太田光
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同じ名前で嫌な思いしてきたと思う」としながらもエールを送っている[258]。2019年12月29日、楽天の太田はスタジオ生出演し、初めて対面した[259]

妻が言うには熱いお風呂に入っている。

結婚指輪を普段からつけている。高額なものでは無くお金がない時代での結婚だったため、1万円程度。新しく買うつもりはない。『爆チュー問題』ではネズミの役でたなチューと2人暮らしという設定なため「現実味がないように」と結婚指輪を外しているが、外すのに時間がかかるという。

評価

相方の田中裕二は一般的には太田の言動にツッコミを入れたり窘めたりするイメージがあるが、実際のところは「意外にアイツ(太田)のこと好きなのよ」「誤解してるかもしれないけど。いつも怒ってるけど」と述べ太田の人柄や才能に敬意を払っており
[260]、太田ひいては爆笑問題の芸風の方向性については「『あんた(太田)がそう決めてやるなら付き合いますよ』という感じ」と述べ、全幅の信頼を寄せている[261]。また、お互いにサザンオールスターズのファンということも仲良くなるきっかけの一つだったため、田中は「サザンがいなかったら? おそらく爆笑問題は誕生していないですね。まず太田と仲良くなってたかどうかが危ういんで。友だちの延長上に爆笑問題がありました」と語っている[197]

独特な発想力は高く評価されており、1998年4月26日に放送された『情熱大陸』の終盤では上述した「空から降ってくる雨が、飴玉だったら楽しいのにな」というシュールな妄想をした際の映像が流れ、その発言の後に「太田光は天才である」という窪田等のナレーションを被せる演出がなされた[78]

尊敬する立川談志は自身のナンセンスな言葉に見事な受け答えをする太田に対して全幅の信頼を寄せていた[44]桑田佳祐(サザンオールスターズ)も爆笑問題の漫才や『検索ちゃん』を始めとした番組を楽しみに視聴したり、感銘を受けた本として『マボロシの鳥』を挙げるなどして、太田の才能を認めている[197][262]木村拓哉は『文明の子』について「あれよあれよと読み進めてしまい、普通におもしろいじゃんって思ってしまった。テレビではあんなめちゃくちゃやっているのに、こんなにしっかり書いてくれているんだっていうギャップもありますよね。すごいファンタジーでもあるし、この本を通じて訴えかけたいメッセージがあとから染み伝わってくる」と語っている[263]佐野元春も『笑って人類!』を全て読んだことを太田に語り、同作の映像作品化を望む発言を行っている[264]。また、岩井勇気ハライチ[265]空気階段[266]若林正恭オードリー[266]又吉直樹ピース[267]嶋佐和也ニューヨーク[268]中田敦彦オリエンタルラジオ[269]劇団ひとり[270]永野[271]ラランド[272]などの後輩芸人や永山瑛太[273]酒井若菜[243]花澤香菜[274]真木よう子[56]などの著名人からも慕われている。

ラリー遠田からは「自分が思っていることを伝えようとすることに関して、これほどの情熱を持っている人は芸人の中でも珍しい」「私の知る限り、タレントの中で彼ほど私憤と義憤を厳密に区別して話をする人はいない」と評価されている。また、政治的な思想においても多面的な見方をしていることを指摘している[4]

一般的に太田は変わった人物で、田中はまともで普通の人間というイメージを持たれることが多いが、ウエストランド井口浩之は太田夫妻と田中は共々変わっていると指摘し「奇跡のバランスで保たれている」と評している。また、古坂大魔王も太田に対しては「(田中や光代と比べると)3人(の中)で一番まとも」と認識している[275]

伊集院光は尊敬する太田の行動として「気に入った話を何度も話すこと」を挙げており、「太田さんはよく同じ話するんだけど、そのときどきでカメラアングル(焦点を当てる場所)が違う」「同じ話を頻繁にしても、その中身が“ある時は爆笑もの、ある時はせつない話”といった具合にまるで『古典落語を聞いてる』ような感覚にさせるのでいつも面白い」と語っている[276]。また伊集院は「僕はバランスがとれない太田さんが好きです」「なかなかバランスがとれないから、色んなことに巻き込まれますけど。あの人がちゃんとバランスがとれるようになったら、なんか分かりませんけど、色々オシマイだと思ってます」とも語っている[277]

事務所の後輩のハギワラマサヒト(元キリングセンス)が肝硬変で入院し、余命半年と宣告されていた際には「死ぬな!」と励まし続け、生存させるための方策を徹底的に調べ上げ、太田や仲間達がホームページで手術費用の募金を呼び掛け、さらには支援団体にも協力を要請するなど尽力した結果、アメリカで肝臓・腎臓の同時移植手術を施された後、日本に生還している。なお、アメリカでの手術には、医療費・渡航費・滞在費含めて、約5000万円もの莫大な資金がかかっている。このエピソードはエキサイトニュースでも取り上げられ、「テレビの前では、芸人としてある種のヒールを演じている太田ですが、本当は仲間想いの熱い男なのかも知れません」と評された[278]。また、前述したRCCアナウンサー・横山雄二に「お前、まず自分の身体を気をつけろ」といった励ましのメールを平成30年7月豪雨が発生した際に毎日のように送るなど、交流のある人物の体調を気にかけるエピソードは多く存在する[226]上田晋也くりぃむしちゅー)も熊本地震発生時や新型コロナウイルスに感染した際などに太田が先述と同様の内容や上田の家族及び親族を心配する内容のメールを頻繁に送ってきた旨を語っており、「意外な一面として、かなり優しい人でもある。ああ見えて実は一番優しい人なのかもしれない」と評している[279]。同期で親交がある松村邦洋は太田の人柄を「困っている人がいたら助けるタイプなんです」と語っており、若手時代に自身を気にかけてくれたことに感謝している旨と敬意を語っている。ちなみにかつて太田は太田プロから独立して仕事が激減していたにもかかわらず気に入らない仕事はしないというスタンスをとっていた時期があり、それを見かねた松村は「太田さん、仕事を選ばないでください」と諭している。太田はこれを聞き入れたことがきっかけで仕事に対する向き合い方を改めるようになったことを明かしている[280][281]

芸に対する真摯さや信念の強さに高い評価がある一方で、前述した無鉄砲な発言に苦言を呈されたり「話が長い」「滑舌が悪い」「ボケの加減を知らない」と指摘されることも多い[282][6][89]。また、齊藤京子日向坂46)は太田の知的なイメージと芸人としての芸風のギャップを「想像していた方とはちょっと違って…。結構“おふざけ”されるのがお好きな方なんだな、と…」と形容しており、これに対して太田は「仕事として30年以上、おふざけをやってきたんだけど(笑)」と大爆笑しながら反論した[25]。また、嶋佐和也(ニューヨーク)も自身のTwitterで『芸人人語』を称えたうえで「それにしても文章だとこんなにも思慮深くて優しい人がスタジオだとなんであんなめちゃくちゃなんだろう! あの人たぶん二重人格だと思います!」と冗談を交えて語っている[268]

吉田豪は太田のことを「誰よりも空気が読めないし、生放送の短い尺で自分の意見を言うことが致命的に下手である」「彼はラジオなり文章なりでじっくり語らないと一切真意が伝わらない人」「いつでも誰よりも迷い続けている。だから話が長くなるし、どうにか短くまとめようとすると誤解しか産まないことになるのだろう」「太田さんは誰でも容赦なくいじるけど、誰でも区別なく救おうともする人で、それがいつも言葉足らずだからよく炎上するんだと思ってます」と評している[283][284]
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