奈良県
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墨は全国シェアの95%が奈良県産品であり[16]、茶筅は生駒市高山で全国シェア90%以上を占める[17]

金魚では大和郡山市が国内の代表的な名産地として知られている。近年では金魚すくい大会(全国金魚すくい選手権大会)が賑わいを見せ全国から参加者が集まっている。出荷匹数は日本一である。ただし、唯一水産試験場が無い県である事もあり、金魚の疾病などは県畜産課・家畜保健所が扱っている。

素麺の四大産地である(桜井市三輪素麺)。また、手延べ素麺の三大産地の一つでもある。

吉野地域の山間部において、林業が県南部の基幹産業となっている。吉野杉のブランドで知られる。

中和地域において、靴下広陵町)や野球のグラブなどスポーツ用品の生産も高いシェアを得ている。

三郷町では江戸時代、農家の農間渡世としてわら草履生産が行われており、現在もその伝統を継ぐ和履き製造(雪駄草履)を継承している。

金融機関

南都銀行

りそな銀行 ※旧 奈良銀行が合併した。

生活・交通
警察

奈良県警察

交通
空港

奈良県内に空港はない。
鉄道

奈良県は日本で初めて県内の鉄道路線が全て電化された県である。このような都道府県は当県を含め1都1府3県しかない(旅客営業を行う路線のみ)[注釈 1]。また、県内には気動車による定期列車が存在しない[注釈 2]。JRの駅は33駅、近鉄の駅は90駅と近鉄の方が3倍近くも多く駅を有し、列車の設定本数などもおおむね多い。特に、人気の観光地の最寄駅はその殆どが近鉄の駅である。2006年3月に急行「かすが」が廃止されたことにより、奈良県はJRの鉄道路線がある46都道府県で唯一、JRの定期特急・急行列車が1本も走っていない県となっていたが[注釈 3][注釈 4][注釈 5]2024年3月より平日限定で特急「らくラクやまと」が運転を開始したことにより、1967年に廃止された特急「あすか」以来、約57年の復活となったほか、民営化後では初のJR定期特急となった。近鉄の特急は大阪線などで多数走っている。

運営する鉄道会社はJR西日本と近鉄の2社のみであるが、近鉄は大阪市高速電気軌道(Osaka Metro、旧・大阪市営地下鉄中央線京都市交通局京都市営地下鉄烏丸線阪神電気鉄道 阪神なんば線相互乗り入れを行っている。路線バスも含め、同県の公共交通は近鉄グループが多勢を占める。

大阪メトロと京都市営地下鉄が近鉄に直通という形で奈良県内に乗り入れているが、首都圏以外地域での異なる地下鉄事業者の車両が一つの県に乗り入れるのは他社線直通という形ではあるが、これは奈良県が唯一である[注釈 6][注釈 7]

なお、貨物輸送においては離島県の沖縄県を除き日本貨物鉄道(JR貨物)の営業拠点(オフレールステーションも含めて)が一切ない。
年間総輸送人員

JRは1日平均乗車人員、近鉄は1年間の総乗車人員[18]

(下表のJRの乗車人員は各年の日数を積したもの)

年間総乗車人員JR近鉄
2017年32,522,230人138,446,546人
2018年32,275,855人137,444,648人
2019年32,055,760人136,796,035人
2020年25,162,500人104,209,793人

西日本旅客鉄道(JR西日本)


関西本線大和路線

桜井線(万葉まほろば線)

和歌山線

近畿日本鉄道(近鉄)


奈良線

大阪線

けいはんな線

生駒鋼索線

生駒線

京都線

橿原線

田原本線

天理線

南大阪線

吉野線

御所線

バス

県内の路線バス・県内発着の高速バスは、奈良交通(奈良交通と子会社のエヌシーバス)がほぼ独占する。

他に同じグループの近鉄バスおよび三重交通が県外から乗り入れるほか、南海りんかんバスもわずかに奈良県内を走行する。また、西日本ジェイアールバス高速バスのみ運行しているが、かつては奈良市や五條市周辺で一般路線バスも運行していた。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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