太極図
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太極図(たいきょくず、正体字: 太極圖、簡体字: 太??、Pinyin: taijitu、Wade-Giles: t'ai?chi2t'u2、: Yin Yang)は、太極を表すための図案。陰陽太極図や陰陽魚とも呼称される。

易経』繋辞上伝にある「易に太極あり、これ両儀を生じ、両儀は四象を生じ、四象は八卦を生ず(易有太極、是生兩儀、兩儀生四象、四象生八卦)」に由来し、宋易(宋代から興起した朱子学系統の易学)や道教において重視された。

太極図は歴史上、下記のようにさまざまに描かれてきた。ただし、どの図においても太極自体は○()で表された。
五層周氏太極図

太極図が文献として確認されるのは北宋周敦頤の著した『太極図説』(1070年)が最初である。『易経』繋辞上伝における「太極 - 両儀 - 四象 - 八卦」にもとづきつつ陰陽五行や『老子』の無極を取り入れて万物化生にいたる宇宙生成モデルを表した。一番上の太極(=無極)から陰陽五行男女、万物と生成される過程が描かれている。南宋の朱熹は太極=と定義してこの図を重視し、『太極図説解』を著して朱子学を補完するための基礎文献とした。

この太極図の由来については周敦頤の創作とする説と先行する道教系統の図があったとする両説がある。周敦頤作とするのは友人潘興嗣が撰した『濂渓先生墓志銘』にある「尤も善く名理を談じ、易学に深く、『太極図』『易説』『易通』数十篇を作れり」という記述がもとになり、朱熹もこれを信じた。一方、周敦頤作を疑うのは南宋初の朱震の「陳摶は「『先天図』を以て?放に伝え、放は穆脩に伝え、穆脩は李之才に伝え、之才は邵雍に伝う。…穆脩は『太極図』を以て周惇頤に伝え、惇頤は程頤に伝う」という発言にもとづいており、早くには陸九淵がこれにより「朱元晦に与える書」において懐疑を提示している。朱子学を批判し、考証学を重んじた清代の儒学者たちは「太極図」は周敦頤の作ではなく、道教に由来すると主張した。朱彝尊は『太極図授受考』において「以来の儒者たちには『易経』について語っても太極図についての言及はなく、ただ道教の『上方大洞真元妙経』が太極・三五の説を著し、玄宗御序・東蜀衛h注の『玉清無極洞仙経』に無極・太極の図がある」と述べた。また黄宗炎は『太極図説辨』『図書辨惑』などにおいて周敦頤太極図は五代末の道士陳摶の伝えたという3つの易図の一つ「無極図」に由来するとし、また陳摶無極図の第3層「五気朝元図」は『周易参同契』(内丹の基本経典)に基づく「三五至精図」に、第2層の「取坎填離図」は『参同契』の「水火匡廓図」に由来するとして方士の錬丹術にもとづいているとした。現在では、この清朝の学説を踏襲する人も多いが、周敦頤太極図が先行し、道教で無極・太極の概念を教義に取りこんでいく過程で逆にこれらの諸図が作られていったとする説も有力である。
陰陽魚

陰陽勾玉巴
(寿の字巴)

陰陽魚太極図

この形をした太極図は、陰陽太極図、太陰大極図ともいい、太極のなかに陰陽が生じた様子が描かれている。この図は古代中国において流行して道教のシンボルとなった。白黒の勾玉を組み合わせたような意匠となっており、中国ではこれをの形に見立て、陰陽魚と呼んでいる。黒色は陰を表し右側で下降する気を意味し、白色は陽を表し左側で上昇する気を意味する。魚尾から魚頭に向かって領域が広がっていくのは、それぞれの気が生まれ、徐々に盛んになっていく様子を表し、やがて陰は陽を飲み込もうとし、陽は陰を飲み込もうとする。陰が極まれば、陽に変じ、陽が極まれば陰に変ず。陰の中央にある魚眼のような白色の点は陰中の陽を示し、いくら陰が強くなっても陰の中に陽があり、後に陽に転じることを表す。陽の中央の点は同じように陽中の陰を示し、いくら陽が強くなっても陽の中に陰があり、後に陰に転じる。太極図は、これを永遠に繰り返すことを表している。魚眼の位置は下記で述べるように古来のものでは左右に置かれていたが、現在流行のものは上下に置かれることが多い。これを陽極まれば陰に転じ、陰極まれば陽に転ずることを表しているとするのはを上下に配する先天図による説明様式であり、陽中の陰、陰中の陽とするのはを上下に配する後天図による説明様式である。これは次項の来知徳太極図の影響を受けていると考えられる。

この陰陽魚の太極図の作者は分かっていない。その起源となる図 ⇒[1][2][3]について早くに言及したものに初の趙ヒ謙『六書本義』がある。しかし、そこでその名称は太極図ではなく、「天地自然之図」または「天地自然河図」であった。これは三皇五帝伏羲が天地自然に象って八卦を作ったという伝説や黄河から現れた龍馬の背にあった河図にもとづいて八卦を作ったという伝説による。趙ヒ謙はこの図を蔡元定(朱熹の弟子)がの隠者から得て秘蔵していたもので、朱熹も見たことのなかったものだと述べている。その後、章?の『図書編』において「古太極図」の名で収録され、また趙仲全『道学正宗』ではこれに円内を八等分する四線の入った図を「古太極図」として収めた ⇒[4]清代になると考証学が隆盛し、胡渭は『易図明辨』を著して宋学の図書先天の学を攻撃し、これらの図は道教に由来して儒教のものではないとする論を展開した。そして、「古太極図」は五代末の道士陳摶が伝えたという3つの易図の一つ「先天図」であり、錬丹術の基本典籍『周易参同契』に由来するとした。これによりこの図は「陳摶先天図」「先天太極図」などとも呼ばれるようになった。

現在のものは魚頭が幾何学的な半円になっているが、これらの図では円の中央で反対側まで細長く伸び、互いに食い入る形になっている。また魚眼は古い図では円形ではなく、滴状であった。円で太極を、黒白の色で陰陽を、黒地と白地の配置で八卦を表し、これ一つで『易経』繋辞上伝の「太極 - 両儀 - 四象 - 八卦」の生成論をすべて含んでいる。ここで円内の白黒の配置は伏羲先天八卦に対応しており、円の外側に八卦が一緒に描かれる図もある。このことは円内を8等分する4つの直線が描かれた趙仲全の「古太極図」で分かりやすく、扇状の領域内で円側から尖端に向かって初(下爻)、第2爻(中爻)、第3爻(上爻)の陰陽が表されている。というように陽気が東北(左下)から始まり南で最も盛んとなる様子は、白地が外側から内側に段々広がっていき、中心から真上にかけてすべてが白地になる様子で描かれ、というように陰気が西南(右上)から始まり北で最も盛んになるのは、黒地が外側から内側に段々と広がっていき、中心から真下にかけてすべてが黒地になることで描かれる。


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