「デヴィッド」と呼んで蔑んでいる[8]。妻・エンドラとの仲は冷え切っており、顔を合わせると口論が絶えない。
アーサーおじさん(Uncle Arthur)
演:ポール・リンド、吹替:浦野光山内雅人エンドラの弟で大変ないたずら者。例にもれずエンドラとは仲が悪く顔を合わせれば、サマンサ達を巻き込んで姉弟喧嘩を始める。結婚まで考えた魔女のためにいたずら心を捨てた事があるが、スティーブンス家(文字通り家)に捨てた事により大騒動に発展させている。

演じたリンドは第1シーズンの『とかく女と車は・・・』(原題:Driving Is The Only Way To Fly)では自動車教習官のハロルドとして出演している。

セリーナ(Serena)
演:パンドラ・スポックス(Pandora's Box=パンドラの箱をもじったもの)=実際にはエリザベス・モンゴメリーの変名でダブルキャスト、吹替:北浜晴子サマンサとそっくりないとこ。黒髪である点が異なり惚れっぽく、恋愛遍歴も多い。見た目はサマンサと瓜二つではあるが性格はエンドラも手を焼くほど自由奔放。エンドラ同様基本的に人間(特にダーリン)の事は見下しているが、相手がイイ男となれば人間でもお構いなく受け入れて関係を持つ奔放さで過去にタイムトラベルした際、ダーリンの祖先にも手を出している。
クララおばさん(Aunt Clara)
演:マリオン・ローン、吹替:関弘子サマンサの伯母で趣味はドアノブ収集の魔女。魔法の力が年のせいで衰えており、自信喪失気味。空から落下してくる事も多い。間違った魔法でサマンサとダーリンを窮地に陥れる事もしばしば、更に呪文を忘れて事態を長引かせる事もあるが、温和な人柄で夫婦からは親しまれている。衰えに関してはエンドラを含む他の叔母たちには魔女の威厳にかかわると問題視されており、魔女の能力をはく奪したうえ残りの人生を人間以外で過ごす裁判にかけられた事がある。

演じたローンは本作の制作中、第5シーズン開始早々、1968年5月9日心臓発作のため急死。満79歳没。没後にエミー賞 コメディ部門助演女優賞が贈られている。

ハガサおばさん(Aunt Hagatha)
演:リタ・ショウ、ナンシー・アンドリュース、イザベル・マックロスキー、ケイ・エリオット、ドリーン・マクリーン、吹替:来宮良子ほかサマンサの叔母。
エンチャンドラ(Enchantra)
演:エステル・ウィンウッド、吹替:来宮良子サマンサの叔母。第3シーズン「タバサのテスト」に登場。
ダーリンの関係者
フィリス・スティーブンス(Phyllis Stephens)
演:マーベル・アルバートソン、吹替:
高村章子麻生美代子ダーリンの母。ダーリン同様エンドラからは会えば皮肉を言われるため、顔を合わせると一触即発な状態となる。シリーズ途中からは頻繁に魔法を目撃するようになるが、グラディスと違い自分の頭がどうにかなったと気にするようになる。
フランク・スティーブンス(Frank Stephens)
演:ロバート・F・サイモン、ロイ・ロバーツ、吹替:巌金四郎辻村真人館敬介井上弦太郎ダーリンの父。ダーリン、フィリスの扱いとは打って変わってエンドラからはダーリンの血縁者でありながら何故かそれなりに好意を持たれている。
ラリー・テイト(Larry Tate)
演:デヴィッド・ホワイト、吹替:早野寿郎、追加吹替:小島敏彦ダーリンの上司で社長。プライベートではダーリンと親友というほど仲が良い。結果に対して良くも悪くも「やってくれたな。」というニュアンスでの「この野郎 (son of a gun)」が口癖。堅物なダーリンと異なり、利益(こと大口契約)のためならあっさり意見を百八十度変える、ダーリンにクビをちらつかせるなど効率的でお調子者。基本的に契約が全てという姿勢ではあるが、第7シーズン第13話「水玉姉妹 (Sisters at Heart)」のように相手がレイシストだと判明した後は自分から契約を断るなど常識人の面も持っている。ダーリンはラリーに対し全幅の信頼を置いているようで友人や取引相手から好待遇での引き抜きや独立を持ち掛けられた際、裏切れないと誘いを一蹴している。
ルイーズ・テイト(Louise Tate)
演:第2シーズンまでアイリーン・ヴァーノン→第3シーズンからケイシー・ロジャース、吹替:赤木靖恵→水城蘭子ラリーの妻。
ベティ・ウィルソン(Betty Wilson)
演:ジル・フォスター、吹替:増山江威子ダーリンの秘書。
スティーブンス家 の向かいの住人
グラディス・クラビッツ(旧姓グルーバー)(Gladys Kravitz)
演:第2シーズンまでアリス・ピアス
→第3シーズンからサンドラ・ゴールド、吹替:川路夏子、追加吹替:京田尚子お向かいの奥さん。サマンサの魔法を目撃してからは始終スティーヴンス宅を見張っている。何度もサマンサ達の魔法を目撃しているが、生来のおっちょこちょいな性格のため夫のアブナーに訴えても全然信じてもらえず、ようやくアブナー自身が確認した時には魔法が解けている、他の場所に移動しているなどして証明できないのがお約束となっている。基本的に事態を悪化させるトラブルメーカーだが、クララおばさんが忘れていた呪文を覚えていたお陰で事態収拾の役に立った事もある。ただしこれも本人は魔法を目撃した事を訴えていただけで意図しての事ではなかったのだが。

初代グラディスを演じたアリス・ピアスは番組開始の時点で末期の卵巣癌との診断を受けていたが、周囲にはその事実を隠して役に臨んだ。しかし第2シーズンの開始時点で著しい体重の減少と体力の低下が顕著となり、結局シーズン終了を待たずして死去。48歳没。第2シーズン最終話(第38話)『ズボンが落ちて』が最後の出演で、回想シーンで登場する演出にして追悼された。没後にエミー賞 コメディ部門助演女優賞を贈られている。

アブナー・クラビッツ(Abner Kravitz)
演:ジョージ・トビアス、吹替:塩見竜介、追加吹替:麦人お向かいのダンナさん。グラディスの夫。のん気な皮肉屋。趣味は多彩だがあまり長続きしない。現在の基準では問題がある扱いだが、妻の言動は基本的に精神疾患として扱っている。
ハリエット・クラビッツ
演:メアリー・グレース・キャンフィールド、吹替:麻生みつ子アブナーの妹。第2シーズン第30話『クサイとにらんだ』から、初代グラディス役のアリス・ピアス死去に伴い、グラディスの代役として登場。
その他
エスメラルダ(Esmeralda)
演:アリス・ゴーストリー
、吹替/野沢雅子、京田尚子アダム妊娠中のサマンサが頑なに魔法を使わず人間として家事全般をこなす様子を目の当たりにしたエンドラが連れて来たお手伝いさん魔女。不安を感じたりすると姿を消す癖があり、くしゃみやしゃっくりをすると無意識で魔法を使ってしまうが何処でどんな事が起こるかはエスメラルダ本人も予測できない。ただ、この魔法を無意識に発動する設定は直ぐに使われなくなりクララおばさんのように魔法が空回りして騒動を巻き起こすキャラにシフトしていった。

演じるアリス・ゴーストリーは第2シーズンで別の役でゲスト出演しており、アリス・ピアス死去後にグラディス役を打診されたが断っている。

ドクター・ボンベイ(Dr.Bombay)
演:バーナード・フォックス、吹替:富田耕生寄山弘滝口順平本来は魔女専門の医者だが人間や植物を診る事も出来る。初期は入浴中、中期以降は何かしらの競技で新記録が出せそうな瞬間、後期は主に看護婦との競技中(比喩で実際は下ネタ)に呼び出しを受けるのがお約束となっていた。患者の症状を診断しすぐさま治療できる腕を持っているが、一見完治出来ているように見えて実は副作用がありそれが騒動の原因となるのが定番となっている。演者のバーナード・フォックスは第2シーズンの第29話『サマンサ消される』(原題:Disappearing Samantha)に別役でゲスト出演している。
探偵リーチ
演:ロバート・ストラウス、吹替:北村和夫私立探偵。サマンサの魔法を目撃し、ゆすりにやってきた。
デイブ
演:ジーン・ブレイクリー、吹替:熊倉一雄ダーリンの飲み友達の弁護士。
酔っぱらいの男性
演:ディック・ウィルソン、吹替:八奈見乗児ダーリンの飲み友達。
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