太田光
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オールスター感謝祭』(TBS系列)の「赤坂5丁目ミニマラソン」のランナーに立候補し、マラソンに出場しなかった人物のゼッケン[注釈 3]を着用して走った[72][注釈 4]。2008年12月に鼠径ヘルニアの手術で全身麻酔を受け、確認の為に医師から名前を聞かれた際に「木村拓哉です」と名乗った[73]。2016年11月に亡くなった母・瑠智子の告別式での喪主の挨拶の冒頭と終盤に「ドナルド・トランプです」と名乗った[18]。後述の裏口入学報道に関する裁判の冒頭に行った嘘偽りを述べないことを誓う宣誓の場面で「伊勢谷友介」と名乗った[74]。妻の光代と共に出席した『日本ネーミング大賞2020』の冒頭で「アンジャッシュ渡部です」「宮崎謙介です」などと同年に不倫で世間を騒がせた人物の名前を名乗った[75]。『TBSドキュメンタリー映画祭 2022』のアンバサダーに就任した際の会見で「恵俊彰です」と名乗った[76]

シュールな妄想をする代表的な例は以下の通り。「もしも、冬が寒くならず、臭くなってくるとしたら」 「もしも夏になると痛くなるとしたら」 - 1990年代に演じていた漫才より[77]。「空から降ってくる雨が、飴玉だったら楽しいのにな」 - 1998年4月26日放送『情熱大陸』より[78]。「もしも地球にやって来た宇宙人が初めてラーメンを食べたらどんな反応をするか」 - 1998年に発売したVHS『爆笑問題のハッピータイム』より[79]。爆チュー問題のコントもそういった発想を活かした内容が多い[80]。また、自身の小説にも『笑って人類!』に登場する「人間の魂を宿したロボット」「樹脂素材で出来た黒ずんだ肺などに代表されるグロテスクなパッケージデザインで且つ一本取り出す度に『死ネ』という音声が流れるたばこ」「グルメサイトなどと同じ要領で国民につけられる順位」などのようにそういった発想を活かしたアイテムやシステムが登場する[49]

下ネタ多くの番組で行っており、共演者や朝の生番組である『サンデージャポン』(TBS系)のスタッフから止められる事もある[32][81]花田紀凱は爆笑問題の下ネタを「品が悪くない」と肯定的に評価している[82]

ピエロのコスプレをするピンで出演した『FNS27時間テレビ』(2013年2017年2019年)や2021年2月の田中の療養中に出演した『ENGEIグランドスラム』で披露[83][84]。後者では田中の病状、木村有希の知人男性に関する不祥事、新型コロナウイルス感染拡大による東京オリンピック・パラリンピックへの影響などをネタにし、オチのウケが今一つだと「プぺルしてますか?」という謎の言葉をブリッジとして用いるという急遽制作したスタイルの漫談を行っている[84][85]。『ENGEIグランドスラム』のMCのナインティナインは田中の不在を逆手に取ってピンで出演した太田の英断を称え、後に岡村隆史矢部浩之が共々口を揃えて「面白かった」と『ナインティナインのオールナイトニッポン』で語っている[85]。太田によると、ピエロを好む理由は母に「サーカスの中でピエロが一番すごいんだよ」と教えてもらったことがきっかけで、「道化っていうのは、綱渡りから何から全部できる人じゃないとできない。『これ、全部失敗したフリだから』って教えてくれたんです」「チャップリンもそういう人じゃないですか、なんでもできるんだけど(あえて)失敗してみせる。そこが原体験だと思います。だから、いまだにピエロのメイクが好きで」と語っている[86]

他の芸能人のギャグ・ネタ・話題となったフレーズを発する

太田が聴取している地方局のラジオ番組(後述)のパーソナリティの名前(「横山コノヤロー!」[87])やギャグ(和歌山県を中心に活動する落語家桂枝曾丸の「あで?」[88]など)を無関係の番組や漫才の冒頭で叫ぶ

「助けてくれぇ?!!」などの本筋とはまったく関係のない言葉を発する[89]太田はこの言葉を叫ぶことについて「“これから漫才をやるから助けてください”っていう心からの叫び。不安でしょうがないの」としており、観客への呼びかけである旨を語っている[90]

裏口入学報道(後述)関連[91]

など。
お笑い・同業者に対する批評眼

タイタンの後輩のキュウの二人は太田のことを「『芸人が考えることが一番面白い』という考えで芸人を大切にする人」と評しており、その意識が「所属していればどんなに売れていない芸人でも”タレントさん”と認識して扱ってくれる」「ネタ見せでも、プラスアルファになるような提案をしてくることが多い」といったタイタンの社風にも繋がっていることが語られている[92]。また、太田はタイタンライブに他事務所の芸人をゲストとして呼び込む際に行うオーディションに関しても、審査をする作家達に「芸人に対してダメ出しだけはしないでくれ」という忠告をしている[93]。後輩芸人に対する気遣いもあって、塙宣之ナイツ)からは「やさしいよね。太田さん」と言われるなど、人柄に対する評価にも繋がっている[94]

2022年度の『M-1グランプリ』優勝者となったタイタンの後輩のウエストランドの漫才に対して「(『M-1』の審査員だった)富澤(たけし)とか(博多)大吉とか塙(宣之)とか、みんな下向いてんだよ。松本(人志)さんもそうだけど。富澤も言ってたけど“僕らも共犯ですからね。笑った人みんな共犯ですからね”って、あれが、要するにウエストランド見てたときに、リアクション取らざるを得ないんだよ」「芸人の性なんだよ。そうすると、ウエストランドの漫才に、全員参加しちゃったんだよ。俺そこが一番感動して。やっぱ芸人ってすげえな!って思って、すごいそこが一番ゾクゾクした。だから、井口(浩之)は全員巻き込んだんだよ! だから勝ったんだと思うんだけど」と評価している[95]。また、ダウンタウンの漫才を「すごいな、立ち話みたいな感じで漫才をやるっていうのが。俺らにはできないスタイルだから、めちゃくちゃおもしろかった」「あれが本当の漫才のスタイルだな」と高く評価したり[96][97]アンジャッシュが行っていた『すれ違いコント』に対して「シェイクスピアの喜劇のような、勘違い、誤解、言葉遊びだ」「よく出来ていて、初めて見た時はこれほど達者だったのか、と驚いた」「実にスマートなコントだった」と評価したり[98]ハライチが行っている『ノリボケ漫才』に対して「漫才のフォーマット、あれはもう画期的だ」と評価し、2009年に初めて『M-1』に出場した際に行ったネタを「その年はハライチが一番面白かった」と語るなど、タイタンの芸人のみならず他事務所の芸人のネタや芸風に関しても的確な批評を度々行っている[99]。一方で『M-1』を始めとした賞レースの審査員をすることに関しては「依頼があったとしても断ると思う」とし否定的な見解を示している。理由として「笑いの世界の正解なんて、俺には本当にわからない」「せっかくのあの大会の緊迫感をぶち壊してしまう予感がある」「審査よりも先に、とにかく自分がウケたくなっちゃうっていうね(笑)」「『いまこの場で0点とか出したらどうなっちゃうんだろ?』『いやいや、さすがに『M-1』でそのボケはダメだろ』という葛藤はあるだろうけど、やっぱり0点を出してしまう気がする。いや、絶対に出す。俺にはその誘惑に勝てる自信が一切ない」と語っている[93]


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